【インタビューを受けた人】
株式会社マケレボ 松本 美咲様
【インタビュアー】
ホワイト財団 佐野
第1営業統括部 サブマネージャー 松本 美咲様
愛媛県の大学に進学し、「観光まちづくり」という地域の活性や地方での事業を研究するゼミに所属していました。プライベートでは趣味でライブに行くのが好きで、全国を一人で回ることもありました。大学生になるまでライブに行ったことがなかったこともあり、ライブに特にハマっていた時期でもあります。アルバイトもライブのために頑張っていたとも言えます。3年間居酒屋を経験するとともに、アパレルのショップ店員やスーパーのレジなども経験しました。
居酒屋で3年間アルバイトをしたことが、大きなポイントになりました。小さな個人経営店でしたので、大手チェーン店のように明確な評価基準もありません。何をどこまですれば時給アップ(評価)につながるか不明瞭でしたので、時給もなかなか上がらず、頑張っても評価につながらないことに悔しさを感じていました。そこで、「色々できるようになれば時給が上がるのではないか」と自分なりに考え、率先して行動するようにしました。そんな姿勢が評価され、最終的に約700円からスタートした時給が約950円までに上がりました。時給が上がらないという問題に対して、自分なりの解決策を考えて実践するという課題解決をした経験が少なからず今に活きているとも感じます。
特にありませんでした。強いて言えば実家が香川県になりますので、家族からは地元に戻ってきて欲しいという声はありました。ただ、私自身は東京や大阪の都会で働くことに憧れがありましたので、勤務エリアや本社が都会にある企業の選考を受けていました。
落選した場合に理由がわかりづらいところが精神的に厳しかったですね。例えば入試であれば学力が足りない、バイトであれば条件が合わないなど、仮に落ちた場合でも理由がわかりやすいものでした。就職活動は結果通知のみですので、落選通知のみが積み重なって打開策・改善策が見えない時期は気持ちを強く持てず、正直きついなと思いました。
「一旦、自分の好きなことをやってみよう」と思い休学を決めました。同時に、「就職活動を再開するときは最後まで折れない」という誓いを自分に立てました。休学している間はバイトと趣味のライブに費やしました。そんな時間を過ごすうちに心が充電されたのと、将来に対する焦りも出てきましたので、再起することにしました。
当初は「何を見たらいいのか」、「どの会社が自分に合っているのか」が分からずに、自分のこだわりを何も持たずに挑んでいました。面接官は採用のプロですので、私のそんな気持ちを見抜いていたため、採用につながらなかったのだと思います。仮に採用されていたとしても自分が納得できなかったはずです。バイト時代の経験から、居酒屋というより、私は働くことが好きだと感じていました。そのため、「どんな仕事をするか」ではなく、「どんな環境で働くか」をポイントにすることにしました。
それまで同年代との接点しかなかったため、マナーセミナー等で社会人マナーを聞くのと、実際に肌で感じるのとでは違うなと感じました。雰囲気も会社ごとに全く違い、働く環境は会社ではなく、そこで働く人たちが作り出すものだと気付くこともできました。
私と同年代の人がすでに管理職として働いていることを知って衝撃を受けました。バイト時代に評価の仕方に関して苦い経験もしましたので、年齢関係なく成果で評価していただける環境は魅力的でした。あとは、既に同世代が活躍しているということもあり、入社後も仕事の悩みや喜びを分かち合える同世代の社員がいるという安心感もありました。
学生時代までの経験だけでは志望業種や職種は決めづらいと思います。私も、私の周りもそうでした。専門職でない限り、そこまで仕事内容に大差はないと思っています。仕事内容よりも「これだけは捨てられない」という自分のこだわりを決めておくと、企業選択がしやすくなると思います。私でいえば「スピード昇格」でした。こだわりがないと、ついついあれもこれもと見て、結果は悩むだけで終わりというオチが待っています。こだわりを持つことで、その条件に合致していない企業は選択肢から外すだけですので、悩む時間もなくなります。
テレマーケティングの営業をメインに、訪問営業や人材派遣、コンサルティング事業などを展開してします。基本的には営業会社という色が強い会社です。
営業として個人のお客様へ一件一件お電話し、新たな商材を販売しています。
数字で全てわかるところが面白いなと思います。営業担当ですので数字(結果)から営業成績がなぜいいのか、なぜ悪いのかを見ることができます。部署内としての課題だけでなく、個人の課題も目に見えるため、改善していく中で徐々に数字が変わっていく様子を見ることができる点はやりがいにつながっています。
現在、後輩とアルバイトの教育(育成)を担当しています。教育担当になった当初は、指導の仕方やコミュニケーションの取り方などどう対応すれば分かりませんでした。年齢もバラバラでしたので、人生の中で年上に指示した経験もなく、指導方法については悩みました。取引先も年上の方が大半ですので、自分の足りない部分をどう伸ばしていくかを日々考えながら仕事をしていました。
入社から一年半です。そのためサブマネージャーになってからの期間の方が長くなりましたね。サブマネージャーになるには、「自身の個人目標の達成」、「チームの目標、アルバイトの目標達成」というステージがあります。
私自身の成長、出世はもちろんですが、自分が先輩方に教えてもらったように後輩たちにもノウハウを教えてどんどん成長していってもらいたいという思いがあります。また、女性の管理職がまだまだ少ないので、私もその一員として会社を牽引できる日を目指して頑張っていきたいと思います。
「上を目指したい」と確固たる気持ちを持っている方がどんどん結果を出し、昇進されています。
負けず嫌いな方や、上の人を超えたいという野心のある方と働きたいですね。自分だけでは向上心を高く保ち続けることは難しく、競争相手は不可欠です。現状に満足せず、恒常的に高みを目指しつづけるために互いを刺激しあえる存在と一緒に働きたいですね。ちなみに私も、今の部下も負けず嫌いなところがありますので日々切磋琢磨しています。
日々教えてくれる場がたくさんあり、教え合う土壌が形成されています。わからないことがあれば、その都度教えてくれる環境が整っています。周りもよく気遣ってくれますので、みんなどんどん質問していますし、聞きやすい雰囲気があります。上司部下の関係ですと、毎日簡単な振り返りをしたりすることが習慣化していますので、質問や不明点を翌日に持ち越さないようにしています。
チャンスが多い会社です。
結果を出せば次のステージへ進むチャンスをいただけますし、会社からも成長する機会をどんどん用意してくれます。チャレンジを迎合する社風ですので、取り組みを静観するわけではなく皆で後押ししてくれます。
自分らしくいられる場です。
今では私にとって仕事が自分の生活のメインになっています。プライベートが本当の自分という方が大半だと思いますが、私は仕事をしている時の自分が一番気に入っています。働いている時が最も自分らしくいられる瞬間になっています。
佐野
好みがそれぞれ違う様に、働くモチベーションも人それぞれです。その中で松本さんは“評価制度”に魅力を感じマケレボ様で活躍されています。「目標は女性管理職です」と力強く話される松本さんはイキイキとされていました。若手の頃からしっかりとしたビジョンを持てるのはマケレボ様のように評価制度がオープンになっているからこそですね。