【インタビューを受けた人】
Talknote株式会社 脇坂 雄大様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
脇坂 雄大様
「Talknote」は、『共通の価値観が浸透した「いい会社」をつくる』をコンセプトに、人・組織のコンディションを可視化し、組織課題の解決をお手伝いするツール。コミュニケーションをベースに生産性向上や業務の効率化を実現するだけでなく、人・組織の課題を解決。
2011年に提供開始。飲食/小売/製造/IT/医療など幅広い業界で、約1,000社の企業へ導入。2017年に「第2回HRテクノロジー大賞」を受賞したほか、 蓄積された利用データをもとにメンタルヘルス不調や退職意向などに繋がる可能性のある利用者の心理変化を早期に発見する「アクションリズム解析」で特許取得済み。2020年に「ホワイト企業アワード」プラチナ認定取得、「働きがいがある会社ランキング」ベストカンパニー選出。
私たち自身が「共通の価値観が浸透したいい会社をつくる」という目的をもってカルチャーマネジメントツール「Talknote」を開発・運営しているので、私たち自身がいい会社でないと説得力がありません。
だからこそ働きやすさという点には特に力を入れて取り組んでいます。
どんなに良い戦略があってもそれを実行する組織がままならなかったら何の意味もなく、あくまで動くのは人間の集合体である組織です。
会社として共感してもらえる価値観をしっかり浸透させる状態をつくり、納得感のある意思決定が増え、身をゆだねることで働きやすさにもつながるのではないかと考えています。
また、一人ひとりの生産性の向上、そして組織としての強さを手に入れるため、フィジカル面よりメンタル面、心理的安全性の高い環境をつくるという取り組みにも注力しています。
「いま、うちの会社なんか『いい感じ』な気がする」と定性的に感じている企業は多いかと思います。その状態を定量的に判断しようとすると、現状では従業員アンケートやサーベイが主な手段になりますが、サーベイはあくまで主観の入ったアンケートのため、状態の定量化に最適とは言い切れません。
私たちは、会社が人間だとしたらコミュニケーションは血液だと考えています。健康状態を保つには血流が正常か(=組織内の正常なコミュニケーションが行われているか)を把握する必要があります。そのための血圧や血糖値をはかる機能、すなわち事実データから組織状態を把握するための機能をより強化していきたいと考えています。
また、Talknote自身が組織を定量的に捉え、より働きがいのある会社をつくる第一人者になっていくために、自社での運用から得たノウハウを、サービスを通して世界に広げていくという展望があります。
活躍している人材としては、コミットメント力が高い人、コミュニケーション能力が高い人、そして、プラスアルファで正解を創り出せる人が多いです。
最初の2つはどこの企業でも求める素質だと思います。3つ目の「正解を増やす」について、私たちは、人に正解がないように組織にも一つの決まった正解はないと思っています。
ゆえに、組織それぞれが常に新しい正解を用意し続けないといけない。
だからこそ、自分はボトムアップの組織が好きだ、という基本姿勢があってもトップダウンの良さ悪さを理解したうえで、それをやりたいという会社があったら誰よりもそれを推進できるような状態にならないといけない。
人として、組織として許せる正解の幅、という意味を含めて、数多くの正解を用意できる人、簡単に言うと素直で許容範囲が大きい人が活躍できると思っています。
一緒に働きたい人は、当事者意識が強くて自分が働きたいんだと自分に対して意思決定できる人です。
その上で、自分でやると決めたことはやり切れる人、行動し続けられる人ですね。
事業が急成長のフェーズでチャンス(課題)が転がっていて、それに挑む選択肢を持てることです。一般的な企業では課題に手を付けられる、付けられないが年次に左右されることも多いかと思いますが、Talknoteでは年次関係なくチャンスを選択していける裁量をすごく感じています。
実際に、あるメンバーは新卒入社後、
もちろん、内容によって任せてもらえること、もらえないことありますが、そういった自発的な発信に対し可能性を感じてもらえる社風があります。
加えて、とにかく人の良さは常日頃強く感じています。
自分を律してやるモラルの高い人が多いので人は助けて当たり前、という義務の精神の強い人間だらけです。会社にいるだけで心が浄化されます(笑)
辛い時期ももちろんありますが、そこで諦めず、逃げずに戦い続ける人が多いところが素敵だなと思っています。
世間の軸ではなく、自分の軸で選ぶことがまず第一かと思います。
人が食べて美味しいと思うものが違うように、自分が働いてみて楽しいと思う会社も違います。
周りからの評価も大事ではありますが、あくまで参考程度に受け止めておき、自分にとっての良い会社を今までの人生経験やこれからの未来から逆算して当てはまるところをたくさん見て出会ってください。
最後は自分の直感を信じて選ぶのがいいと思います。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。