【インタビューを受けた人】
株式会社ウィズテック 日向 亮介様
株式会社ウィズテック N・M様
【インタビュアー】
ホワイト財団 金崎 綾香
代表取締役社長 日向 亮介様
経営企画部 課長 N・M様
ウィズテックのポイント
・ウィズテックが手掛ける、組織全体が一体となるインナーブランディング
・従業員のやりたいことを実現するための徹底サポート
・自分の子供に「パパやママの会社で働きたい!」と言われるような会社を目指す
日向代表:ウィズテックは、企業の「人材」における課題解決を支援するソリューションを提供している会社です。
現在は、3つの事業を展開しています。
「IT人材紹介サービス」
「リスキリング支援事業」
「ブランディング支援事業」
日向代表:1つ目の「IT人材紹介サービス」では、システムエンジニアリングサービス「Wiz SES – ウィズ エス・イー・エス」を提供しています。
これは主に開発現場のリソース不足を解消するもので、当社の社員が顧客先に常駐し、プロジェクト業務の様々なサポートを行っています。
2つ目の「ブランディング支援事業」では、採用ブランディングサービス「minitto – みにっと」と、インナーブランディングサービス「Wizコネクト – ウィズコネクト」の2つのサービスを提供しています。
「minitto – みにっと」はショート動画を活用した採用広報を支援するサービスで、撮影から編集、運用までを一貫してサポートし、会社の魅力を伝えることで採用効果を高めていきます。
「Wizコネクト – ウィズコネクト」は最近新たに立ち上げた事業で、従業員同士の対話を促進する対話型プログラムで、このプログラムを通じて自社のビジョンや理念の浸透を促進し、従業員の帰属意識を醸成することが可能です。
3つ目の「リスキリング支援事業」では、オンライン教育サービス「WizGaku – ウィズガク -」を通じてビジネスマンのリスキリングを支援しています。
このサービスでは、ビジネスマンに必要なMicrosoft Officeツールやその他のビジネススキルに加え、ITパスポートの用語を解説する1分動画辞書コンテンツも提供しています。
日向代表:ウィズテックは「やりたいを、かたちに。」をビジョンとして掲げています。
「これ、やってみたい!」「こんな姿を目指したい!」そう思うのはいつだって平等なはずですよね。そのためウィズテックでは、技術と知識の2つの側面から支援を行い、人・企業・社会の「やりたい」の実現に貢献していきたいと考えています。
当社の社名である『 WizTech 』は“with” と “technology” を掛け合わせた造語です。アルファベットの最後にあたるZを織り交ぜることによって、お客様や社会と“最後まで共に歩む”という想いを表現しています。
日向代表:「インナーブランディング」とは、その企業の従業員が自社のブランド価値やビジョン、ミッションを深く理解、共感し、それを体現するための取り組みを指し、自社のブランド価値を外部に伝える「アウターブランディング」と同様、企業において必要不可欠な取り組みの1つです。
しかし、インナーブランディングを強化している企業は実はそこまで多くはありません。これがインナーブランディングに焦点を当てた理由です。
多くの企業が「離職を減らしたい」「経営者の思いが従業員に伝わらない」という課題を抱えており、その解決策が明確ではありません。
さらに、従業員が外部の人から企業のビジョンについて質問された際に説明できない説明ができなかったらどうでしょう?それこそ、ブランドの価値低下に繋がりかねません。
これらの課題を解決する手助けができれば、企業や経営者を支援できると考えました。
私自身のブランディングの経験やノウハウ、そしてウィズテックで培ってきた実績を活かし、インナーブランディングを普及させることで、これから社会人になる方々や、今後の労働市場への貢献につながる事業だと確信しています。
日向代表:現在、提供しているサービスは『Wizコネクト』です。
このプログラムは、従業員同士がゲーム形式の取り組みを通じて、会社の理念やビジョンについて対話を行うことを主眼においています。理念の浸透が早期の離職防止につながり、従業員の共感とモチベーション向上、帰属意識の醸成、ポジティブな企業文化の形成を支援します。
そのため、当たり前に従業員同士で話し合える関係性を構築することが重要な要素となってきます。それらを支援するサービスとして、リリースしました。
また、『VISIONARY』という新たなサービスの企画も進行中です。
こちらは、経営者のビジョン(想い)をより多くの人に伝えるための支援を行います。
具体的には、経営者が語るビジョンの動画制作を行い、そのビジョンムービーを社内のイントラやグループウェアで公開可能にします。これにより、従業員がいつでもビジョンにアクセスし、共感と理解を深めることができます。
さらに、『伴走型顧問サービス』も提供しており、インナーブランディングの強化を中長期的に支援しています。企画段階から運用まで、お客様のビジョンや目標に沿った具体的な支援を行っています。
自社の企業理念が「本当に合っているのか?」という疑問を抱えている経営者の方には特におすすめのサービスです。
日向代表:インナーブランディングを通じて従業員の満足度が向上すれば、企業成長の大きな原動力となることが期待できます。従業員が企業のビジョンや理念に共感し、それを業務の中で実践することで、組織全体が一体となり、目標達成に向けて協力し合う姿勢が生まれます。
50名以上150名未満の会社や5期~10期の創業間もない会社は、創業後の成長期において、社員数増加に伴い、ビジョンや理念がブレてしまったり薄れてしまうことがあります。そんなときは、きちんと軌道修正することが重要です。
また、インナーブランディングの必要性を感じているけれども、具体的な経験やノウハウがなく、どのように実施すれば良いのか分からないという経営者の方々には、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。
日向代表:ブランディング=アウターブランディングという認識が強く、そもそもインナーブランディングという言葉自体を知らない方も多いです。
その認識を変えていくことがまずは重要であると考えています。ウィズテックでは、インナーブランディングに関する無料ウェビナーを開催しています。
「企業成長の停滞」「離職を減らしたい」など、企業や経営者が抱える多くの悩みを支援できる内容ですので、ぜひ一度視聴してみてください!
https://wiz-connect.jp/#webinar
日向代表:ウィズテックでは、時差出勤制度を導入しています。
これは出勤時間を8時・9時・10時・11時から選択できる制度です。申請方法は自己申告なので、全体のチャットグループに翌週の時差出勤の連絡を行うのみです。
突発的に時差出勤になる場合も同様です。退勤時には全体に業務報告を配信してもらっています。
また「ベネフィットステーション」という福利厚生サービスにも加入しています。エンタメ・グルメなどのサービスをお得に利用したり、リゾートホテルに格安で宿泊したりできるので、プライベートでご活用いただけます。
そのほか住宅手当も導入しており、ご自身が世帯主の場合、最大2万円の手当を支給しています。
N・M様:時差出勤制度はかなり助かっていますね。スケジュールの都合さえつけば、当日の朝にフレックスの宣言をしてもOKです。
思いのほか早く起きてしまった日は少し早く仕事を始めて、夕方の時間を有効活用することもでき、平日の過ごし方が大きく変わりました。最近だと時差出勤制度を使って早上がりし、ライブに行ったりすることもあります。
日向代表:ウィズテックでは社員同士の結束を高めるため、「Wizコミュニティ」という交流会を月に1度開催しています。毎回違う社員とディスカッションを通じて交流することができるので、社員には人気の制度ですね。
また社員と代表が1on1で面談できる「Wizトーク」という制度を導入しています。
社内風土の改善など、社員が直接伝えたいことがある場合、いつでも面談することができます。もちろんプライベートや仕事のちょっとした悩みの相談でも構いませんよ。
そのほかBBQやランチ会といった社内イベントも定期的に開催されています。中途入社の方の場合、最初の頃は慣れない環境で大変なこともあると思いますが、社員間の交流を通じて少しでも不安な気持ちを和らげていただけたらと思います。
日向代表:エンジニア未経験の場合、各言語のコーディングに関する研修だけでなく、ビジネススキルやコミュニケーションスキル、開発現場で利用するツールに関する研修なども行っています。また、SESではお客様との面談を必ず実施するため、面談の研修も行っています。
個人差はありますが、入社後、早くて3か月、遅くても1年で1人で活躍できるまでに成長できる育成プログラムを提供しています。
ただし、本人のやる気が重要な要素を占めています。
日向代表:通常のSES企業はキャリアアップのための現場変更は少ないのですが、ウィズテックは条件によって現場変更を認めています。
条件というのは、スキルが身についたかどうかです。
コーディング試験などを通じてスキル度合いを測定し、条件を満たせば次のステップに進めるよう現場を変更していきます。
また、自社サービスの開発や親会社の開発現場もあるため、それらの開発業務を通じてキャリアアップをしていただきます。
日向代表:評価は大きく2軸で行っています。
1つ目は従業員が設定した個人目標の進捗、達成度合いによって評価を決める目標管理制度(MBO)です。
2つ目は、役職に応じたアクションプラン(15項目)の達成度合いです。また、私自身の考えとして「決められた時間で最高の成果を」というものがあります。
そのため、残業については減点項目として設定しています。
N・M様:現在、私は経営企画・広報として社内企画の発案、実行、社内制度の整備などに取り組んでいます。
以前はエンジニアとしてプロジェクトに参加していたのですが、経営企画部の発足と同時に異動となりました。最初は「広報とは何か」「会社を良くするために今の課題は何か」と手探りの状態で業務に取り組んでいました。
しかし、周りの部署メンバーや代表である日向さんにもかなり支えていただいたおかげで、現在は問題なく業務に取り組めています。
経営企画の業務の中で「Wizコミュニティ(月に一度の帰社会)」の運営を行っているおり、社員のみなさんから「今月の企画面白かった~」とか「〇〇さんと仲良くなって今度ご飯行くことになりました!」などと言ってもらえると、企画してよかったなと嬉しくなります。
N・M様:平均年齢27歳と若く、かなりフランクな職場です。
みなさん中途入社で年齢や経験もバラバラなので、先輩・上司など気にせず自分の意見を言い合える環境だと思います。またウィズテックにはお菓子コーナーが設置されていて、社長がスイーツを買ってきてくれることもあります。
いつでも食べていいので、ちょっと疲れたな~ってときや一区切りついたときに同僚とおやつを食べるのが楽しみです!
N・M様:ウィズテックは社員1人ひとりの「やりたいこと」を一緒に考えて、背中を押してくれる会社だと思います。
例えば、将来ゲーム開発がしたい人には、そのために必要な経験や学習について共に考え、現場や教育の支援をしています。
また、社長や上司と距離が近くてなんでも話せる環境なので、「こういう制度があったら」とか「○○に困っていて~」といった雑談がきっかけで新しい制度や福利厚生が生まれることもあります。
大きなことから小さなことまで、「あれがやりたい!」の声が上がりやすい環境です。
実際に、ある社員の「みんなでBBQがしたい」という一声から、「肉を焼く会」が実施されたこともありました(笑)。
日向代表:ウィズテックのビジョンは「やりたいを、かたちに。」です。
これは従業員に対しても同様で、採用面接時には必ず全員にキャリアビジョン(=野望)を聞いています。そのキャリアビジョンを実現するために諦めずに挑戦し続ける人材であって欲しいです。
過去の採用面接では「独立」を目標にした社員と出会ったことがありました。入社後、彼は当社の業務を通じてスキルを身につけ、宣言通り独立を果たし個人事業主として活躍しています。
現在は多様性の時代です。「出る杭」を排除するのではなく、皆が出る杭であって良い世の中だと思っています。
そして、それだけの経験を身に付けた従業員を全力でサポートしたいと考えています。
例えば、独立して上手くいかなかったとしても、「帰れる場所がある」という安心感があれば、チャレンジしやすくなりますよね。「辞めたから、はい終わり」という関係ではなく、従業員のやりたいことを支援し、背中を押すのが会社の使命だと考えています。
日向代表:事業としては、ブランディング事業と教育事業を主力の柱となるように成長させていきたいです。
具体的には、インナーブランディングサービスの顧客獲得を強化し、SNSやメディアを通じて自社の取り組みや他社事例を積極的に発信していくことに注力していきたいと考えています。
そして会社としては、ホワイト企業といえば「ウィズテック」と称されるような存在になりたいですね。
社員が会社に誇りを持てるような企業文化を築き、自分の子供に『パパやママの会社で働きたい!』と言われるような会社であるために、単なる『働きやすさ』に留まらず、『働きがい』や『生きがい』を感じることができる環境を提供することが重要だと考えています。
日向代表:当社の場合、学歴やマイノリティといったものはまったく気にしておりません。
「明確なキャリアビジョンをもっているかどうか」
「そしてそのビジョンを達成するために努力できるかどうか」
大事なのは、この2つです。
また、社内ではディスカッションが多いので人とのコミュニケーションを嫌がらないことや、お客様ときちんと向き合い対話ができる人が重要です。
当社ではこれからもさまざまな研修制度を整え、社員のサポート体制を強化していくつもりです。これらの制度を上手く活用し、ビジョンの実現に向けて努力を惜しまない方にぜひ入社していただきたいですね。
取材者のレビュー
「IT人材紹介サービス」「ブランディング支援事業」「リスキリング支援事業」の3つの事業を通じて、企業の「人材」における課題解決を行っているウィズテック。
MVV・理念の策定、社内制度改革など、積極的な組織改革を推進し、従業員1人ひとりがやりがいを持って柔軟に働ける職場づくりを整備しています。月に1度の帰社日では社員全員が会社についてディスカッションを行っており、会社をより良くしていこうとする姿勢がとても印象的でした。
代表との距離も近く、何気なく話していた会話の内容が社内制度に反映されることもあるとか。「目標の実現に向けて努力するのが好き」「会社づくりに積極的に関わっていきたい」そんな方にオススメの会社です。。
日本次世代企業普及機構金崎 綾香
小売業界でバイヤーとして、商品買付けや企画などの店舗管理業務に従事しつつ、販売メーカーの営業として法人営業にも携わってきました。2022年より株式会社ソビアに入社し、これまでの経験を活かし、ホワイト企業認定を取得された企業様の魅力をホワイトキャリアでたくさんの方に発信していきます。