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認定企業インタビュー

昭和シェル石油株式会社

第3回 理念共有 部門賞

企業名 昭和シェル石油株式会社
ご担当者 執行役員 人事部長 久野村 務 様
人事部勤労課 木下 薫 様
企業HP http://www.showa-shell.co.jp/
授賞理由
①今後のアジア圏のエネルギー事情を踏まえた長期ビジョンが設計されており、その実現に必要な人材戦略が構築されている
②イノベーションの創発により人材採用、教育体制の構築、企業風土の醸成等に取り組んでいる
③積極的に多様な人材の採用に取り組み、具体的な成果を出している
④働き方改革を推進するための社内のプロジェクトチームが結成され、それぞれが具体的な成果を出している
総評
経営理念を中心に捉えた具体的で行動可能な事業計画を立案し、会社全体を動かしていく具体的な施策まで落とし込まれている点を評価させていただきました。

インタビュー

ホワイト企業アワードにご応募いただいた理由・狙いについて教えてください。


我が社では以前から経営理念の浸透やダイバーシティ&インクルーシブネス(D&I)について取り組んでおりましたが、自分たちの取り組みをアピールするのが苦手でした。しかしながら企業風土を変えていく取り組みを行っていく中で、対外的に評価を得るというのはひとつの成果の「見える化」につながると思い、そして「これからは自己満足にとどまらずしっかりと外部評価を得ていこう」という思いから、ホワイト企業アワードに応募させていただきました。

 

 

受賞に至ったと思われる特徴的な施策、取り組みをご紹介ください。

社員目線で経営理念を見直し、全社員から集めたキーワードを集約してつくりかえました。全社員を対象にしたミーティングで社長自らが経営理念について話をしたり、日常的な履修業務に関しても経営理念と照らして考えるなど、繰り返し語ることで会社の軸となる経営理念を全社員へ浸透させていきました。
また、我が社では昔から業界内では女性比率が高く、女性活躍については以前から意識高く取り組んでおりました。そして、2015年には女性活躍推進のため、ウィメンズネットワークというプロジェクトチームを立ち上げ、一期ごとにメンバーを変えて活動する中で、メンバー自身が経営理念の通じて様々な気づきを覚え、経営陣もそれにこたえる形で、女性活躍のみでないD&I全体についてのプロジェクトチームが誕生しました。現在では人事部のみでなく様々な部署の人を巻き込んで、横のつながりを広げ、社内全体でD&Iという考えが広がっています。
その一つとして経営理念を元にD&Iを経営戦略として掲げ、風土調整やリクルーターの採用などに取り組みました。
リクルーター制度は、多様な人材を雇用して、社員のネットワークを使いながら、採用ルートを拡大していくということ、そして、リクルーター自身がD &Iをすすめている会社だと語ることで組織風土を変えていくということを目的として、進めていきました。
また、人事部として責任を持って社外評価を獲得していくために、KPIの中にも社外評価を得ることを盛り込み、積極的に取り組んでいます。

 

 

その施策、取り組みの効果について教えてください。

経営理念をつくりかえ、自分たちの軸を明確にしたことで、社員が会社の方針を理解し、マインドの方向が揃ってきたという実感があります。それに加えて採用活動にもプラスの影響が出ています。

 

 

上記取り組み導入から実施、成果があがるまでに苦労したポイントはありますか?

企業風土を変えていきましょうという取り組みはなかなか成果が目に見えないため、活動を継続させ、会社全体に定着させることが難しかったです。経営理念やD&Iの社内の位置づけについて粘り強く、繰り返し語ったこともそうですが、D&Iのプロジェクトチームの活動にいろんな人を巻き込んで、横のつながりを広げながら取り組んだことで、いろんな部署のいろんな人がそれぞれ発信力をもって動いていったことが大きかったと考えています。
また、リクルーター制度において重視したのは、採用する立場じゃなくて応援団になれといっているんですよね。学生に寄り添いなさい、支援者になりなさいと。その辺りのマインドセットは大事にしました。

 

 

認定後、社内・社外から感じられた効果はありますか?

狙い通り、活動の成果の見える化という意味で、社内に良く受け取ってもらっています。採用面では、外的なファクトがあると学生さんからの受け入れられ方が違うので、大きく使わせていただいています。
残業時間についても、以前から積極的に削減を推進していて、部署によるんですけれど、社外に発信するCSRBookにも、平均残業時間12時間と記載してアピールさせて頂いているんですが、「ホワイト企業アワード受賞」という第三者機関から認められているという事実が、我々のアピールを活かしてくれるエビデンスとなっていると感じています。

 

 

今後の課題・これから先目指す「取り組み」をお教えください。

働き方改革についてのプロジェクトチームを人事の中で立ち上げたのですが、今度はD&Iのチームやウィメンズネットワークともコラボレーションして、もっと会社を巻き込んで活動していきたいと思っています。それに、社員のマインドのベクトルは確実に揃ってきていますが、最終的な目的であるビジネスの大きな成果にはまだつながっていないので、これからも粘り強く活動し続けていくことが課題です。具体的な仕事の仕方、マネージャー自身の部下に対するアプローチの仕方などを変えていかなければなりません。「多様な強い個人×化学反応をおこす力」というイメージをもって取り組んでいきたいです。

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