従業員の多様性を活かせる「働きやすい小売業」を目指して

2021.09.17
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
株式会社ゲオホールディングス 堀 亜由美様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

株式会社ゲオホールディングス

人事政策推進PJT 人事政策推進課 堀 亜由美様

2011年に新卒新入社員として入社。 セカンドストリートの店舗勤務で2年半勤務。 その後、新卒採用のリクルーターを4年間経験したのちに、ダイバーシティ&インクルージョン推進、働き方改革の業務担当を任され、現在に至る。

会社紹介、事業紹介をお願いします。

「ゲオと言えばレンタル」と、いまだに過去のイメージが強いかもしれません。メディア事業から始まり、ファッションやモバイル機器、オンラインサービス事業といった多種多様な領域へ、時代とともにサービスを広げています。そして、「豊かで楽しい日常の暮らしを提供する」という理念を叶えるため、私たちはこれからも新たなサービスを生み出していきます。
<主な運営店舗>
・DVD、CD、ゲーム等パッケージ商品のレンタルや中古買取・販売、新品販売を行うメディアショップ「ゲオ」
・衣料、雑貨、家電などの販売・買取を行う総合リユースショップ「セカンドストリート」
・幅広いブランドの余剰在庫を仕入れて販売するオフプライスストア「ラックラック」
・中古携帯、スマートフォンの販売・買取、格安SIMの販売などを行う総合モバイル専門店「ゲオモバイル」

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

小売業界は「働きやすい職場」からは程遠い業界として認知されており、求職者の方から敬遠されたり、そもそもの選択肢に入っていない場合が珍しくありません。身内びいきに取られるかもしれませんが、ゲオホールディングスには「ゲオホールディングスならではの楽しさ」があり、それを是非知っていただきたいと考えています。そのため、そもそもの選択肢から外されないように各種働き方の改革に着手しています。中でも、弊社は客層が幅広く、ニーズも細かく分かれています。そうしたお客様の多様性に対応できる柔軟性が育つよう、社内も多様性を受け入れ、また、育てることができる環境づくりに努めています。

 

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

各種取り組みが徐々に形となり始めましたので、今後は制度浸透・拡充に注力していきます。
制度を知らないという従業員もいますので、まずは制度浸透を進めていきます。その後に制度拡充です。現在の取り組みは活用できる範囲が事務所で働く従業員に限られるものが多く、全従業員が活用できるまでに至っているものは多くありません。ゲオホールディングスの従業員の多くは店舗や物流センターで勤務しており、事務所勤務者に比べてライフスタイルに合わせて調整しづらいことから制度活用があまりできていません。店舗や物流センターで働く従業員も含めて全従業員が活用できるように邁進していきます。また、ダイバーシティへの認知を少しずつ広めてきましたので、今後はその動きをより拡大し、多様性が必要とされる場で、求められるものを効果的にアウトプットできる人材を配置できるよう取り組む予定です。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

第一に「ゲオホールディングスで働くことが楽しいと思える人」であることです。その上で、お客様の立場に立って考え、自分の意見をアウトプットできる人を求めています。特に、つい最近までお客様として弊社を利用していただいていた新入社員の皆さんの感性や意見は私たちにとっては非常な貴重な声であり、宝です。そこに自信をもって発言できる人を求めています。アウトプットと言っても必ずしも根拠に基づく意見のようなカッチリしたものが求められるわけではありません。まずはざっくばらんに自分が思うこと、感じることを発言することから始めてみてほしいなと思います。また、チャレンジ精神を大事にする社風ですので、変化を恐れず、やりたいことや新しいことに積極的に取り組むことが好きな方は大歓迎です。

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

大きく二つあります。一つ目は個性的な社員が多い会社という点です。本当に様々な経歴や経験をしている社員ばかりで、どの部署へ配属となっても楽しいですし、新しい学びがあります。私が入社当時の配属先は店長が元お笑い芸人で、コミュニケーションに長け、部下の心の細かな機微を敏感にキャッチする方でした。そのため、どの従業員も気持ち良く仕事をしていました。二つ目は経験や年齢にとらわれずチャレンジの機会がもらえるという点です。入社すぐに売場の一画を任せてもらえたり、2~3年後には店舗の部門担当を任せてもらえたりします。チェレンジする人の声を拾い上げてくれる会社ですので、あとは事業として会社が納得するだけの根拠さえあれば後押しをしてくれます。こうしたチャレンジをする社員が多くいますので、そうした姿から私もエネルギーと刺激を沢山もらっています。

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

複雑な社会情勢となり、新卒入社の会社で定年を迎えるというケースは少なくなっています。こうした時代や周囲に流されず、自分が「どうしたいのか」、「どうなりたいのか」といったキャリアビジョンを持つことが大切だと考えます。自分の価値を明確にすることで、現時点でどんな会社を選べばいいのかが見えてくるはずです。しかし、人生という長い道のりの中で、仕事時間が占める割合は非常に大きく、仕事が楽しくなかったり、辛いものだと、成長や給与のためだけでは長く続けていくのは難しいと思っています。そのため、私は「働くことが楽しい」と思える仕事、会社を選ぶことが何よりも大事だと考えています。願わくばこの記事を見てくれた方にとってゲオホールディングスがそうした会社になれたらと思います。

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    私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。