企業インタビュー

株式会社ティーガイア

第2回 労働時間削減部門大賞

企業概要

企業名 株式会社ティーガイア
設立 1992年2月
スタッフ数 4,352名(2017年4月1日現在)
売上利益
主力事業 携帯電話等の販売及び代理店業務/ソリューション、ブロードバンド等通信サービスの販売取次業務/決済サービスその他新規事業

インタビューした背景

ホワイト企業アワード労働時間削減部門で大賞を受賞されました。地域も責任者も異なる複数の店舗に対して施策を実行し、かつ結果を出されている点についてお伺いいたしました。

  • インタビュイー :  執行役員 コーポレート戦略本部 人事・総務部長 大和田様/コーポレート戦略本部 業務改革推進部 副部長 木原様
  • インタビュアー :  日本次世代企業普及機構 事務局 下雅意/近藤

労働時間削減部門賞受賞の背景について

本アワードにご応募いただいた理由・狙いについて教えてください

小売やサービス業はどの企業様でもそうだと思いますが、弊社も販売現場を中心に採用難や社員の定着率が上がらないことを課題と認識していました。社員が働きやすい施策に取り組んでいるのに、会社名の知名度がそれほどないことから求職者に弊社の取り組みを認知していただけるものを探していたところ、ホワイト企業アワードを見つけ、応募させていただきました。

受賞に至ったと思われる特徴的な施策、取り組みのご紹介をお願いいたします

やはり「メリハリシフト」ではないでしょうか。メリハリシフトとは、一ヶ月単位の変形労働時間制のことで、店舗では顧客の繁閑に合わせてスタッフのシフトを組んでいます。「メリハリシフト」を導入したことにより、午後からの出勤の日は、午前中に用事を済ますことができる等、仕事の前後でプライベートを充実させることができる様になりました。また、顧客の繁閑に合わせたシフトのため、短時間シフトの時は早く退店しやすくなるなど長時間労働の削減につながっております。

スタッフから見ると、「残業代を減らしてコストカットをしようとしている」というイメージで捉えられ、反対するスタッフももちろんいました。スタッフにこの施策を理解してもらうために、会社がどうしてこの施策を行うのかという目的を伝えるようにしました。

お客様が多くいらっしゃる時間帯にスタッフを配置することで、お客様の待ち時間も短くなり、ストレスも減ってCSを高められるということや、スタッフも残業が少なくなり帰宅しやすくなるという言葉で伝えることで、スタッフの理解も進みました。

また年初から事務所勤務者に対する「メリハリシフト」の導入にも取り組んでおります。

事務所においても個々の従業員のプライベートライフの充実と業務の効率性向上とを両立できるよう実施の目的を説明し、弊社の残業の状況をデータで理解してもらうなど、より分かりやすい形で説明し浸透を図りました。

一ヶ月単位の変形労働時間制はイメージが悪く捉えられがちですが、活用例も合わせて伝えることで社員の捉え方も変わってきました。

また、毎週水曜日にノー残業デーを設けています。就業時間の10分前になると全館放送で、管理職が交代でノー残業デーなので退社しましょう、という放送をします。ただ、退社しようと伝えるのではなく、管理職がそれぞれアナウンスを工夫しており、今日は退社してから家族サービスをしようと思う等、楽しく退社を促しています。

その施策、取り組みの効果について教えてください

目に見える効果としては、「メリハリシフト」施策を取り入れている店舗の労働時間が、施策を未実施の店舗に比べて短くなっていることです。まだ、全店に施策が導入できていないので、地域の責任者と共に導入店舗を増やしていこうと思います。

また「メリハリシフト」を導入してから、「今日はメリ(短時間勤務)なので帰ります。」と「メリハリシフト」の略語も出てくるほど、店舗・事務所ともに理解が広まってきました。「メリハリシフト」の導入により、個人の1日の業務時間の使い方の意識が強くなっている様に思います。

今後は残業を更に少なくしようと思っています。具体的な施策として、チーム単位で目標を立て1年間で削減した残業代を賞与で還元する施策なども検討しています。

ホワイト化の施策の導入から実施、成果があがるまでに苦労したポイントはありますか?

やはり、人それぞれの仕事に対する考え方も違うため、わかりやすく伝えるためにどうすれば良いのか試行錯誤した点でしょうか。また「メリハリシフト」の導入に伴う勤怠の仕組みを再整備することにも苦労したともいえます。

「メリハリシフト」は導入までにどれくらいの期間がかかりました?

おそらくアイディアになってから半年くらいで試験導入、一年くらいで勤怠管理の再整備と意識浸透ができたと思います。業務時間の概念がない管理職にも「メリハリシフト」制度を適用することで、上の役職のものが模範を示し、定時で退社する意識が当たり前になってきたと思います。

今回大賞を受賞をして、社内・社外から感じられた効果はありますか?

今まではこちらから「メリハリシフト」を導入しませんか、と現場に案内をしていましたが、労働時間削減部門で受賞した後は、店舗から「メリハリシフト」を入れたいという意識の高い店長も見受けられるようになりました。反発の声も徐々に理解に変わってきたと思います。

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