いきいきと働けるプロフェッショナルを育成し、“人の「生きる」を応援する企業”へ

2021.11.29
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
株式会社ガスパル中国・株式会社ガスパル四国 松尾様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

株式会社ガスパル中国・株式会社ガスパル四国

採用担当 松尾様

会社紹介、事業紹介をお願いします。

当社は業界No.1の賃貸住宅管理戸数を誇る大東建託の関連会社であるガスパルグループの一員で、大東建託が賃貸経営を託されたアパート・マンションのガス設備工事を管理し、ガスを供給する事業を全国で展開しています。大東建託が建設した賃貸住宅にLPガスを優先的に供給するという構造により、一般的なガス会社の様に新規顧客獲得のために経営資源を割り当てることがない分、お客様の安全・安心を保つ「保安」に資源を投入することができます。
ガスパルグループは2007年から14期連続増益を達成しており、堅実な事業拡大とともに、安定した成長を続けています。

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

ガスパル中国・四国では経営理念として“先保後利。 全従業員の働きがいを追求し、保安を極め、豊かな社会の実現に貢献する。”を掲げています。「先保後利」は「お客様のために先ず保安(お客様の安全を守ること)があり、最上級の保安とサービスをご提供することで、利益は後からついてくる」という意味です。
働きやすさを大切にするのは、心身ともに健やかに勤めることができる環境を整備することで社員の働きがいに繋がり、その結果、一人一人のパフォーマンスが向上し、最上級の保安とサービスのご提供に繋がっていくと信じているからです。

 

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

これまでにも人材育成や社員の働きやすさを重視した取り組みを各種実施しています。しかし、現状維持で満足はしません。
エネルギー業界は近年、電力・ガスの自由化や、再生可能エネルギー事業への新規参入など、スピード感のある変化が求められています。そうした変化に合わせて、社員の教育内容を見直し、社員の知識や対応力のさらなる向上がカギとなります。行政機関や他社様と連携する中で内容のブラッシュアップを図り、業界の流れにあった人材教育に注力していきます。
働きやすさで言えば、例えば、当社の女性社員は育児休業取得後の復職率が100%となっています。一方で男性の取得率は低い状態が続いていました。しかし、近年では管理職の男性も育児休業を取得するようになり、より「働きやすい」環境が整ってきました。そうした状況も含め、社員へ制度に関する情報発信を行い、制度をより積極的に活用してもらえるよう努めています。有給休暇の取得促進にも注力しており、お客様対応や業務の都合を考慮しながら、社員と相談し「何月までにどれだけ取得するか」など細かく小目標を設定したり、その後の進捗を管理して個別に声掛けを実施したりする中で取得率向上を目指しています。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

一緒に働きたい人物像として下記の3要素を持つ方です。
①嘘をつかない、ごまかさない、誠実であり続けられる人。
ガスパルグループは過去に保安に関する法律を軽視したことで業務停止命令という非常に重い処分を受けました。過去の失敗を戒めとし、「お客様のためにも保安最優先の会社に生
まれ変わらなければいけない」と考え、ガスパルのビジョンである保安No.1企業達成に向けて様々な保安施策に取り組んできました。その結果、経済産業省から保安の最高評価である”保安審議官表彰”を受賞するまでに成長することができました。そうした経験から、誠実に業務に取り組み、その中で問題があっても社員が迷わず報告・連絡・相談できる風通しの良い企業風土を大事にしています。
②失敗にめげず、失敗から学び挑戦できる人。
挑戦に失敗はつきものです。失敗にめげずに、そこから学び次につなげていくことができるかを重視しています。
③経営理念に共感し、社会を支える仕事に意欲をもって取り組める人。
そしてなによりも「先保後利」という理念に共感し、ライフラインという生活に欠かせないエネルギーを取り扱う会社の一員として、当事者意識をもって取り組んでいただける方と働ければと思います。

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

アットホームで温かい社内の風土です。私は入社後に3つの拠点を経験してきました。どの拠点でも皆さん温かく迎え入れていただきました。業務の中では叱るべきところは叱り、上手くいかないところは改善点を丁寧に教えていただくなど、先輩社員の皆様には真摯に向き合っていただきました。社員同士が気遣い、助け合っている背景には前述した各種取り組みがあるのではないかと思います。
また、2018年卒から新規学卒採用を開始していますが、それ以降の新規学卒社員は一人も辞めておらず、正社員の離職率も5%以下となっており高い定着率を維持しています。こうした定着率の高さも社員同士が良好な関係が築けているからこそだと思います。

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

自分が大事にしているもの(働く軸)を考えてみてください。その自分の大切にする価値観が、会社の価値観と一致するのかが非常に大きいと思います。会社の価値観を知るには、経営理念や、それを体現するために会社がどういった取り組み(施策)をしているのか調べる必要があります。理念を掲げていても実態に即していなければ意味がありません。業績や離職率といったデータも重要な参考材料です。判断するには調べるだけではなく、当事者と接点を持つことは欠かせません。社長に直接話を聞きに行くとなると難しいでしょうが、社長でなくとも、経営理念はそこで働く社員から感じることができます。人事採用やインターンで知り合った先輩社員など、とにかく接点を増やしましょう。そうしてコミュニケーションを取ることで、経営理念に対する取り組みの現状が見えてくると思います。そのうえで、その会社に入ることで自分の価値感を実現することができるのかを判断してみてはいかがでしょうか。

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  • ホワイト財団事務局

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