【インタビューを受けた人】
福島コンピューターシステム株式会社 田中 竜夫様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
CP推進室 室長 田中 竜夫様
「創る未来は、想像以上」を合言葉に「福島創生」と「第4次産業革命」そして「Postコロナ」の新しい時代に、持続可能な未来へ向き合う人や企業をICTで応援します。
・業務系システム、制御系システム、組込系システムの開発、設計
・コンピューターシステムおよびネットワーク運営のサポート業務
・各種コンピューター、周辺機器、流通ソフト、消耗品の販売業務
を主な業務としています。
失敗を恐れないチャレンジングなマインドに価値をおいていま
当社では人(従業員)こそが最も大切であり、価値を生み出す資産です。そのような資産の満足度を高めることは、生み出す付加価値の向上に直結し、当社の成長、大事な資産としての従業員個々人の成長、その家族の福祉の向上、ひいては地域社会を始めとした社会全体の成長・満足につながるものと思っております。
そのためには最重要資産の稼働環境の整備は最重要経営戦略となります。すなわち最重要資産である従業員が満足度高く、生産性豊かに働くためには、柔軟でそれぞれの環境にあった働きやすい場を作り出すことが何よりも大切だと思っております。
一つ目は、2019年に本格的に運用をしはじめた「在宅勤務」を継続していくことです。現在7割以上の社員が在宅勤務を続けていますが、これからもどんな制約を抱えている社員でも安心して働けるよう環境整備を行っていきます。
二つ目は、社員の健康増進です。全社員にスマートウォッチを配布し、運動不足解消のため、一日平均6000歩を達成した社員に対してギフトカード1000円分を贈呈。また睡眠時間や深さについて個人目標を設定し、達成した場合はインセンティブを支給しています。
社員が福島コンピューターシステムに入社してよかったと感じられる、家族や友達にも誇りをもって紹介できる職場づくりをしていこうと取り組んでいます。
ひとつの物事にとらわれず、新しいものに積極的にチャレンジしていける方と一緒に働きたいです。ソフトウェアを効率よく開発するためには、複数の言語を扱えたり、他社のクラウドサービスについて学び続けることが必要です。
社内には、新しいことに取り組むプロジェクトチームがあり、新規サービスの検証や、アプリケーション開発についてアイディア出しを行っています。そこでもやはり、新しい技術を積極的に取り入れて、チャレンジし続けている社員が活躍しています。
私は3年前から在宅勤務をさせてもらっています。福島コンピューターシステムは、社員の「こうしたい!」といった希望やアイディアに対して、聞く耳を持ち積極的に採用してくれます。コミュニケーションツールが増え、誰でも話しやすい環境が整っていることが要因だと思います。
また経営層は、社員の新しいアイディアに対して投資する意思があり、そこも魅力です。
他にも、毎年十数名の若手を採用していて、その若手同士の横のつながりが非常に強くしっかりしています。今後の成長にとても期待が持てますね。
地方の中小企業でも長い歴史があり、安定した業績を出し続けている企業は数多くあります。長い目で見ると、生きがいや働きがいをもって働けることが重要です。安定や待遇だけを求めて大企業を目指すのではなく、「自分の意見が経営層まで届くか」「兼業や副業が認められているか」などに着目して企業選びをすることをおすすめします。
福島コンピューターシステムでは、中小企業診断士の資格取得を目指す社員に対して、時間的な支援をしています。社員にとってはスキルアップにつながり、会社にとってもサービスの展開が広がるのでお互いに利点があります。私自身も行政書士と社会保険労務士の資格を取得し副業をしています。もちろん会社の業務にも役立てています。
70歳まで働き続けることを考え、自分がどのように働きたいかを見つめなおすことが大切です。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。