企業インタビュー

株式会社TMJ様

ホワイト企業認定インタビュー

企業概要

企業名 株式会社TMJ様
設立 1992年4月1日
スタッフ数 従業員数:518名/センタースタッフ数:約10,500名(2016年3月現在)
売上利益 355億円(2015年度)
主力事業 コールセンターサービス/バックオフィスサービス/グローバルサービス

インタビューした背景

株式会社TMJ様は、ホワイト企業認定を取得された企業様です。
このインタビューでは、具体的な取り組みや今後の展望を伺いました。

  • インタビュイー :  株式会社TMJ 人材本部 本部長 岸川様/株式会社TMJ 人材本部 人事戦略部 人材採用課 竹中様
  • インタビュアー :  日本次世代企業普及機構 事務局 下雅意/近藤

ホワイト企業認定取得の取組についてお伺いいたしました。

認定を受けようと思ったきっかけを教えていただけますか?

弊社では、中期事業計画で、採用ブランド力をつけようという方向性が示されていました。特に弊社の業務は、人がサービスの源泉であり、採用難は弊社にとってダメージが大きいため、「弊社が人材を選ぶのではなく、弊社が人材に選ばれる企業」にならなければと思っておりました。

「選ばれる企業とは何か」を検討していたところ、「ホワイト企業」という言葉が出てきました。昨今、長時間労働問題などが取り上げられ、社員に対して過剰な負荷をかける企業は嫌厭され、働きやすい企業が選ばれる社会に変化してきています。そこで、計画に盛り込まれたのが「TMJもホワイト企業を目指す」という点です。以前から、残業削減や教育サポートなど、さまざまな施策を実施していましたが、ホワイト企業を目指すと宣言することで、社内のさまざまな仕組みの整備にドライブをかけられるのではないかと考えました。さらに、対外的な発信には、第三者によるお墨付きをいただくことが有効ではと考え、いくつか調べた中から日本次世代企業普及機構(以下、JWS)の掲げている目的が、弊社の目指している方針と一致するところがあったため、ホワイト企業認定を受けるに至りました。

ホワイト企業認定を受けて変化したことはありますか?

社内で人事に関わりのある者以外からも「ホワイト企業であれば○○しよう。」という発言が出てくるようになりました。認定を取得する前は、社内で「ホワイト企業」と叫んでも「人事部が何か言っている」という反応が少なからずありました。しかし今回、外部の第三者機関であるJWSからホワイト企業認定を受けたことで、社内において「他社の模範にならなければ」という意識が芽生え、想定していたよりも早く社内での効果が出てきていることに驚いています。

社員の言動が変化したということでしょうか?

先に述べたように、すでに「ホワイト企業であれば○○しよう。」と社員の発言に変化がありました。今後は、弊社のお客様であるクライアント企業にも同じ考え方を広められればと考えています。例えば、現在はお客様から「翌朝までに」というような急ぎの業務をご依頼いただくような際、社員が残業して対応することもありますが、今後は、社内だけでなく、クライアント企業にもホワイト企業の考え方が広まることで、仕事の進め方などのご相談もしやすくなるのではないかと想像しています。

御社は「くるみん」などの認定マークも取られていますよね。

そうですね。弊社は、育児休業の取得後復帰する風土はだいぶ前から定着していました。そのため昨年度からは、プロジェクト体制で時間外労働の削減と就労環境の整備について本格的に検討を始めました。その成果もあり、時間外労働に対する意識も変わり、残業時間も減少傾向にあります。今期は昨年度のプロジェクトを継承し、WLB(ワークライフバランス)推進課という部署を設け、そこで働き方改革を推進しますので、その成果をもってホワイト企業アワードに挑戦できればと考えています。

岸川様は最近お子様が生まれ育児休暇を取得したとお聞きしましたが、その際のお話をお聞かせいただけないでしょうか?

(岸川氏)はい、私事ですが最近子供が生まれ、育児休暇を取得しました。ただ、一般的な「数ヶ月の完全休暇」ではなく、周りのメンバーの理解と協力を得ながら、週に数日休暇を取得し、他の数日は出勤をするというように、育児休暇をフレキシブルに取得しました。また、テレビ会議を活用して数時間自宅で勤務をすることもありました。BPOの仕事は、情報の取り扱いなどの問題で誰もがリモートワークで仕事をする、というわけにはいきませんが、休暇の取り方などは、人事である私が率先して育児休暇を取得し、業務と育児を両立できることを示すことで、社内の男性育児休業についても今後の検討材料となればと思います。

ホワイト企業認定を活用しての展望をお聞かせいただけますか?

先に触れた内容以外にも、現在弊社で進めている施策がいくつかあります。そのうちの一つは、コンセプトスローガンの整備です。企業理念である「Client Value」は、どちらかというとお客様である企業に向けたイメージが強いものです。そこで「with your style」というスローガンを新たに設定しました。これは、今働く社員やこれから一緒に働く人にあてたメッセージです。自分の特性や自分のスタイルを活かした働き方に変えていきましょう、という意味を込めています。

他にも並行して、「風土改革プロジェクト」を進めているのですが、その一環として、経営メンバーやマネジメント層がコーチング研修を受講しています。以前はトップダウン的なマネジメントが主流だったため、社員からの意見が出にくいこともありました。この点を改善するためには、上司の傾聴力や質問力の向上が必要です。コミュニケーション能力を高めるために、管理職などのマネジメント層がコミュニケーション力を向上させることは、風土づくりだけでなく、多様性を受容することにもつながると考えています。

管理職や上司などのマネジメント層のコミュニケーションが変わることで、部下の仕事の仕方が変わり士気も高まり、その部下にも良い影響を与えていくと思います。このように徐々に良い影響が広がっていくことで、社内全体の改革ができると考えています。制度などハード面だけを改革するのではなく、従業員の仕事の仕方や士気を高めるというようなソフト面での改革も同時におこなっています。

ホワイト企業の認定をいただいたことで安心するのではなく、ここをスタートに更に働きやすい会社づくりを進めていこうと思います。

 

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