鯉渕社長が語る、株式会社アキテムの成長と社員一人ひとりの未来

2025.05.12
PREMIUM INTERVIEW

【インタビューを受けた人】
株式会社アキテム 鯉渕 健太郎様

【インタビュアー】
ホワイト財団 岩元 翔

株式会社アキテム

代表取締役社長 鯉渕 健太郎様

新卒で大手コンサル会社に入社。2005年に先々代から続く株式会社アキテムに入社。2012年に専務取締役、2018年に代表取締役に就任。大学時代はウィンドサーフィン部に所属し、大学院ではアメリカのバージニア大学への交換留学を経験。 創業70周年を超えるアキテムで100年企業を目指し、変化と成長を続けている。

 

はじめに

今回は、100年企業を目指す株式会社アキテムの鯉渕社長にインタビューをさせていただきました。

企業の未来について、そして従業員や求職者にどんな魅力的な環境を提供していくのか、社長のビジョンと情熱を深く掘り下げてお話を伺いました。

 

 

株式会社アキテムのポイント

・変化に適応し続ける企業としての挑戦
・リーダーシップを育む環境―社員全員が発揮できる力

・業界の枠にとらわれない柔軟なサービス提供

 

 

株式会社アキテムについて

 

── 岩元:まずは、株式会社アキテムについて簡単に会社の紹介をお願いします。

 

 

鯉渕社長:株式会社アキテムは、1952年に創業し、今年で73年目を迎えます。

現在、電気設備工事、総合ビル管理、リニューアル工事、そしてプロパティマネジメントという4つの事業を展開し、建物の維持・管理を幅広くサポートしています。

 

創業当初は電気設備工事を専門としていましたが、70年にわたる歴史の中で培った技術とノウハウを活かし、総合ビル管理や建築全般のリニューアル工事など、建物のライフサイクル全体を総合的にマネジメントできる体制を整えています。

 

 

(左)ホワイト財団 日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔    (右)株式会社アキテム  代表取締役社長  鯉渕 健太郎氏

 

鯉渕社長の株式会社アキテム入社までの道のり

 

── 岩元:順調に成長を続けるアキテムを率いる鯉渕社長ですが、学生時代や就職活動では、どのようなビジョンや将来を考えていたのでしょうか?

 

 

鯉渕社長:株式会社アキテムは、祖父が創業し、父が2代目として引き継いだ会社です。私はそのバトンを受け継ぎましたが、学生時代や就活中、正直言ってアキテムを継ぐ未来なんて全く考えていませんでした。

 

 

大学院では建築を専攻し、建築業界への就職を目指していました。ただ、当時は就職氷河期の真っ只中で、特に建設業界はコンプライアンス問題や市場の縮小により先行きが不透明でした。

 

そんな厳しい状況だったこともあり、建築業界にこだわらず、広い視野で道を探そうと考えていました。

 

 

就活の転機となったのは、一足先に社会人になった身近な先輩や友人たちの存在でした。

彼らはコンサルティング業界で活躍しており、仕事の面白さややりがいについて話してくれました。その話を聞くたびに、コンサルティングの世界に強く惹かれていきました。

 

 

そして、私は自分が志していた建築から一転してコンサルティング業界に飛び込む決断をしました。この選択が、後にアキテムを新たな視点で導くための大きな一歩となったのです。

 

 

── 岩元:コンサルティング業界に就職して、どのような経験の中で、鯉渕社長の経営者としての価値観が培われたのでしょうか?

 

 

 

鯉渕社長:入社して最初に携わったのは、大手商社の業務改善プロジェクトでした。

 

 

具体的には、財務会計や審査業務の効率化を進めながら、会計の知識を深め、英語やシステム関連のスキルも磨いていきました。

 

会社が誇るノウハウや最新のスキームの中で、単に知識を習得するだけでなく、スピード感を持って実行に移す力の重要性を学びました。

 

複雑なプロジェクトの中で迅速かつ的確に意思決定を下し、成果を出すための高度な思考力と判断力が求められたのです。

 

 

しかし、それ以上に心に残ったのは、企業文化の素晴らしさです。

プロフェッショナリズムが非常に高い一方で、人と人とのつながりを大切にする文化が根付いていました。

 

 

 

── 岩元:人と人との繋がりを強固にするのは難しい部分もあると思いますが、その文化を育むために、会社にはどのような施策や仕組みがあったのでしょうか?

 

 

鯉渕社長:全社員が閲覧できる掲示板があり、「この事象に詳しい方いませんか?」などという投稿に対して驚くほど多くの情報が集まりました。

 

誰か1人が問いを投げかけると、自分の持っている知識や経験を惜しみなくシェアしようとする文化は本当に素晴らしいと感じました。社会人になりたての私にとって、自分の知識が他の誰かの役に立つかもしれないという意識が社員全員に浸透している文化が組織としての強さを生んでいるのだと、非常に印象的だったのを覚えています。

 

 

上下関係なく、プロジェクトや部署が異なっても、少しでも関わりがあった同僚との繋がりを大切にしており、社内では常に新しい情報が共有され、困っている人がいれば自然と手を差し伸べる精神が根付いていました。

 

 

この経験を通じて、「組織の強さは人と人との繋がりから生まれる」という考え方を深く実感しました。互いに信頼し合い、支え合う関係が組織を支え、その結果として大きな成果を生み出すという原則は、現在のアキテムでも非常に大切にしています。

 

 

 

株式会社アキテムにジョインした背景

 

 

── 岩元:コンサルティング業界で多くの経験を積まれた後、どのようなきっかけでアキテムに入社されたのでしょうか?

 

 

鯉渕社長社会人3年目を迎えた頃、私は非常に優秀な方々に囲まれて仕事をしていました。その中で「自分はこの会社に貢献できいるのか?」と自問自答する日々が続き、正直なところ、自分に対する不甲斐なさや周囲への申し訳なさを感じていました。

 

 

そんな折、父である当時の社長から「アキテムへ入らないか」と声をかけられました。父には「アキテムをさらに成長させたい」という目標がありました。

 

 

父の後を継ぐことは一見すると自然な流れかもしれませんが、「親が社長だから、社長になれるんだ」という周囲の目や、当時の劣等感から逃げ道を選ぶような後ろめたさもありました。敷かれたレールに乗ることへの抵抗感や、自らの意思で道を切り拓きたいという思いも強かったのです。

 

 

 

── 岩元:そんな中で、最終的に入社を決意された理由は何だったのでしょう?

 

 

鯉渕社長決断の大きなきっかけは、ある方からいただいた言葉です。

 

「用意されたレールの上を歩めることは滅多にない。誰にでも与えられるチャンスではないんだから、挑戦してみてはどうか。」

 

その言葉を聞いた瞬間、視界が開けたような気がしました。目の前のチャンスを恵まれたものと受け止め、挑戦することで自分自身を成長させられるのではないかと考えたのです。

 

 

また、幼少期から電気設備や建築に携わる父の背中を見て育った私は、大学でも専攻していた建築の世界への憧れを持ち続けていました。電気工事の仕事に従事する父の姿や、建物が形になっていく過程に心を惹かれ、2005年アキテムに入社することを決意しました。

 

 

初めての現場経験

 

 

── 岩元:アキテムに入社後はどのような経験を積まれたのでしょうか?

 

 

鯉渕社長:アキテムに入社した直後の3年間は、大手設備系企業への出向を経験しました。オフィス移転に関わるプロジェクトを担当し、レイアウト計画や設備整備、移転作業の実施まで、幅広い業務に携わりました。

 

その現場では、技術面だけでなく、物事の考え方や建築の奥深さ、さらにプロジェクトを円滑に進めるためのマネジメントスキルも身につけることができました。

 

 

3年間、人に恵まれた環境で多くのことを学び、2008年には工事施工本部営業部の課長としてアキテムに本格復帰しました。

 

 

 

 

 

株式会社アキテムでのリーダーシップの始まり

 

 

── 岩元:「恵まれたチャンス」である一方、社長がお父様ということで、とても難しい立場でもあったかと思います。2008年にアキテムに本格的にジョインされた際、苦労したことはありましたか?

 

 

鯉渕社長:最初の頃は、仕事の進め方やコミュニケーションの仕方、そして自分がどのように見られるかといった点で非常に苦労しました。特に、社長の息子としてどう振る舞うべきかを意識せざるを得なかったので、そのプレッシャーは非常に大きかったですね。

 

もちろん、技術的な難しさも感じましたが、それは学べば解決できる問題です。むしろ、自身の立場をどう受け入れ、どう向き合うかが最も大きな課題でした。

 

 

さらに、当時はリーマン・ショックの影響を受けて業績が厳しく、会社は大きな試練を迎えていました。特に基幹事業の一部で利益を上げられなくなり、今後どの事業に注力すべきかという議論を避けて通ることはできませんでした。

 

 

 

── 岩元:リーマン・ショックという大きな逆風が吹く中で、自分がどのように貢献できるかに注力されていたのですか?

 

 

鯉渕社長まさにその通りです。「会社のために自分には何ができるのか」ということを常に考えていました。

 

 

もし全ての事業が順調であれば、現状維持でも良いかもしれません。

しかし、現実はそうではありませんでした。厳しい状況の中で「今のやり方で本当に良いのか?」と問い直し、新しいアプローチが必要だと感じました。例えば、新規顧客開拓の方法、営業の仕方、会議の進行方法、さらには組織内でのコミュニケーション方法など、あらゆる面で見直しを始めました。

 

 

ですが、60年以上の歴史を持つ会社で、その文化や価値観を一気に変えることはできません。急激な変化を押し進めると、むしろハレーションが起こってしまいます。ですので、何をどこから変えるべきか、そして自分がどう役立つべきかを冷静に見極め、一歩ずつ改善していくことが大切だと感じました。

 

 

 

── 岩元:会社の文化を変えるために意識的に行ったことや努力した点について教えていただけますか?

 

 

鯉渕社長:まず一番に取り組んだのは、「社員との対話」です。

 

アキテムには長い歴史と伝統がありますが、だからこそ新しいアイデアをどう取り入れていくかが重要だと感じていました。社員一人ひとりが意見を言いやすい環境を作り、その意見が組織の力になるように心掛けました。

 

長い歴史の中で積み重ねられてきたアキテムの文化や価値観を大切にしながらも、少しずつではありますが、時代に合わせた改革に取り組んでいきました。

 

 

アキテムを変える鯉渕社長の挑戦

 

 

── 岩元:会社の成長のため「時代に合わせた改革」に取り組んだとのことですが、具体的にどのような施策をされたのですか?

 

 

鯉渕社長:今までの価値観を大切にしつつ、若手社員がもっとチャレンジできる環境を作りたいと考えました。

 

スキルや経験、技術においては、中堅やベテラン社員にはかなわない部分もありますが、若手社員を集めて会社をより良くするための提言を行うことはできるのではないかと思い、プロジェクトを立ち上げました。

 

メンバーは約7名で、3ヶ月から半年ほどかけて議論を重ね、提言をまとめました。

売上や新規顧客の開拓に直結はしませんでしたが、今までの当たり前を変える新しい会社の文化や仕組みが生まれ、大きな成果として、とても嬉しかったのを覚えています。

 

 

また、新卒社員は入社から半年後や1年後に、自分たちの業務や取り組みを発表する機会があり、最初はローカルな場で行われていました。

 

ある時、入社したばかりの新卒社員が発表する場に参加したんですが、正直とても感動しました。先輩社員がしっかりサポートし、新人が堂々と自分の仕事を発表しており、その内容や時間配分も非常に良かったのです。

 

当初はローカルで行われていたこの発表会も、今では多くの社員が積極的に参加し、会社全体での取り組みとして成長しています。

 

 

── 岩元:素晴らしい取り組みですね!若手社員を含め、アキテムで働く皆様にはどのように成長してほしいと考えていますか?

 

 

鯉渕社長:仕事には大変なこともたくさんありますし、時には怒られることもあります。お客様から理不尽なことを言われることもあるかもしれません。

 

でも、何か問題が起きたときに、嘘をついたりごまかしたりせず、問題を先送りにせず、誠実に向き合う力を身につけてほしいと思っています。

 

小さなクレームや失注を後回しにすると、それが大きな問題に発展することがあるからです。もし問題が起きた場合、その場で謝罪し、どのように解決するかを一緒に考えることが大切だと思っています。それが信頼を築く土台となり、信頼関係を構築するためには欠かせないものです。クライアントに対しても、社内に対しても、誠実な人であってほしいです。

 

 

鯉渕社長が考える理想の組織作り

 

 

── 岩元:アキテムのように長い歴史と実績を持つ企業で社長としてご活躍される中で、会社をさらに成長させるために「ここを改善すればもっと良くなる」と感じた部分はありますか?

 

 

鯉渕社長:数字や利益はもちろん企業にとって非常に重要ですが、何かを達成したときに感じられる「感動」を社員の皆さんが体感しながら働ける環境が会社を成長させると考えています。ただ利益を追い求めるだけではなく、心からやりがいを感じる仕事を全力で楽しんでほしいです。

 

仕事には苦しい時期はありますし、仲間と意見が食い違うこともあります。しかし、最終的に目標を達成したときには「よくやったな!」と感じる瞬間があり、それが達成感であり、悔しさであり、また次にどうすれば良かったかを考える力にもなります。その感情こそが、成長を生む原動力だと思っています。

 

 

この達成感や悔しさをチーム全員で共有することで、次への活力が生まれ、結果的により良い成果が出ると私は信じています。数字や成果だけにとらわれず、「これができたら面白い!」と思えるような仕事に、みんなで熱中できる環境を作ることが、より楽しい会社づくりにつながるのではないでしょうか。

 

 

一社目で学んだ「組織の強さは人と人との繋がりから生まれる」という考え方が今も私の根底にあります。人と人との関わりが深まることで、組織としての力も強くなる。だからこそ、感動や達成感を共有できる環境づくりが、会社をより一層成長させると確信しています。

 

 

 

── 岩元:社員が「感動できる会社」にするために、どのような取り組みをされていますか?

 

 

鯉渕社長:アキテムは創業以来、電気工事、リニューアル工事、ビル管理という三つの事業を展開してきました。

どの事業にも深い歴史があり、社員一人ひとりが誇りを持って全力で取り組んできたからこそ、アキテムはここまで成長してきました。

しかし、時にはその誇りがあまりにも強く、部門間で競争心を生み出し、壁を作ってしまうことがありました。
競争心そのものは悪いことではありません。むしろ、成長するために必要な要素の一つです。

しかし、その壁を乗り越え、より一体感を持つことがアキテムに欠かせない要素だと強く感じています。

そのために、私たちは部門間の上下関係を排除する取り組みを始めました。
何かを議論する際には、レイヤーを細分化して横のつながりを強化し、部門間での尊重と協力を深めています。

すべての部門が持っている独自の強みを尊重し合い、共に力を合わせて成長する環境を作り上げることが、社員一人ひとりの心に“感動”を育む原動力となります。

アキテムは優秀な技術者たちが集まる、プロフェッショナルな集団です。

会社全体が一丸となることで、アキテムにしかできない価値をお客様に提供できると信じています。それこそが、他社とは一線を画す唯一無二の差別化を生み出す力だと確信しています。

企業理念に込められた想いと今後の展望

── 岩元:今まで鯉渕社長の従業員の方への想いなどをお伺いしてきましたが現状の企業理念「価値ある建物を技術をもってつくり活かし続け、そこに関わる全ての人を豊かにすること」に込められた思いを教えてください。

 

 

鯉渕社長:アキテムは電気工事業を基盤に、建設業界の一員として戦後の日本の経済発展に貢献してきました。

 

建物を「造る」という行為は、世界に誇る日本の高い技術力の結晶であり、私たちにとって誇りのある仕事です。

 

しかし、建物の所有者にとってその「造る」ことはあくまで過程に過ぎません。

 

最終的な目標は、完成した建物を活用し、その価値を最大化することです。
私たちは電気設備工事やビル管理、リニューアル工事、プロパティマネジメント事業を通じて、オーナー様の建物を守り、活かしていくサポートをしています。

 

加えて、私たちの企業理念には「そこに関わる全ての人を豊かにする」という強い思いがあります。

オーナー様はもちろん、その建物を利用する人々や、守るために関わる全ての人々が充実感を感じることが、私たちの目指すべきゴールです。建物を通じて、全ての関わる人々が豊かになれるように努力しています。

 

── 岩元:「そこに関わる全ての人を豊かにする」という言葉が印象的だったのですが、詳しくお教えいただけますか?

 

 

鯉渕社長:はい、実はこの企業理念の変更を私が専務時代に行いました。

 

当初の「価値ある建物を技術をもってつくり活かし続ける」という理念に、「そこに関わる全ての人を豊かにすること」を加えました。

 

これは、単に建物を作り、その価値を守るだけでなく、そこに関わるすべての人々、つまりお客様、協力会社、そして社員自身の幸福を大切にしたいという思いが込められています。

 

この理念は、アキテムの4つの主要事業―電気設備工事、総合ビル管理、リニューアル工事、プロパティマネジメント―を通じて実践されています。
これらの事業を通じて、建物のライフサイクル全体を総合的にマネジメントし、関わる全ての人々が豊かになることを目指しています。

 

社員一人ひとりが技術力を高め、協力会社との連携を深めることで、お客様に高品質なサービスを提供し、その結果として全員が豊かになれる環境を作っていくことが重要です。
私たちは、アキテムがこれからも「価値ある建物」を通じて、関わる全ての人々の幸福を追求し続ける企業であり続けることを目指しています。

 

 

── 岩元:今後の展望について教えてください。

 

 

鯉渕社長:100年企業を目指して、予測できない社会の変化に対応できる組織作りを目指しています。

リーマン・ショックや東日本大震災、コロナ禍など過去の出来事から学び、社員全員が変化に耐え、適応できる力を身につけられるよう、常に自発的に変わり続ける文化を育んでいます。

 

さらに、意図的に変化を起こす仕組みを導入し、業界の常識にとらわれず、業界を飛び越えた存在になることを目標に、より広い視点で価値を提供していきます。

 

 

アキテムで活躍できる人

 

── 岩元:今後どのような方と一緒に働きたいですか?

 

鯉渕社長:今のメンバーは、どんなときも誠実で真面目に取り組んでいる人たちです。

 

私はいつも「ごまかさない」「嘘をつかない」「問題を先送りしない」と伝えています。逃げても、結局その結果は顧客の信頼を失い、社内の信頼関係にも影響を与えてしまいます。でも、逆に言えば、正直でいることで信頼が深まり、成長できるんです。

 

また、変化を恐れず、積極的に挑戦できる人と一緒に働きたいと思っています。困難な時ほど、みんなで力を合わせて乗り越える。

 

自分から進んで変化を起こし、成長し続ける気持ちを持っている人と一緒に、この会社をもっと大きくしていきたいですね。

 

 

 

── 岩元:アキテムで働く皆様や、今後入社される方へのメッセージをお願いします。

 

 

鯉渕社長:アキテムでの成長は、単なる数字の話ではありません。売上高が2年連続で更新され、今年度末も昨年を超えると確信していますが、その背後には、全社員が心から挑戦し続けている姿があります。

 

この成長の歩みは、簡単に得られたものではなく、毎日の努力と挑戦の積み重ねによるものです。私たちが目指しているのは、「働きやすい会社」ではなく、「働きがいのある会社」です。

 

もちろん、楽な道を歩んでいるわけではありません。時には悩み、苦しみながらも、全力で挑戦することが求められます。でも、その先に待っているのは、想像以上の成果と自分を超える成長です。困難を乗り越えてこそ、本当の達成感が得られ、どんな喜びも深く感じられる。それがアキテムで働く魅力だと思っています。

 

ここで得られるものは、単なる仕事の成果だけではありません。自分自身を大きく成長させる経験や、人生を豊かにする充実感です。そうした挑戦を楽しみ、成長を喜べる方にとって、アキテムは間違いなく魅力的な場所です。

 

 

取材者のレビュー

 

取材を通じて強く感じたのは、同社の確固たる理念と、社員一人ひとりの成長を重視する姿勢です。
鯉渕社長の言葉からは、単なる事業拡大だけでなく、社員がやりがいを持って働ける環境を追求し続ける真摯な姿勢が伝わってきました。「働きやすい会社」ではなく「働きがいのある会社」を目指すという言葉には、同社が社員の成長と挑戦を何よりも大切にしていることが表れています。
また、困難に立ち向かいながらも挑戦を続けるアキテムの文化は、数字だけでは測れない企業の強さの源泉です。鯉渕社長自身が、学生時代の葛藤やコンサルティング業界での経験を経て培った「変化を恐れない姿勢」は、まさにアキテムの成長を支える大きな原動力となっていると感じました。

 

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  • 取材者

    日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

    東証1部乗上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。 2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。