福祉一筋の中島さんを魅了した “かるべの郷” という会社

2023.06.27
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
社会福祉法人かるべの郷福祉会 中島 麻花様

【インタビュアー】
ホワイト財団

社会福祉法人かるべの郷福祉会

中島 麻花様

①平成28年入社 ②養父市出身 ③社会福祉士・介護福祉士

学生時代について

ホワイト財団
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福祉の道に進もうと思ったきっかけを教えていただけますか?

 

『人の役に立ちたい』そんな想いで、大学ではもともと医療系の学科を専攻していました。

 

しかし福祉について学びを深めていく中で、徐々に「将来は、地域の人の生きがいや居場所をつくる仕事がしたい」と考えるようになりました。

 

そして最終的に“医療”ではなく“福祉”の道に進むことを決め、3回生で社会福祉学科に編入しました。

 

少しでも多く福祉に携わってみたいと考え、アルバイトも柔道整体師の訪問介護で働いていました。

介護施設とはまた違った福祉の一面を見ることができ、視野を広げることもできました。

 

 

ホワイト財団
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学生時代に注力したことを教えていただけますでしょうか?

 

社会福祉学科に編入後は「オレンジ・プロジェクト」というグループに入り、認知症高齢者の方とのコミュニケーション法(=バリデーション)を勉強し、その中で実践もしていました。

 

また、地域の福祉の相談員を体験したり、アルバイトでは重度身体障害の方の訪問介護をしたり、福祉三昧の学生生活でした。

 

 

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学生時代の経験が仕事に活きたことはどんなことでしょうか?

 

私がいま介護職員として働いている部署には認知症の方もいらっしゃるので、そういった方とのコミュニケーションの取り方など、オレンジ・プロジェクトで学んだことがたくさん活かされています。

 

就職活動について

 

ホワイト財団
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中島さんの就職活動の軸は決めていましたか?

 

「地元」で「福祉にたずさわる仕事」がしたいと思っていました。

 

大阪の大学に進学していましたので、大阪での就職を考えたこともありましたが、やはり地元に根を張って働きたいという想いが強く、地元から通える施設や病院を中心に就職活動を行いました。

 

 

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就職活動で苦労したことはどんなことでしたか?

 

福祉業界が他の業界に比べて少し遅めにスタートする傾向があり、私の就職活動が本格稼働したのは4回生になってからでした。ただ、私は編入したこともあって資格取得に必要な講義や実習、加えて卒論などでいろいろなことが重なっていました。

 

とどめを刺すように国家試験も控えていましたので、とにかく時間に追われていましたね。

 

そんな状況でしたので、周囲の就活生が普通にやっている企業調べの時間を確保するのも一苦労でした。

 

忙しい時に限ってエントリーシートの記入中に誤記してしまい書き直さないといけなくなったことも多々ありました。

 

 

ホワイト財団
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逆に嬉しかったことはありましたか?

 

嬉しかったというより、ありがたかったことがあります。

 

福祉業界はどの企業も近しい時期に選考をしているため、志望企業同士で日程が重なるケースが少なくありませんでした。

 

まだ企業のカラーも把握できていない段階でしたので、どちらも参加したいと思い、各企業の採用担当に相談すると大半は別日を用意してくれていました。

 

これはありがたかったですね。

 

 

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かるべの郷に出会ったきっかけを教えていただけますか?

 

バリデーション*を学ぶために見たビデオに、かるべの郷が出ていたのが最初に知ったきっかけです。

 

大学で福祉を学までは福祉に関するアンテナも特段張っていませんでしたので、「地元にもこんなに理解のある企業があるもんだな」とはじめて知りました。

 

バリデーション*:介護業界における「バリデーション」とは、アルツハイマー型認知症と類似の認知症のご高齢者とコミュニケーションをとるための方法のひとつで、認知症の方の言動や行動を意味のあることと捉え、認め、受け入れることをいいます。

 

 

ホワイト財団
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かるべの郷への入社の決め手を教えていただけますか?

 

優しいし、それだけでなく臨機応変に対応できる人ばかりです。

 

それにみなさん前向きで自主性があり、それでいて協力体制もしっかりしています。

職場によっては人間関係で悩む人も多いと思いますが、かるべの郷ではそういうことは少ないと思います。

 

また上の方も、私たちの「こういう風にしたい」という思いを汲み取ってくれますので、とてものびのびと働かせていただいています。

 

例を挙げますと、職員の働きかけでこの業界では珍しい、「インカム」が導入されています。

また近いうちに利用者の方の安否確認ができるようにカメラを導入する予定もあります。

 

かるべの郷は、私たち職員の働きやすさを考えてくれる会社です。

 

仕事について

 

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かるべの郷の事業内容を教えていただけますか?

 

一言で言うと、高齢者や障害者の方の生活を支援する場所です。

 

 

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中島さんの担当業務を教えていただけますか?

 

私は、特別養護老人ホーム「さざんか」で介護スタッフとして働いています。

具体的には、食事や歩行、トイレ、お風呂など利用者の方の生活のお手伝いをしています。

 

 

ホワイト財団
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働く上で苦労したことはありますか?

 

利用者の方とうまくコミュニケーションがとれないことがあり、突拍子もないような主張をされる方もいらっしゃるのですが、その要望に対して「できません」と正面から言ってしまうと、納得していただけない場合があります。

 

「もっと上手な伝え方があったんずあないかな」とか、「自分には向いてないのかな」と悩むこともありました。

 

また、高齢者と関わるお仕事ですので、人の死が身近にあります。

私もこれまでに利用者の方が亡くなられる経験を幾度かしてきました。その際に「もっとこういうケアができていたら…」と悔やむこともあります。

 

 

ホワイト財団
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そういう時はどのように乗り越えていますか?

 

同じ悩みを持つスタッフと話して、情報を共有したり問題解決に向けて一緒に取り組んだりしています。

 

「一人じゃないんだ」とわかるだけで気持ちも凄く楽になりますし、前を向いて考えることができます。

 

なによりも日々の業務の中で利用者の方が言ってくれる「ありがとう」に励まされますね。

 

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どういった時にやりがいはどういった時に感じますか?

 

まだまだ学ぶことばかりですので、今までできなかったことができるようになった時の自分の成長を感じる瞬間がやりがいになっています。

 

また、利用者の方に「ありがとう」と言われた時など、日々の業務の中にやりがいを感じる時はたくさんあります。些細なことにやりがいを感じることができることも、働くうえで大事な素養だと思うときもありますね。

これからについて

 

ホワイト財団
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かるべの郷で活躍できる人はどんな方でしょうか?

 

心根が優しい方ばかりですので、利用者の方に寄り添っている職員が活躍しています。

 

できる社員ほど相手に寄り添いながら「相手が何を求めているか」を考えながら動いていますので、一つ一つの仕事が丁寧で早い印象です。私も早くその域にいたりたいと日々精進しています。

 

加えて、私はついつい視野が狭まりがちなのですが、先輩方は問題に対するアプローチを多角的に考えながら動いていて、一緒に働きながら驚かされています。

 

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これからどんな人と働きたいですか?

 

人の人生に関わるお仕事ですので、一生懸命で前向きに物事を考えられる人と一緒に働きたいです。

 

そうした方なら同じ職員としても気持ちよく働けますし、そういう人が働く職場は自然と空気も明るくなります。

 

かるべの郷はそんな方が集まっていますので、とても明るく穏やかに働くことができています。

 

 

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今後の目標を教えていただけますか?

 

人の人生に関わるお仕事ですので、一生懸命で前向きに物事を考えられる人と一緒に働きたいです。

そうした方なら同じ職員としても気持ちよく働けますし、そういう人が働く職場は自然と空気も明るくなります。

 

かるべの郷はそんな方が集まっていますので、とても明るく穏やかに働くことができています。

 

最後に

 

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中島さんにとって「働く」とは?

 

直近の目標は介護福祉士の資格を取得することです。

将来的には、利用者の方に寄り添い、その人の居場所をつくれる職員になりたいと思っています。

 

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