ホワイト財団 岩元 翔
求人広告媒体社、ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。
その後、社労士事務所に参画し、関連先の約300社に対して、中小企業向けの人事労務コンサルティングを行う。
2013年に株式会社ソビアを立ち上げ、2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。
これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げ、中堅中小企業が改善すべきポイントに適切なアドバイスや研修の場を提供している。
“ホワイト企業アワード”というイベントをご存知でしょうか?
2021年度のエントリー数は370社を超え、近年注目を浴びているホワイト財団*主催の受賞形式のイベントです。
2021年11月25日に第7回ホワイト企業アワードを開催しました。
今回はホワイト企業アワードの概要や、過去のアワードについてご紹介します。
ホワイト財団*:一般財団法人日本次世代企業普及機構の通称です。
一言で表しますと「全国の素晴らしい会社を称賛・表彰するイベント」です。特徴の一つとして、企業で実施している取り組みや、社内制度にフォーカスした表彰になっています。人事制度や働き方は社外に出ることが少なく、実際に他社がどういった取組みをされているか見えない部分が多くあります。ホワイト企業アワードでは「働き方」にスポットを当て、世に広く知ってもらいたい社内制度、その時々の社会情勢を反映した取組み等を社会に発信し、ホワイト化に取り組む企業の普及に努めています。ホワイト企業アワードは様々な働き方が集まる「働き方の祭典」として2016年から継続開催しています。
ホワイト企業認定*を取得していることがエントリーの第一条件となります。認定取得にはホワイト財団が運営している審査で一定の基準を満たしている必要があります。
ホワイト企業認定*:認定についての詳細はコチラを参照してください。
選考は書類審査のみですので、取組みや社内制度を記入したエントリーシートを提出して申込手続きは完了となります。どの募集部門*に応募するかを選択し、部門に該当する取り組みをエントリーシート内で紹介してもらいます。エントリーシートには制度導入の経緯や、実際の効果、今後の課題・目標等の記入項目が設けられています。
募集部門*:アワードごとに募集部門は入れ替わります。
受賞企業様へアンケートを取ったところ、広報やリクルート効果といった面で受賞効果を実感いただいています。「働き方改革」や「ブラック企業」といった言葉の浸透とともに「働き方」への注目が年々高まっています。優秀な人財ほど、個人のスキルアップに充てる時間や家族との時間の確保、成果・能力に応じた適正な評価制度など、働き方を重視しています。そのためアワード受賞による採用効果は特に期待が高まります。
①審査基準の一貫性
審査時は主に下記4つの観点から選考を行います。中でも、新たな着眼点や業界に新しい風を呼び込めるかという独自性と、その取組みが社会に普及することで社会全体のホワイト化を促進していきたいという考えから再現性を特に重視しています。これは当初のアワードから一貫して守っている基準になります。
将来性:自社の経営課題解決や成長につながっていること。
独自性:競合他社との競争優位性を生み出していること。
再現性:自社のみで実現できるものでなく、世の中に広く普及できるものであること。
社会性:主に従業員やその他関係者にとって、価値の高い施策であること。
②特別審査員による審査
ホワイト財団の評議会だけでなく、外部から特別審査員を招くことで選考に客観性を取り入れています。同時に部門に精通した企業を審査員とし、例えば第6回ホワイト企業アワードでは福利厚生部門にて福利厚生をアウトソーシング事業として展開している株式会社リロクラブ様に担当いただき、専門的な知見から選考していただきました。こうした客観的な審査をしている点もご好評いただいています。
それではここで過去のホワイト企業アワードについて振り返ってみましょう。第1回を2016年に開催してから、これまでに多くの企業様に受賞いただきました。開催ごとに受賞企業の一覧と、それぞれの受賞理由を確認することができます。
名称 | 第7回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2021年11月 |
名称 | 第6回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2021年6月 |
名称 | 第5回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2020年 |
名称 | 第4回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2019年 |
名称 | 第3回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2018年 |
名称 | 第2回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2017年 |
名称 | 第1回ホワイト企業アワード |
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開催時期 | 2016年 |