仕事の秘訣は“いかに楽しむか”。ゲオホールディングスの採用実態についてお話しいただいたのは人財採用課の沖村さん。

2022.01.25
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
株式会社ゲオホールディングス 沖村 友徳様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

株式会社ゲオホールディングス

人財採用課 新卒採用リーダー 沖村 友徳様

学生時代について

①どんな学生時代をお過ごしでしたか?

幼少期は転勤族で西日本中心に点々としていましたが、中学生時代からゲオホールディングスに入社して今の部署に異動するまでは福岡にいました。大学では商学部経営学科に所属し、簿記会計や経営について学びました。経営学科を選考した背景には、父がBtoBで会計のシステムを導入している会社に勤めていまして、面白そうだなと思ったのがきっかけでした。

②学生時代に注力したことを教えていただけますか?

学園祭の実行委員会に所属していました。その中でも私は、学園祭の催しの一つとして地域の方を含めて約1,200人で道路を貸し切って行うパレードの企画チームに所属していました。役割は所属した二年間は固定で、企画から当日の運営までを担当していました。当日までに地域の方と話し合って企画を練っていましたが、幅広い年齢層の方々と協力して一つの事を成し遂げたことは貴重な経験でした。

③ゲオホールディングスへの入社の決め手を教えていただけますか?

正直、ゲオホールディングスに即決したわけではありませんでした。ゲオからは大学4年生の5月頃に内定をいただいていましたが、自分の可能性を広げたいと思い、以降も就職活動を続けていました。ただ明確なビジョンがあったわけではなかったため、ダラダラと引き延ばした形になり、卒業後の進路に悩んでいました。そんな時期に、当時の採用担当と内定の返事も含めてお話をする機会がありました。仕事内容や仕事に対する考え方を聞くうちに、「ここまで熱量を持ってできる仕事ってどんな仕事なのだろうか」と興味がわいたのと、その担当者と一緒に働きたいと思ったことが決め手でした。

 

キャリアについて

①キャリアを教えていただけますか?

2016年に新卒入社し、当初は福岡の店舗に配属されました。入社2年目の時に、後の上司となる方が名古屋(本社)から福岡まで直接来てくださり、「人財採用課で力を貸してほしい」と口説きにきてくれました。素直に嬉しかったですね。地元愛が強いため福岡から離れることに抵抗がありましたが、本社勤務のまたとないチャンスでしたので、挑戦してみようと思い異動の話を受けました。

②急な異動で不安はありませんでしたか?

もちろんありました。業務が全く変わることもしかりですが、僕は自己分析で他人への興味関心が薄い方だと思っていましたので、人事が務まるだろうかという不安もありました。ただ、当時の上司からは「沖村さんは相手に合わせて接し方や話し方を上手く変えることができる強みがある」と言っていただき、自信を持つことができました。

 

 

人事制度について

①ゲオホールディングスの事業内容を教えていただけますか?

ゲオホールディングスはなんでもやっている会社です。「ゲオ」といえばメディア事業が印象的だと思いますが、実は様々な事業をやっています。根底として、「お客様に豊かで楽しい日常の暮らしを提供する」を理念としてやっていますので、お客様のニーズに合わせて展開していくことが特徴です。今展開している事業もニーズに合わせて続けていくのもあれば、終わるものもあると思いますし、そこが会社の面白さであり魅力かなと思います。

②ゲオホールディングスにある職種を教えていただけますか?

色々な事業をやっていますので、幅広いキャリアをイメージしている方を採用していきたいと考えています。今の育成計画では入社初年度にリユース業であるセカンドストリートへ配属される場合が8割ほどです。主幹となっているゲオ(メディア)とセカンドストリート(リユース)の職務内容は下記のようになっています。

 


 

【ゲオ(メディア事業)】

業態:ゲームソフトなど、買い取り価格と販売価格がある程度固まっているものが大半

仕事内容:レンタル商品がメインのため、その貸出・返却作業が中心

特徴:マニュアル重視で、指示も明確に出される

 

 

【セカンドストリート(リユース事業)】

業態:店舗ごとに販売価格を考えながら買取をおこなうため価格基準が一定ではない

仕事内容:販売接客とともに買い取り作業あり

特徴:店舗ごとに展開の仕方や価格設定が異なっている

 


③役職と業務内容を教えていただけますか?

店舗勤務がスタートとなりますので、本日はセカンドストリートへ配属された際のキャリアパスをご紹介します。

 

<役職一覧>

社員 アシスタント(役職手当あり)、店長補佐としてマネジメントも実施
店長 店舗のマネジメント
エリアマネージャー 担当エリア(5~6店舗)をマネジメント
ゾーンマネージャー 担当地方(10~20店舗)をマネジメント(一般企業の課長クラス)
ゼネラルマネージャ 担当事業の包括的なマネジメント(一般企業の部長クラス)

④ステップアップの要件を教えていただけますか?

個人の能力や意欲も加味して判断しますので明確な指標があるわけではありませんが、下記のようになります。今回は店長とエリアマネージャーについてご紹介します。

 

<ステップアップの流れ>

店長

(1~3年程度)

昇格試験はなく、店舗の主としてマネジメントする役割になるためヒトモノカネのマネジメントが出来るようになっているかがポイント。
エリアマネージャー

(4年~8年程度)

管轄する範囲が増えるため、より広い視野をもってマネジメントできる能力が必要。同時にマネジメントの質を高めていくことが求められる。

現時点で本社勤務に関する明確な条件はなく、役職に関わらず異動される方もいます。配属部署により求められる現場理解の程度に差異はありますが、前提として現場の実態をきちんと理解できていることは本社の間接部署で仕事をするうえで必要となります。

 

採用活動について

①今、特に注力している採用はありますか?

ゲオホールディングスは中心事業が小売業になりますのでその業態上、今までは理系学部からの応募が少ない状況でした。しかし、今後はゲオホールディングスでもECサイトの強化・改善をしていきますので、そうした素養がある方の採用に注力予定です。

また、現在正社員の男女比が約8:2です。店舗戦略や新規事業を立ち上げる際には女性の感性や主観など、女性特有の視点は欠かすことができません。多様な考え、アイデアを取り入れるためにも女性の採用及び女性が活躍できる環境づくりを積極的に行っています。

②求める人物像を教えていただけますか?

どの部署に所属しても人と接する機会からは必ずあるため、相手に対する暖かい心遣いや気配りが出来る方と一緒に仕事をしたいと思っています。特別なスキルや資質を求めているわけではなく(それらは教育や自己研鑽で習得できます)、相手のことを考えながら行動できる人を採用したいと考えています。

③ゲオホールディングスで活躍できる人はどんな方でしょうか?

コミュニケーションをきちんと取って仕事を進めることができるかはすごく重要だと思います。我々のように組織に所属している場合、社内はもちろんお客様やお取引先など、相手の話をきちんと聞き、自分の意見も伝えるという双方向のコミュニケーションが非常に重要だと思っています。

④働きやすさに注力している理由を教えていただけますか?

社長の遠藤も説明会などでお伝えしているのですが、せっかくご縁が出来るからには定年まで働いていただきたい、という思いがあります。会社として社員が「長く働いていたい」と思える環境をつくらなければならないと常に考えています。まだ改善の道半ばですが、社員一人ひとりが働きやすく、ワークライフバランスを重視しながら仕事も充実している、そんな環境をつくっていきたいと思っています。

⑤今後の目標を教えていただけますか?

時代の経過とともに、従業員が働きやすい環境にどんどん変わってきたと感じています。最前線に立ってゲオホールディングスを牽引しているのは現場(店舗)で働く社員の方々です。その方たちが何を求めているのか、どうすれば働きやすいかという声を拾い、より現場に寄り添った会社にしていかなければなりません。

リユース事業の買い取り業務は、現状は個人の裁量による部分が大きく、そうした負担もできる限り軽減すことを理想としています。少しでも業務の負担を削減していくことが、今後の課題です。

また、事業展開をしていく中で各分野におけるスペシャリストの育成が課題の一つとなっています。スペシャリストを育成するためには会社が自分自身の強みを発揮していける環境を整備する必要があると考えています。

 

 

沖村さんにとって「働く」とは?

いかに楽しむかだと思っています。

学生時代ゲオでアルバイトしていたこともあり、そこで扱っているゲームや漫画などの商材が特に好きで、楽しみながらお客様に接客やご提案していました。これはゲオホールディングスを受けるきっかけのひとつでもありました。社会人になると、働いている時間が大半になりますので、その時間を楽しんで過ごせるかどうかって大事ですよね。

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