「我が社は実験台」 自律人材が自由に働ける環境を【御堂筋税理士法人】

2021.11.10
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
御堂筋税理士法人 小笠原 知世様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

御堂筋税理士法人

小笠原 知世様

会社紹介、事業紹介をお願いします。

会計事務所として少数精鋭のプロフェッショナル集団として活動しています。会計事務所と聞くと、月次の決算業務の印象が強いかと思いますが、我々は単に決算のお助けをさせていただくだけではありません。決算という会社を左右する数字に携わらせていただく以上、良い決算にしていただき、クライアントと喜び合いたいと考えています。そのため、出てきた結果をまとめ上げる作業に留まらず、良い結果に結びつくために必要なプロセスの形成から伴走させていただくことを大切にお仕事をさせていただいています。
また、ソリューションファームとして従来の税務会計だけでなくIT、DX化、事業承継、M&A、人事コンサルティング、経営コンサルティング、資産税コンサルティングの7つのソリューションで経営を支えています。こうした活動を通じて経営者様と信頼関係を築き、パートナーとして一緒に歩ませていただけるように日々業務に取り組んでいます。

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

以前より会計事務所はブラックな業界として認知されてきました。御堂筋税理士法人も昔は残業時間が多く、しかし、その半面で業績も右肩上がりに伸びていました。そうした経営を続けていく中で一人あたりの業務負担が増え、大切にしていた社員が離職するという事態が起こりました。そこで働き方を振り返り、社員が長く健やかに働ける環境づくりに舵をきったことがきっかけです。現在は成長指標も毎年120%以上の成長は追い求めず、健全な働き方の中での成長を念頭に置いて活動しています。
また、半数が女性となっており、子どもがいる人も多数います。そのため子育てを理由に優秀な人材が離れていかないよう、社員のワークライフバランスを大切にしています。その一環としてコアタイムなしのフレックスや、フルリモート体制を導入しました。

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

自社における働き方の整備は年々進んできました。そのため、現在は取り組みの枠組みを広げた活動が進行しています。具体的にはM字カーブに対するもので、女性の働き方はM字(出産育児の期間)に減少する時期があります。日本ではM字の溝が大きく広がっていますが、先進国では年々M字カーブが解消されつつあります。そうした中、関西は特にM字カーブが激しく、育児出産期間中の仕事離れが進んでいます。その問題を解消したいと思い、「4Wカレッジ(フォーダブカレッジ)」を推進しています。これは一度働く場から離れた女性を集め、その中でスキルとマインドを提供し、再就職にチャレンジしたい女性の背中を後押しするプロジェクトです。特に従来のサービスには求職者のマインドサポートをしてくれるものがなかったため、その部分に力を入れています。安心して女性が求職できる環境づくりの一端を担い、サポートさせていただければと考えています。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

第一に「自彊不息」の考えに基づき、学ぶ続けることができる人です。学ぶことが苦になる方には難しい職場だと思いますが、この考えに賛同でき、学ぶことに意欲的な方、積極的な方にとっては非常に働きやすい職場環境だと思います。よく「我が社は実験台」と言っています。良いと思ったもの、思いついたことはまず社内では試験的に実施します。そこでトライアンドエラーを繰り返しPDCAを回し、良いと思えたものをお客様にノウハウとして提供することでより良いサービスを心がけています。

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

社員間の信頼関係が構築されている点です。弊社の社員は皆一人ひとりのプロ意識が高く、その中で楽しんで働いています。
また、社内にしっかりしたコーチング文化があり、社内コミュニケーションもそれに準じて行われている点です。トップダウンのコミュニケーションとは違い、個々人が意見を発信しやすい社風となっています。言い換えると自分の考えを求められる機会が多々あり、その度に自分なりに考え、意見を出しています。そこで仮に間違った回答だったとしてもコーチング文化が根づいていますので、周囲がアドバイスをくれたり、どうすべきだったか自分で学ぶことへも繋がっていきます。
また、社内にある「我が社は実験台」という言葉の通り、挑戦することが歓迎される社風は魅力の一つです。

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

会社や経営陣の考えがオープンになっているかどうかを確認することではないでしょうか?
社会情勢が複雑になり、時代が大きく変わっている中で、会社及び経営陣が前時代的な発想にとらわれず、時代に即した取り組みしているかどうかが長く働ける会社かどうかという面でも大事だと考えます。
そのため、企業研究としてホームページの確認はもちろん大事です。しかし、勤務形態や勤務時間といった実際の働き方は経営陣の思想と少なからずリンクしてくため、会社としてどういった方向を向いているかを知る機会を作っていくことが必要だと思います。そのためには、そこで働く人たちの声を聞くためにインターンへ参加したり、説明会で聞きたいことをハッキリ聞くという、ある種の度胸も必要になってくるかと思います。入社してから後悔するよりも、入社前に思い切ってぶつかってみることをお勧めします。

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  • ホワイト財団事務局

    私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。