【インタビューを受けた人】
株式会社ゲオホールディングス 眞田 瞳様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
セカンドストリート岐南店 店長 眞田 瞳様
大学では経営学部経営学科で主にマーケティングを勉強していました。
他にも「スチューデントアシスタント」という留学生の方を支援する団体や、学内では写真部に所属していました。
写真部では撮影スポットを探して遠方へ行き、遠いところですと鎌倉まで車で行きました。事前に決めるのは遠征先のみで、あとは現地についてから各自で気が向くままに撮影スポットを探して写真におさめ、後日アルバムで共有したりして鑑賞するまでが活動の一環でした。
スチューデントアシスタントも写真部もそうですが、人との関わり方を学ばせてもらったなと感じています。
スチューデントアシスタントでは、留学生と直接関わっていましたが、見知らぬ土地での生活にどの留学生も少なからず不安を抱えていました。少しでも不安を緩和できるようにプライベートで一緒に出かけたり、積極的にコミュニケーションを取ったり、留学生が少しでも安心して楽しく日本で過ごせるように努めました。
相手の気持ちをおもんばかってコミュニケーションを取るという人との関わり方は、今、スタッフの育成や社員間の連携という面で通じるものがあったなと感じています。
写真、雑貨、リユースに絞って就職活動をしていました。どれも「好きなもの」という共通項です。
この中でリユースに興味を持ったきっかけは、服の中でも特に古着が好きだったからです。
通常のアパレルショップではなくリユースを志望した理由には、リユースは商品がその1点しか存在しないものを取り扱うことや、衣料だけでなく雑貨やカメラなど様々なものを取り扱っており、自分の好きなものがつまっていたからです。
面接でそう緊張するタイプではなかったことや、現実を冷静に受け止めることができるタイプということもあり、企業からのお祈りメールもそこまで苦に感じず、ただひたすらに前だけを見て選考を受けて回りました。そのため苦労したという記憶はないですね。
当時、ゲオホールディングスともう1社リユース関係の会社に内定をいただいていましたが、どちらに入社しようか悩んでいました。
最終的にゲオホールディングスを選んだ理由は、当時の人事の方が親身になってくれたからです。2社で悩んでいることを正直にゲオホールディングスの人事の方に打ち明けると、「判断材料は多い方がいいから」ということで店舗勤務している店長から直接お話を聞く機会を作っていただきました。一学生に対してそこまで手厚くフォローしてくれたことに衝撃を受けました。
また、私は「やりがいをもって仕事をしたい」という思いが強くあり、店長にお話を聞かせていただく中でやりがいについて細かにお話していただき共感できたことや、人事の方からも改めて会社のことを説明いただきました。改めてゲオホールディングスを詳しく知ることもでき、深く魅力を感じました。楽しかったというよりは嬉しかったことですね。
先ほどの店長にお話を聞きに行った際に、「やってみたいと思ったことは上司に提案できるし、それが結果につながったことがある」と教えていただき、自分のやりたいことを後押ししてくれる社風だと知りました。そんな環境で私も働きたいと思ったことが決め手でした。
セカンドストリートはリユース業です。
お客様からお品物を買い取りさせていただき、それを商品としてメンテナンスし、売り場に出すというサイクルで成り立っています。ただ、日々同じことの繰り返しではなく、毎日違うことをしていくお仕事です。
主にお客様からお品物を買い取りする査定業務を担当しています。
同時に店長としてスタッフの管理、育成、売り場、数字の管理もしています。その中で、私の好きなことでもある衣料や服飾に関わる売り場の作成、商品としてのメンテナンスを多く担当しています。
売り場の作成業務は、お客様の目をいかに引く仕上がりにするかがポイントです。こちらの意図通り商品が売れていく様子を見るのは気持ちいいです。
実際に業務に携わったことがなければディスプレイや商品配置の重要性はそこまで実感できないと思います。私がそうでしたので。
そのため、実際にディスプレイを工夫することでお客様の購買意欲をある程度コントロールできると知ったときは衝撃でしたね。
正直最初は全くなかったです。配属先で店長と働く中で「眞田さんなら店長になれますよ」と言っていただき、やはり目標を持った方がいい、と自分の中で気持ちが切り替わり、「せっかくだから店長を目指そう」と目標を掲げました。
試験は特になく、定期的にマネージャーが店舗視察に来ることがあり、その中で店長候補者を選んでいます。日ごろの働きぶりから資質や能力を考慮し、店長を抜擢しています。
現在の岐南店に店長として着任して1年経ちましたが、当初はスタッフとの関わり方に苦戦しました。
売り場を変えていく、そのために足並みをそろえていこうと意気込んだものの、スタッフにヒアリングしていくなかで個々の持っている商品知識が違い、基礎的なことが出来ていないスタッフもいることに気づきました。
私が店長として店舗をどのように運営していきたいかという指針や、計画、実行するための手だてをスタッフ一人一人に伝え、理解してもらえるまで話し合いました。
経営者の感覚がこの1年間で少しわかったように思います。舵をきることや、同じ方向を向くことの難しさを痛感しました。ただ、根気強く関わったこともあり、今ではスタッフ全員が同じ土俵に立てています。
私は指示に対するフィードバックをするようにしています。
例えば、売り場作成の指示を出したらそれで終わりではなく、作成した売場を確認してから良い点と改善点を伝えています。褒めてモチベーションを高めつつ、改善点を添えることで次回はより良いものができるはずです。
人を褒めて伸ばすことができる人、業務の意図を相手が理解したうえで取り組めるようにかみ砕いた指示を出せる人はスタッフからの信頼も厚く、アルバイトの方も含めて伸び伸びと働けているように感じます。
私が一社員として勤務していた頃に配属されていた店舗の店長がそうした方でしたので、私もそうありたいと思っています。
特にアルバイトの方には「楽しく仕事してください」と伝えています。
この仕事が好きで働いてくれている人もいますが、お金を稼ぐために働いている方もいます。
アルバイトの理由は人それぞれ違って当然です。ただ、嫌々で働いたり、辛い想いをしながら働いたりしないですむよう面談時に「楽しく働いてもらいたい」という思いを伝えて、みんなが働きやすい環境づくりを大事にしています。
性別関係なく、その人自身を評価してくれる上司がいますので、活躍されている女性は多くいます。
年齢や性別に関わらず本人の意思と結果を尊重してくれるところは会社の魅力の一つです。
着任して1年経ちました。総合店なのでいろんなものを扱っていますが、私の意向から衣料や服飾に注力していました。
衣料・服飾は総合で取り扱っている商品に比べて単価が低くなっていますので、衣料・服飾に注力し過ぎた結果が売上数字として如実に表れました。
今後は衣料・服飾以外の商材にも力を入れていかないといけないと感じています。私の意向だけでなく、売り場や買い取りの面に関してもスタッフと協力して作っていきたいと思います。
休日を楽しむために働いています。
好きな仕事をさせていただいている中で息抜きをするために働いている、というイメージです。「ここを頑張ったら休みだからやりきろう」という風に、自分の娯楽やお休みのために頑張ることだと思っています。
休日は主に趣味を楽しむ時間にしていますので、一時期はカメラのレンズを購入する資金を貯める一心で働いている時期もありました。仕事もプライベートも目標があると充実しますよね。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。