【インタビューを受けた人】
株式会社アートネイチャー 根尾 拓二様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
人事部長 根尾 拓二様
アートネイチャーはウィッグを扱う企業としては唯一の東証一部上場企業です。薄毛の悩みを抱えた方へのオーダーメイドのウィッグ製品からはじまりましたが、昨今ではお洒落を楽しむため、時短で簡単にヘアスタイルを整えるため、がんなどの治療を笑顔で乗りきるためなど、様々なニーズにお応えできる商品ラインアップを取り揃えています。全国のサロンでは理美容師やウィッグアドバイザーがお客様の笑顔を増やすために活躍しています。
理美容業界ではお客様から支持されるために高い技術習得が必須となっています。その中でもウィッグを扱う方は特殊な専門技術を習得しています。そのため、一人前に育てた社員はアートネイチャーの大切な財産となっています。優秀な社員にエンゲージメント高く、長く勤めていただくために、働きやすい会社を目指しています。
また、理美容業界では人材不足が深刻化しています。多くの理美容室では技術習得・習熟の時間が営業時間外に充てられており、現在の理美容業界のなり手が減少傾向にある要因の一つだと考えています。そのため当社では、練習や研修の時間を営業時間内に確保することで過剰な負荷がかからないようにしてきました。
すべての社員が働きやすく、モチベーション高く働ける環境を目指していきます。当社は全国各地に店舗があり、現場で活躍している社員の声を第一としています。本社だけで考えると絵に描いた餅になりかねないため、アンケートなどを実施して現場の声を収集しながら、本当に必要とされている施策を実現していきたいと考えています。
理美容業界は人材の取り合いとなっていますが、アートネイチャーは「年齢を重ねても活躍できる」、「定年まで働き続けることができる」会社として評価をいただいています。業界だけでなく社会全体が働き方の変革期を迎えており、これからもどんどん働き方が変わっていくことが予想されます。今後も変化の波にいち早く対応し、新たな施策を導入しながら業界のリーディングカンパニーとして働き方の良い模範となっていきたいと考えています。
健康経営については、まだまだ課題が多く残りますが、当社で活躍してくれている社員に輝き続けてもらえるよう、長く安心して働き続けることができる環境づくりに注力していきたいと思います。
活躍している人材は大きく二つの要素を持っています。当社は「ふやしたいのは、笑顔です。」をモットーとしています。このモットーに共感してお客様の笑顔を増やすことをやりがいとしていることです。加えて、お客様の笑顔を増やすにあたり、満足いただけるサービスを提供できるように知識や技術の習得に対する努力を前向きに行っていることです。前述しましたように、当社では社員の技術力向上のための練習・研修時間を就業時間内に確保しています。本人の前向きな意思次第でスキルアップできる環境となっています。
また、一緒に働きたい人物像としては下記の三つの要素を備えた方です。第一に長く活躍したいと考えている方です。当社ではウィッグを扱う特殊な専門技術を習得するために各種研修や環境を整備しています。そうして成長した社員は当社の財産であり、誇りです。お客様の笑顔を一緒に増やしていく仲間として、今後のアートネイチャーを背負っていただけることを期待し、長く当社で活躍していただきたいと思っています。
第二に一緒に働くメンバーを尊重できる方です。育休、産休や時短勤務、家庭の事情による一時的な現場離脱など、当社では社員の多様な働き方を応援しています。そうした会社の考え方を理解・共感し、一緒に働くメンバーを尊重できることを重視しています。そして最後に礼儀正しく誠実である方です。満足いただけるサービスも、職場での信頼関係も、根幹に誠実さがなければ成立しません。こうした三つを兼ね備えた方と一緒に働くことができればと思います。
「女性社員が多く、ママ社員もたくさん活躍していること」
ママと会社員の二足の草鞋を履いて頑張ってくれている社員が多数
「活躍したい人のための門が開かれていること」
非正規社員として入社された方でも、能力や成果に応じて適正な評
「スキルアップ」「キャリア形成」「企業の安定性」の3つの観点だと考えています。
働く上で、前向きに取り組む姿勢を持つことは必要ですし、企業側も社員にそうした姿勢を求めていることが多くあります。しかし、それは企業内に具体的な支援制度があることが前提だと思います。それが研修プログラムなのか、資格取得支援なのか、もしくは研修・練習は個人に任せて時間のみ確保しているのかなど、企業によって様々ですが、中には向上心のみを社員に求めて制度としては確立させていないところもありますので、注意して調べてみてください。調べる過程で、その企業で如何にスキルアップが出来るか、どのように学びどのように成長できるかがイメージできると思います。
第二にキャリア形成です。「入社5年後や10年後、さらに以降のビジョンが想像できるか。」という観点です。スキルアップをしていくとともに、成長の先にキャリアを積み重ねられるかは非常に重要です。キャリア像は十人十色ですので、現場でプロフェッショナルとなったり、役職者として部署や会社そのものを牽引していく存在になるのかなど、キャリアビジョンのイメージをおぼろげでも思い描けるかは入社後のモチベーションにも直結していきます。
そして最後に、安定した企業であるかです。キャリア形成も、長く働ける基盤があってこそです。支えとなる福利厚生が充実しているかも将来を考えるうえで重要となります。企業研究の中で事業規模や将来性を含めて調べるようにしてみていただけるとよいと思います。
こうした3つの観点から考えてはいかがでしょうか。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。