【インタビューを受けた人】
株式会社エムエルシー 岩佐様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
岩佐様
アパレル業界を専門とした物流システムの開発・運用を行い、先進的且つ独創的なあらゆるオリジナルシステムを提供しています。
グループ内には、アパレル商材に特化した倉庫内の物流事業を行う水岩ファッションサービス株式会社や、当社が開発したシステムの営業や物流コンサルティングを行う会社として株式会社エムジェイファンクションがあります。
社会情勢が複雑になったことにより、物流・アパレル業界にも激しい変化が起こっています。Eコマースの普及に伴い、それに対応したシステムの開発と、システム導入に伴う現場での対応が余儀なくされました。当社では前述したグループ会社と連携することで、そうした課題をクリアし、変化に対応できる強い企業として事業を続けています。
エムエルシーでは社員一人ひとりを大切にし、長く健やかに働き続けることができる環境づくりに努めています。よく「人は財産」と言われるように、社員の働き方を大切にすることが最終的に会社や、ひいては社会の利益になると信じているためです。
社員が心身ともに健康で私生活・仕事ともに満足いただけるよう、各種取り組みを常に模索しています。システム開発・運用という業務の性質上、社員は業務時間の大半をパソコンの前で過ごすことになりますので、日当たりのよい木目の温もりを感じられる事務所に改修(東京事務所2019年)や、気分転換用のミーティングスペースの確保などを実施してきました。こうしたオフィス環境の改善も視野に入れて取り組んでいます。
引き続き全社員が心身健康で長く働くことができるように注力していきます。従来はどういった制度が必要かを会社が考えて実施してきましたが、近年では従業員に対して満足度調査(アンケート)を実施し、その結果を重視して制度に反映しています。アンケートでは会社が予想していた以上に多くの意見が集まり、驚くと同時に、社員が、こんなにも会社に期待しているのかと感謝するとともに、社内の改善点を経営層含めて認識できる貴重な機会となっています。
アンケートをもとにした施策としては休日の取り方や、長時間労働にならないように仕事の分担を実施(一つの仕事に対して複数の担当を設ける、ルーティーンワークの自動化)などがあり、アンケートではこうした新たに導入した制度や体制の浸透具合の確認も含めて役立てています。
何に対しても意欲的に、積極的に取り組む方が活躍しています。システム業界では日々新しい技術が更新され続けていますので、エンジニア自身の積極的な学びが必要です。そうした自己研鑽の労力をいとわない人からは、やはり画期的なアイデアが出てきているように思います。また、フットワークの軽さも大切です。エンジニアだからといってパソコンの前で終始過ごすのではなく、システム構築・運用の中で疑問に思ったこと、アドバイスが欲しいと思ったことが出た際に、現場に行って直接業務を体験したり、声を吸い上げたりする中で、システム構築に活かしています。幸い、当社はグループ会社が同敷地内に入っていますので、現場の声を社外に出ずとも聞くことができます。(神戸勤務に限る)
一緒に働きたい方としては、情報を取り入れて自分の中で消化(インプット)し、それをアウトプットできる方です。業務上、一人で完結するのではなく、多数で一つのものを構築することになります。その際に自分の保有している情報をいかに他者と共有し、良いものを作っていくかが大切です。
前述しました通り、グループ会社が一カ所にありますので、何か話を聞きたい、現場を見たいとなった際に社外に出る必要がないところです。第三者の意見を聞ける、すぐに相談・確認ができるのは当社ならではだと思います。また、当社のグループ会社である水岩ファッションサービスは昭和56年に創業しており、創業当時からお付き合いさせていただいている企業様も少なくありません。そうした良好な関係を築いている企業様から当社もお仕事をいただく機会があります。「水岩ファッションサービスのグループ会社だから」という理由のみで発注いただくこともあります。グループ会社が築き上げた信頼関係を壊さず、より良好なものにしていこうと奮い立たされます。
私自身はアルバイトを経て、正社員として入社しました。アルバイト時代にどんな仕事内容か、困りごとはどこに(誰に)相談するとか良いか等、会社のことを深く知れました。そうして会社のことを良い部分も悪い部分も把握できてから、正社員となりました。
こうした経験から、入社前にどんな会社かよく知ることは大切だと思います。私のように長くアルバイトをするというのは稀有な例でしょうが、今はインターンシップや、SNSを通じてそこで働く先輩社員とコンタクトを取ることもできるでしょうから、様々な方法を駆使して実際に働く環境を調べてみてはいかがでしょうか。調べていく中でより好きになることも、逆に気持ちが離れることもあると思います。そうしてひたむきに企業と向き合う中で入りたいと思える会社がきっと見つかると思います。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。