【インタビューを受けた人】
アイレット株式会社
コーポレート総括本部 人財戦略セクション セクションリーダー
石田 篤志 様
コーポレート統括本部 人事労務セクション セクションリーダー
中野 加奈子 様
コーポレート総括本部 人財戦略セクション 新卒育成グループ グループリーダー
桑原 里奈 様
コーポレート総括本部 人財戦略セクション 新卒育成グループ
森山 明日香 様
【インタビュアー】
ホワイト財団 長谷川 颯汰
【受賞理由】
アイレット株式会社様が「健康、働きがい、ワークライフバランス」といった多角的な視点から、働きやすい職場環境を整えている点に強い魅力を感じました。特に健康経営に関する取り組みが印象的です。スポーツイベント・大会補助制度を通じて社員の健康維持を図るだけでなく、在宅勤務の社員同士がつながれる機会が提供されている点が素晴らしいと思いました。また、健康維持一時金制度により、社員の方々の健康意識が高まり、仕事面に加えて生活面でも健康維持を支える仕組みが整っていることにも驚きました。
さらに、在宅勤務の費用を補助する制度や、出産・育児支援といったワークライフバランスを大切にした制度も充実しており、学生目線でも働きやすい職場だと感じました。また、資格保有報奨金制度によって努力が正当に評価される仕組みがあるため、社員の方々が意欲を持ってスキルアップできる環境だと感じます。
このように、多様な制度によって社員のモチベーションが高く保たれているからこそ、アイレット株式会社様では離職率を10%以下に維持できているのだと考えました。社員の皆様が自分の生活を大切にしつつも、やりがいを持って働けるような職場環境に魅力を感じ、今回、選出させていただきました。
アイレット株式会社のポイント
・学生目線で見た時に「入社したい」と思う福利厚生が充実!
・安心して働くことができるアイレット様独自の「メンター制度」
・「頑張っている人が報われる」資格補助制度や資格保有報奨金制度
目次
アイレット株式会社は、システム・アプリケーションの開発、グラフィック・UI/UX デザイン制作からインフラの構築・運用までをワンストップで提供しています。これまでの導入実績は2,500社以上、プロジェクト数は4,300以上となり、スタートアップ企業から大企業まで、規模や業種を問わずお客様の課題解決を支援しています。
”技術と探究心で 今日の「できない」を 明日の「できる」に”
をPURPOSEとして掲げており、お客様や社会に安心と価値を提供し、新しい未来の実現に貢献しています。
まずは、学生審査部門の受賞、ありがとうございます。
そうですね、正直なお話をさせていただくと、ここにいるメンバー(取材時のメンバー)が入社する前と後で違うかな、と思っています。
7年程前に、入社したメンバーが本日参加しているのですが、ちょうどそのタイミングでKDDIグループに参画したんですよ。
それまでは「小さなベンチャー企業」というイメージで、クラウド事業においてはトップベンダーではあったものの、やっぱりまだまだ会社としては働き方をバックアップするような、細かい制度などは整っていなかったと思います。
ただ、やっぱりKDDIグループに参画したからには、しっかりとやっていかないといけないということで制度を整えていきました。
なので、イメージとしては「改善活動」というよりも、大企業のグループになったことで「襟を正していかなければいけない」という気持ちの方が強かったのかもしれません。
いや、ほぼゼロでした。ほぼゼロは言い過ぎかもしれませんが、10くらいが100になったというイメージですかね。
私が入社した当初は逆に、ベンチャー企業ならではの制度みたいなものはありました。
例えばではありますが「10時前出社手当」というものがありました。フレックスや裁量労働制の働き方がある中で、10時前に出社すると1日1000円もらえるという制度です。
どうしてもお昼過ぎに出社する人も一定数いたので、そうなってくるとお客様への対応がスピーディーにできないとか、会話できなかったとかが発生しうるんです。
そう言ったものを緩和させるために、10時前出社手当というものがありました。ただこれはコロナ禍のリモートワークが普及したことで今では廃止されたんですけどね。
「中途社員向けメンター制度」です。
他の企業様だと「新卒入社した社員にメンターがつく」というのは一般的かとは思いますが、弊社では「中途社員」に対してメンターがつきます。
この中途社員向けメンター制度は5年ほど前から導入されました。
その前までも、もちろん「特定の先輩社員が業務を教える」という通常のメンター制度のようなものはあったのですが、アイレットのメンター制度はまず、メンタリング研修を実施し、常時100人から200人ほどメンターができる人が準備できてる状態になっています。
そしてそこから中途社員の方とマッチングを行って、例えば「子育てをしながら仕事をしている人がメンターになってほしい」と思う場合、その属性の人からメンターを選ぶことができる、といった制度なのです。
そのため、このメンター制度は「仕事の業務のことでサポートしてもらう」というよりは、本当に心の支えと言ったイメージで、少なくとも1か月に30分は必ず時間を確保して、普段のお話や、何気ない出来事を話せる相手、いわゆる「心の拠り所」といったイメージになっています。
弊社ではやはり、圧倒的にエンジニアが多いので、エンジニアのスキルアップという点ではすごく力を入れています。
例えば、AWSやGoogle Cloudなど認定資格取得のための勉強の際に、申請していただければ学習コンテンツが使えたり、資格保有報奨金があるので、資格を持っていたらその分の報奨金がもらえるといった制度もあります。
対象資格は複数あるのですが、難易度に応じて金額も上がっていくので、全部の資格を取ったら月に10万円ほどもらえます。
年収でいうと、120万円ほど上がりますので、自分の努力で普段仕事の評価以外で年収を上げることができるという点でも従業員の方からは喜んでいただいてます。
もちろん、資格取得の際にかかる受験料も補助しています。
そうですね。実際に従業員の方から「頑張ったら頑張った分だけ報奨金という目に見える形でいただけるのは、モチベーションアップにとても繋がっている」という声も多く聞いています。会社として社員の頑張りに対するバックアップは大事にしています。
「なぜ制度が定着しているか」という質問に対しての答えとしては、やはり「頑張りたい人の頑張りが無駄にならない環境・制度がある」ということが一番大きいかと思います。
例えば先ほどのメンター制度でもそうですが、入社して不安な気持ちを抱えたままだと、頑張りたくてもパフォーマンスに影響が出ることもあるでしょう。
また、資格保有報奨金もAWSやGoogle Cloudの資格取得をするために、努力した分だけ成果が出る、社員のモチベーションを高める制度です。
特に、今の転職市場においては「エンジニア技術を高めたい」という人が多い中で、やっぱり、企業に勤めるエンジニアだと「役職がつかないと給与が上がらない」なんて人はまだ多いんです。
そういった「技術を高めたい」といったエンジニアの方でも、頑張れば頑張るほど、努力が評価される環境があるからこそ、そのまま制度の定着に直結していると言えるでしょう。
やっぱりメンター制度があることで中途の方も新卒の方も「安心した」って声が多いですね。
あと、これは予想してなかったのですが、先輩社員でメンターする側の人も、楽しかったという声が多いんです。新しい人からフレッシュな気持ちや、前職での話、プライベートの話などを通して、刺激になったって声もあったりします。
また「社員の声」と言えば、モチベーションサーベイなどで定期的に社員の声を聞いています。
実際に数年前からモチベーションクラウドを導入し、社員の声を聞くことで、退職率も下がり、直近3年間の退職率は10%以下という数字になっています。
さらに新卒に関しては、だいたい3年間で40%ほどが離職すると言われている業界の中で、弊社は8%ほどの離職率にはなっているので、社員の方にとっても働きやすい環境を作り出せているかと思います。
改めてにはなりますが、社員の声を聞くということが大切だと思います。
モチベーションクラウドを導入してから、数字として目に見える以上に、社員の方が「今本当に思っていることは何か」という深い部分までわかることができたので、そういった社員の声をしっかり聞いて、分析をして「何が課題なのか」「何が欠けているのか」そこを見つけていき、その部分を補う制度を作るといった流れが一番良いかと思います。
制度を導入するとなると、もちろん予算だったり、費用もかかってくるのでなかなか簡単なことではないかと思いますが、やはり人にかける投資というのは後で必ず返ってくるはずです。
だからこそ、まずは人材に先行投資するという意味でも、社員の方が喜ぶ制度を導入してみてはいかがでしょうか。
取材者のレビュー
今回、学生審査部門で受賞されていましたが、実際の新卒採用された人材の3年以内の離職率が約4%と聞いて、改めて人が働きやすく、努力しても無駄にならない環境が用意されているからこそ、学生の人にとって魅力的だと感じたのだと思いました。
エンジニアとしてキャリアアップしたい、エンジニアとしてキャリアをスタートしたいと思う求職者の方は、ぜひアイレット株式会社様の入社をご検討してみてはいかがでしょうか。
インタビューの機会をいただきありがとうございました。
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