【第7回ホワイト企業アワード特集】社員にとってDStyleホールディングス(ダイアナ)が自己実現できる場所、ワクワクできる場所となるように

2022.03.17

株式会社DStyleホールディングス(株式会社ダイアナ) 社長室 室長 高畑 公志

<ご担当者様>
国内工作機械メーカーで営業職、外資系BtoBマーケティング支援企業では日本進出時からの立ち上げに従事し、事業を牽引。
2015年より、株式会社DStyleホールディングス(株式会社ダイアナ)社長室にて、経営戦略、新規事業開発、M&Aに関与し、2018年DSPを立ち上げM&A仲介や有料職業紹介事業を展開し、代表職に従事。
金沢工業大学大学院修士課程修了、経営情報修士(MBIM)取得。
(公社)東京青年会議所卒、日本青年会議所美容健康部会所属、渋谷をツナゲル30人プロジェクト1期生。

ホワイト財団 佐野 毅

<インタビューアー>
広告・印刷業界に就職して約8年間、企画提案をするプレイングマネージャーとして従事。 カーディーラーや公共交通機関、製造会社や行政(地方創生)など、大手・中小企業のブランディングをで幅広く支援。 2021年5月より株式会社ソビアにジョインし、これまでの経験を活かし、 ホワイト企業認定を取得した企業のブランディングをアシストし、 「家族に入社を勧めたい次世代に残していきたい企業」を目指す企業の普及に邁進中。

2021年11月25日に第7回ホワイト企業アワード*が開催されました。

その中でサービス業界特別部門にて受賞をされた株式会社DStyleホールディングス(株式会社ダイアナ)様の取組み概要や、導入にいたった背景など詳細をご紹介します。

 

ホワイト企業アワード*:ホワイト財団が主催する世の中に共有すべき制度や取り組みについて表彰・発信を行う、働き方改革の参考事例が日本で最も集まるホワイト企業イベントです。概要はコチラで紹介しています。

 

【受賞理由】

特に取り組みの中でも浸透まで考えた素晴らしい工夫を感じたのが、それぞれのネーミングです。「スライドワーク」「サイドワーク」「コミュニケーション支援金」という言い方にすることで、使う側の従業員が自ら主体的に選んでいるという意識を持ちやすくなっているところに工夫を感じます。元々の発信がコロナ禍から、ということかもしれませんが、そんな中でも従業員に寄り添った制度を工夫して制度化されていった動きが堅実で他の会社でも真似しやすい取り組みになっていると思います。本社フロアの改装も、従業員同士のコミュニケーション活性化を追求した結果になっています。これほどの大規模なものを他の会社がマネすることは難しくても、場つくりという点では非常に参考になる取り組みでした。

 

導入背景

佐野 毅(以下、佐野):働き方の取り組みについて導入された背景を教えていただけますか?

 

高畑 公志(以下、高畑):DStyleホールディングス(ダイアナ)はプロポーションづくりの総合コンサルティング企業として、全国に美と健康を軸にしたフランチャイズ事業を展開しています。

女性の「もっと美しく、もっと豊かに」という願いに寄り添い、その夢をカタチにしてゆくサポートをしています。

 

DStyleホールディングス(ダイアナ)ではカフェ&ダイニング事業、美容事業(美容室、フットケアなど)、アパレルなど美と健康、ライフスタイルの分野で新規業態を拡大中です。

DStyleホールディングス(ダイアナ)はフランチャイズ本部であることから、全国展開を前提としたフランチャイズ業態の開発を進めています。

現状の新業態はこれらは本社が直営として運営していますが、今後はフランチャイズ加盟も増やしながら展開していきたいと考えております。

そのように、業態を広げ、多くの人に認知してもらうためにも、まずは渋谷にある本社からの発信を強化して、DStyleホールディングス(ダイアナ)の取り組んでいることを広く知ってもらい、DStyleホールディングス(ダイアナ)の魅力を届けたいと考えました。その際に、せっかく外部発信するからにはDStyleホールディングス(ダイアナ)の魅力をあますことなく知ってもらいたいと思い、働き方や多様性の刷新、フロアの全面改装を行いました。

 

 

 

 

また、DStyleホールディングス(ダイアナ)では「Diana Dream Vision 2030(以下DDV2030)」という2030年に向けた経営目標を掲げています。

この中では現在のコア事業の成長とともに、M&Aや新規事業の展開を含めて、2030年にグループ会社30社、約1000億円の会社を作ることを目標としています。

このビジョンを達成するためにフランチャイズ本部として、各フランチャイズ店舗へ経営支援をおこない、更なる発展に向けて導いていく必要があります。

そのためには、現場で働く人の成長が不可欠となります。

 

こうした社員一人ひとりの働き方を尊重することでモチベーションアップの維持向上を図り、成果を最大化できる取り組みを進めています。

経営資源である「人」を第一とし、人財の育成や働きやすさを追求していく中で、個々人の自己実現が達成できるようにしていきたいと考えています。

社員にとってDStyleホールディングス(ダイアナ)が自己実現できる場所、ワクワクできる場所となるよう、多様な働き方を支援する各種制度の導入を進めてきました。

 

制度概要

佐野 :具体的にどのような取組みをされたのでしょうか?

 

高畑 :大きく下記のような取り組みを実施してきました。

1)フロア改装

フロア改装時にはWeWorkなど新たな働き方を提唱するシェアオフィスなどをベンチマークとし、「フロアに様々な人が集まり、そこから交流が生まれ、新たな価値観を生んでいく」ことをイメージしました。今までと異なる新しいシェアオフィスを目指しました。

 

単にカフェマシーンやお酒のサーバーを設置するのではなく、休憩したり飲んだりしながらチームや他部署との連携を深めたり、息抜きを含めて仕事を実施したりする中で、フロア内で新しいコミュニケーションや革新的なアイデアが生まれる場所として改装しました。

加えて、従来あった部門間の壁を越えられるオフィスとなっています。

 

 

また、社外でも活用できるよう社外向けのイベントも行っています。

オンライン、オフラインそれぞれのイベント設計を進めています。

新たな柱として配信事業を立ち上げ、オンラインイベントの配信を手掛けるなど、どんどん事業を広げていきます。

 

2)テレワーク(在宅勤務)

DStyleホールディングス(ダイアナ)では新型コロナウイルスの蔓延以前よりテレワークの必要性を感じ、試験的に取り組みをスタートしていました。

そこへコロナ禍が重なったことを機に、全社的に展開していきました。

どこでも仕事をできるようにすることで一人当たりの付加価値が上がり、生産性を高めることができるようになりました。

こうして加速度的に実施を進めたこともあり、2020年度、総務省より「テレワーク先駆者百選*」に選出されました。

 

中には物流業務のようにテレワークでの対応が難しいものもありますが、DXによる業務のスリム化を図り、改善点を洗い出して随時アップデートしています。

 

※テレワーク先駆者百選:HPお知らせより

3)スライドワーク(時差出勤)

DStyleホールディングス(ダイアナ)はお子様がいる社員も多く、育児や保育園への送迎といった個々のライフスタイルに合わせた働き方が必要とされています。

社員一人ひとりが働きやすく、時間を有効的に活用できるように「スライドワーク」を取り入れています。

本音を言うと、社員数が多いため労務管理など大変な部分はありますが、「柔軟に働くことができています」と社員からは好評なので継続実施していきます。

DStyleホールディングス(ダイアナ)では新型コロナウイルスの蔓延以前よりテレワークの必要性を感じ、試験的に取り組みをスタートしていました。

そこへコロナ禍が重なったことを機に、全社的に展開していきました。

4)サイドワーク(副業)

DStyleホールディングス(ダイアナ)のサイドワーク(副業)は「一人当たりが生産する付加価値の最大化、人時生産性をあげていく」ことをテーマとしています。

上司から言われたことをやるだけではなく、それぞれの得意分野を活かし会社に還元していく。

興味を持ったことにチャレンジすることで、個人にとって、そして会社にとっての価値も高まると考えています。

成長や経験は挑戦しないことにははじまりません。

 

例えば、DIYが好きな社員は副業で大工をしており、DStyleホールディングス(ダイアナ)の配信事業部の部屋を工事する際に壁を作ったり、オフィスのテラスを手掛けたりしてくれました。

他にも、サイドワークでフォトグラファーとして活躍している社員は現在配信事業を担当しています。

副業を行うことは本人のやりがいにつながりますし、個人の幅や事業としての幅、会社としての幅も広がり、三方(社会・個人・会社)にとって良い効果につながると感じています。

 

 

このようにDStyleホールディングス(ダイアナ)では一人ひとりの自主性を大切にし、時流をつかみながら、新たな取組みや施策をどんどん進めていくことが必要だと考えています。

成果・効果

佐野 :コロナ禍におけるコミュニケーション不足の解消や社内連携の強化はどのようにして表れてきましたか?

 

高畑 :コロナ禍となり、外食や宴会の機会はめっきり減りました。

従来のお店での飲み会ですと金銭的にも精神的にも「1杯だけ」で引き上げることは難しかったと思います。

ですが、社内にカフェスペースがあると気軽に集えますし、新オフィスにはお酒を含むドリンク類や、冷凍食品といった軽食を完備していますので「1杯だけ飲んで帰ろうよ」ということができます。

 

夜だけではなく、ランチの際にもカフェスペースで集まり、量より質のコミュニケーションが実現できています。

 

 

佐野 :業務内での変化はありましたか?

 

高畑 :業務内では、タスクフォース的な仕事や部門を横断してのプロジェクトが増えてきました。

DStyleホールディングス(ダイアナ)では4レス(紙、移動、キャッシュ、会議)を推進していますので、会議では必要な項目のみを話して効率化を図ることで、ふらっと集まって会議をすることが出来るようになりました。

 

 

佐野 :制度の利用者は増えてきていますか?

 

高畑 :フリーアドレスやスライドワークなどの取り組みは会社からの働きかけはもちろん、いかに一人ひとりが改善点を探し、アイデアを出して取り組むかが重要だと考えています。

 

また、社内でも色々な人と話し、時には外に行って今の情報やトレンドを取り入れることを推奨しています。

一時期は木、金曜日は社内会議禁止で外出するようにしてもらっていました。

DStyleホールディングス(ダイアナ)は下着やファッションを作っていますので、商品やターゲットの特性上、パソコンに向き合うだけではなく渋谷や原宿に出て、どういうトレンドがあるのかを見るだけでも意味があります。

 

だからこそ、時間や場所にとらわれず、どこでも仕事できるように制度活用を推奨しています。

今後の目標・展望

佐野 :今後の目標や展望を教えていただけますか?

 

高畑 :以下の3点を主軸に考えています。

1)社内の連携、エンゲージメントを高める

社員間のコミュニケーションを生みだし、質の高いコミュニケーションを実現していきます。

 

例えば、オンラインのフィットネス講座を行って、個人の健康増進につながるイベントを実施しています。

ちなみにこのフィットネス講座はトレーナー出身の社員がいますので、その社員に一任しています。

 

こうした社内行事を増やすことでコミュニケーションが増え、同僚の新たな一面を知ることができたり、接点のなかった社員同士のつながりを作ったり、社内連携のベースになればと考えています。

イベントを通じてコミュニケーションを高めるだけに終わらず、社員のエンゲージメントや幸福度を高め、「よく働きよく学びよく遊ぶ」ことをテーマにしています。

2)地域社会とのつながりを増やして認知度を上げていく

DStyleホールディングス(ダイアナ)のオフィスを開かれた場所にするために、地域との交流会を実施していきます。

オフィスの一部を開放してセミナーなどのイベントを展開していきたいと考えており、社外や地域の人が交わる場所として新しい変革をつくっていきます。

直近では、講演会や出版記念イベントなど外部のイベントスペースとして、また地域との繋がりを強くするイベントを開催する予定です。

 

3)ブロードキャスト事業の社外への発信

配信事業は現在社外への貸し出しに向け動き始めています。

先日は士業のフォーラム開催など全国に向けた配信なども行いました。

今後はより広く展開を進めていき、DStyleホールディングス(ダイアナ)の新たな主軸事業として昇華させていきます。

 

 

DStyleホールディングス(ダイアナ)の掲げる目標を実現するため、また社員一人ひとりが自己実現できるようにするために、会社として働き方をサポートする制度を整えています。

しかし何を大事にするかは本人の価値観によって異なりますし、社会の変化によっても移り変わっていきます。

社会の変化を察知し、対応していくために、サービスも社内制度も都度アップデートしていきます。

それが社員の幸福に、ひいてはお客様の幸福につながっていると信じています。