有限会社東山園芸場が支える、地域の安全と景観。未経験から“緑のプロ”へ成長できる仕事

2026.07.02
PREMIUM INTERVIEW

【インタビューを受けた人】
有限会社東山園芸場 堤 格様

【インタビュアー】
日本次世代企業普及機構 阪上 光

有限会社東山園芸場

代表取締役 堤 格様

1972年福岡県出身。東京農業大学卒。福岡県内の造園土木会社にて3年間勤務後、1999年に有限会社東山園芸場に入社。2019年5月、代表取締役に就任。自身の経験を通じて、社員が笑顔で明るく元気に仕事が出来ることの大切さを感じ、その環境づくりに日々取り組んでいる。

はじめに

今回は、有限会社東山園芸場の代表・堤格様にインタビューを行いました。

東山園芸場が手がけているのは、高速道路や公共道路、公園などの緑地メンテナンス。一般的には「草木を切る仕事」と見られがちですが、実際には地域の安全や景観を支える、社会に欠かせない仕事です。
未経験からでも技術を身につけ、資格取得を通じて成長できる環境。自然を相手にする仕事ならではの面白さ。そして、これから入社する仲間への期待について、堤代表にお話を伺いました。

有限会社東山園芸場のポイント

・九州の交通インフラを支え、成果がその場で実感できる仕事
・全員未経験スタート!会社の支援で一生モノの国家資格を取得
・同級生が大学卒業する頃には、資格を持つプロへ成長できる

 

地域の安全と景観を支える、東山園芸場の仕事

 

── 阪上:まず、東山園芸場様が手がけているお仕事について教えてください。

 

 

堤代表:一般の方から見ると「草刈り」や「木を切る仕事」というイメージが強いかもしれません。

 

ただ、実はうちが手がける現場の約8割は高速道路です。その他にも、公共道路や公園、最近増えている空き家に伴う伐採なども行っています。

 

高速道路では、道路脇の草木が伸びすぎると、標識が見えにくくなったり、合流地点の視界を妨げたりすることがあります。それが大きな事故につながる可能性もあります。

 

僕たちの仕事は目立つものではありませんが、九州の交通網や人々の命を「安全」という形で支えている仕事だと思っています。



 

 

── 阪上:高速道路という現場だからこそ、安全面も重要になりますね。

 

 

堤代表そうですね。一番大切なのは、重大災害を起こさないことです。

 

草刈り機やチェーンソーなど、刃物を扱う仕事でもあります。一歩間違えれば、自分たちだけでなく、一般のドライバーの方を巻き込むリスクもあります。

 

だからこそ、事前の計画や段取り、現場での安全確保には何より気を使っています。

 

 

 

── 阪上:植物を相手にする難しさもありますか。

 

 

堤代表あります。

 

高速道路の草刈りや剪定は、基本的に年に1回のサイクルです。つまり、今日切った木々が次の1年後にどう伸びるかまで考えて作業する必要があります。

 

植物は生き物なので、教科書通りにはいきません。天気や環境によって育ち方も変わります。だからこそ、先輩たちの技術を見て学び、自分の手と頭で考えながら工夫していく。

 

そこが、この仕事の難しさであり、面白さでもあります。

 

 

 

── 阪上:公園などの現場では、また違ったこだわりがありそうです。

 

 

堤代表公園など人が集まる場所では、安全だけでなく、見た目の美しさも大切になります。

 

細かく「こう切りなさい」と指示があるわけではありません。現場に入る職人のセンスや意識によって、仕上がりが大きく変わります。

 

作業が終わった後に、荒れていた場所が見違えるほど綺麗になる。その成果をその場ですぐに実感できるのは、この仕事ならではのやりがいですね。

 

 

「最初は面白くなかった」から気づいた、職人仕事の楽しさ

 

── 阪上:堤代表は、学校を卒業された後、最初は別の会社で現場監督をされていたそうですね。

 

 

堤代表はい。福岡市内の会社で、公園をつくる現場監督を3年ほどしていました。

 

公園づくりでは、遊具やトイレの設置、道路の舗装、電気や水道の工事など、さまざまな工程があります。僕は専門業者さんたちの間に立ち、工事がスムーズに進むように調整・管理する役割をしていました。

 

 

 

 

── 阪上:そこから家業である東山園芸場に戻られたのですね。

 

 

堤代表当時の社長だった父から「人手が足りないから帰ってきてほしい」と言われたのがきっかけです。

 

正直、最初から強い覚悟があったわけではありません。戻った当初の感想も、「あまり面白くないな」でした(笑)

 

前職の福岡市内の現場はスピード感が早く、環境もシビアでした。それに比べると、地方の造園や草刈りの現場は、どこかのんびりしているように感じたんです。

 

 

 

── 阪上:そこから、どのように仕事の面白さに気づかれたのでしょうか。

 

 

堤代表大きかったのは、立場が変わったことです。

 

前職では、自分が手を動かすのではなく、職人さんに指示を出す立場でした。でも東山園芸場に戻ってからは、自分で作業をするようになりました。

 

毎日現場に出て、自分の手で作業をしていくうちに、感覚が変わってきたんです。

自分のハサミの入れ方一つで、木々の形が美しく変わる。荒れていた道路脇の草むらが、自分の手で綺麗に整っていく。

 

人にやってもらう完成ではなく、自分の手で目の前の景色を変えていく楽しさに、だんだん夢中になっていきました。

 

 

 

── 阪上:自分の技術で成果が見えることに、面白さを感じられたのですね。

 

 

堤代表そうですね。

 

自分でハサミを入れるようになると、「どう切れば1年後も美しく、安全に保てるか」という工夫や、職人としての奥深さにも気づくようになりました。

 

今では、目の前の環境を自分の手で綺麗にする仕事に、楽しさと誇りを感じています。

 

未経験からでも安心して成長できる、安全と教育の仕組み

 

── 阪上:この仕事をする上で、堤代表が絶対に譲れないことは何でしょうか。

 

 

堤代表信用です。お客様に信頼され信用していただける仕事をしていくことです。

 

どの仕事でもそうかもしれませんが、とくに危険な場所での仕事や草刈り機やチェーンソーなど、鋭利な刃物を扱う仕事なので、一歩間違えれば大きなケガや命に関わる事故につながる可能性があります。

 

だからこそ、現場に入る前の段取りと計画を徹底しています。事前に現場の状況を把握し、どの作業車を配置するか、どう進めれば安全かを組み立てた上で作業に入ります。

 

若い人たちに挑戦してもらいたい気持ちはありますが、無茶なことは絶対にさせません。安全という土台をきちんとつくることが基本です。

 

 

 

── 阪上:未経験の方にとっては、道具を扱えるのか不安もあると思います。

 

 

堤代表そこは安心してもらいたいです。うちに入社する人は、ほとんどが未経験からのスタートです。

 

だから、いきなり難しい作業を任せることはありません。まずは入社時に研修を行い、仕事の基本や安全について共有します。

 

草刈り機を使う場合も、基本的には必要な資格を取ってからでないと使わせません。資格取得は会社としても支援しています。

 

講習で正しい扱い方を覚えた上で、本人の状況に応じた仕事から少しずつ任せていきます。

 

 

 

── 阪上:技術はどのように身につけていくのでしょうか。

 

 

堤代表:最低限の決まりや指示はありますが、僕たちが相手にしているのは自然の植物です。

 

同じ枝は一本もありません。天候や環境によって、木の形も枝の張り方も違います。だから、すべてをマニュアル化することはできません。

 

基礎を学んだ上で、現場の先輩がどうハサミを入れているのかを見て、その意図を感じ取り、自分の手でやってみる。その繰り返しで感覚を掴んでいきます。

 

「この木を1年後も美しく、安全に保つには、どこにハサミを入れるべきか」を自分で考える。職人の意識やセンスが仕上がりに出るからこそ、この仕事には面白さがあります。

 

 

どこに行っても通用する人材へ。資格取得を支援する理由

 

── 阪上:東山園芸場様では、資格取得も積極的に支援されていると伺いました。

 

 

堤代表はい。従業員が施工管理の資格を取れば、現場の責任者として公共の大きな仕事を任せられるようになります。

 

ただ、それ以上に大きいのは、その資格が本人にとって一生モノの財産になることです。

 

施工管理の資格を持っていれば、うち以外の会社でも通用する武器になります。資格に挑戦することは、本人のレベルアップにもつながりますし、「自分はプロなんだ」という自覚や誇りにもつながると思っています。

 

 

 

── 阪上:経験で入社した後は、どのようにステップアップしていくのでしょうか。

 

 

堤代表最初は先輩について、現場のサポートをしながら仕事を覚えるところから始まります。

 

そこから少しずつ仕事を任せていき、まずは一つの現場の責任者を目指してもらいます。さらに経験を積めば、複数の現場を統括する代理人のような役割にも挑戦できます。

 

もちろん、管理側だけでなく、職人として腕を極める道もあります。

 

 

 

 

── 阪上:将来的には、どのような力を身につけてほしいですか。

 

 

堤代表自分で考えて、問題を解決できる力です。

 

僕たちの仕事は、マニュアル通りにいかない自然が相手です。現場では、予期せぬことや判断に迷うことがたくさんあります。

 

その時に、ただ指示を待つのではなく、「この状況なら、どうすれば安全に美しく仕上げられるか」を自分で考え、判断できるようになってほしいです。

 

自分で判断できるようになると、仕事の裁量も広がります。そこに、この仕事の本当の面白さがあると思っています。

 

 

 

── 阪上:堤代表ご自身も、現場で働く楽しさを大切にされている印象があります。

 

 

堤代表一番は、楽しく仕事をしてほしいということです。

 

外での作業なので、夏は暑いですし、体力的に大変なこともあります。でも、自分の手で荒れていた景色が綺麗に変わっていく。その変化がその場で目に見えて分かるのは、すごく面白いんです。

 

仕事がただの義務や苦痛であってほしくありません。僕が感じている、ものを綺麗にしていく楽しさを、新しく入る仲間とも共有していきたいですね。

 

 

これからの東山園芸場。機械化と教育体制の整備へ

 

── 阪上:今後、東山園芸場様をどのような会社にしていきたいと考えていますか。

 

 

堤代表高速道路や公共の緑地メンテナンスは、時代が進んでもなくならない、世の中に必要とされる仕事です。

 

だからこそ、会社がこの先も続いていけるように、強い組織体制をつくっていきたいと考えています。

 

今、特に力を入れているのは、人材の確保と現場の機械化・効率化です。

 

 

─ 阪上:造園や草刈りの現場でも、機械化が進んでいるのですね。

 

 

堤代表はい。現場の負担を減らせる機械は積極的に取り入れています。

 

たとえば、最近ではリモコンで操作できるラジコン草刈機も導入しています。これまで人が斜面を登り降りしながら作業していた場所でも、ラジコンを使えば安全な位置から遠隔で作業できる場合があります。

 

人がやると疲労や熱中症のリスクがある作業を、機械に任せられる部分は任せる。テクノロジーを使って、より安全に、より楽しく働ける環境へアップデートしていきたいです。

 

 

 

─ 阪上:組織づくりの面で、今後さらに整えていきたいことはありますか。

 

 

堤代表今は教育体制の仕組み化を進めているところです。

 

これまでは、入社時の最低限の教育をした後、現場ごとに先輩がその都度教える形になっていました。これを、新しく入る人がもっと効率的に学べる仕組みとして整えていきたいと考えています。

 

あわせて、日々の作業報告や計画の作成なども、パソコンやネット上で共有できるように、業務の効率化も進めています。

 

 

── 阪上:新しい仲間を迎えたい理由も、会社を次の世代につなげるためでしょうか。

 

 

堤代表そうですね。会社をこの先も継続していくためには、新しい世代の人を入れていく必要があります。

 

うちの会社は、今、一番上は80代のベテラン、一番若い子は18歳の高卒の子までいます。年齢層がとても幅広いんです。

 

ベテランから学べる技術や知恵もありますし、若い風が入ることで組織全体も活気づきます。

 

年齢や経験に関係なく、本人のやる気次第で活躍の幅は広がります。いずれは「ここはもっとこうしましょう」と、前向きな提案を出してくれる存在になってもらえたら嬉しいですね。

 

 

東山園芸場で働くことを考えている方へ

 

── 阪上:この記事を読んで、東山園芸場様に興味を持っている方に向けて、仕事の魅力を改めて教えてください。

 

 

堤代表自分のやった仕事の成果が、目の前ですぐに見えることですね。

 

外で体を動かして、荒れていた場所が綺麗になっていく。ピシャリと仕上がると自分自身の気分も良いですし、お客様にも喜んでもらえます。

 

これは、この仕事ならではの分かりやすい魅力だと思います。

 

 

 

── 阪上:どのような方が、この仕事に向いていると思いますか。

 

 

堤代表体を動かすのが好きな人、外で動くのが苦にならない人なら、それだけで十分です。

 

あとは、木を切る、草を刈るといった緑の仕事に対して、少しでも「面白そうだな」「やってみたいな」と思えること。それが一番大切だと思います。

 

うちは、ほとんど全員が未経験からのスタートです。入社時の研修や、機械を使うための資格・講習もあります。未経験の方でも、心配しすぎずに飛び込んできてほしいですね。

 

 

 

─ 阪上:高校卒業後、早くから現場で経験を積みたい方にも合いそうですね。

 

 

堤代表そう思います。

進学する道ももちろんあります。ただ、18歳からうちの現場でスタートすれば、同級生が大学を卒業する22歳の頃には、濃い現場経験と、現場を管理できる国家資格の両方を手に入れることも可能です。

 

早くから現場で頑張ってきた人だけが得られる強みは大きいと思います。

 

 

 

── 阪上:これから入社される方とは、どのような関係を築いていきたいですか。

 

 

堤代表お互いに意見を言い合える関係になりたいです。

 

うちは80代のベテランから18歳の若手までいる会社です。年齢層が幅広いからこそ、話しやすさや風通しの良さは大切にしています。

 

若いから、未経験だからと遠慮する必要はありません。年齢に関係なく、同じ現場を支える仲間として、何でも相談し合える関係になれたら嬉しいですね。

 

 

 

── 阪上:最後に、応募を検討している方へメッセージをお願いします。

 

 

堤代表東山園芸場は、入ってから自分次第でいくらでも活躍の場を広げていける会社です。

 

現場経験を積みながら、将来的には施工管理のような国家資格に挑戦し、現場を引っ張る責任者を目指すこともできます。

 

僕たちが守っているのは、九州の暮らしに欠かせない「安全」というインフラです。派手な仕事ではないかもしれませんが、自分の手がけた仕事で地域の安全が守られていくやりがいがあります。

 

外で体を動かす仕事や、緑に関わる仕事に少しでも興味がある方には、ぜひ東山園芸場を知ってほしいです。

 

 

 

 

 

取材者のレビュー

 

「飾らない人柄の裏にある、仕事への熱量と社員を想う親心」

取材を通して最も印象に残ったのは、堤代表の「飾らない、等身大のお人柄」でした。
「実は戻ってきた当初は、あまり仕事が面白くなかったんです(笑)」と、ご自身の過去を包み隠さず笑顔で語ってくださる姿に、とても親近感を覚えました。

一方で、現場での「安全」や、若手社員の「教育」の話になると、その表情は真剣そのものに変わります。「刃物を扱う仕事だからこそ、無茶は絶対にさせない」「重大災害だけは何としても防ぐ」という言葉の端々からは、現場で働く社員を家族のように大切に想う、強い責任感と温かさが伝わってきました。

代表ご自身が現場の最前線で「景色が綺麗に変わっていく楽しさ」を誰よりも味わっているからこそ、「義務ではなく、仕事を楽しんでほしい」という言葉には嘘偽りのない熱量を感じます。18歳の若手から80代のベテランまでがフラットに相談し合える風通しの良さは、まさに堤代表のこのお人柄が作っているのだと納得しました。

「外で体を動かしてみたい」「早く社会に出て成長したい」と考えている方にとって、堤代表という頼れるリーダーのもとで踏み出す第一歩は、プロの職人へと確実に成長できる、とても安心でワクワクする選択になるはずです。

 

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    セールスチーム 阪上 光

    2024年より株式会社ソビアに入社し、ホワイト企業認定の運営に従事。認定企業様の魅力を丁寧に言語化し、ホワイトキャリアを通じて多くの方へ届ける仕事に取り組んでいます。