【インタビューを受けた人】
社会保険労務士法人Voice 金沢 宏明様
社会保険労務士法人Voice 川村 奈穂子様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
COO 副代表 金沢 宏明様
CHO 業務統括マネージャー 川村 奈穂子様
Voiceでは、社会保険労務士の業務を法人として行っています。
社会保険労務士の業務は、大きく下記の3つにカテゴライズされます。
【1号業務】
会社の入退社の際の書類の作成・提出代行業務
【2号業務】
労働法で定められている帳簿の作成や就業規則の作成業務
【3号業務】
人事や労務管理に関するコンサルティング業務
簡潔に説明すると、社員が入社してから退社するまでの人に関する業務・ご相談を行っています。
また、経営理念として「私たちは、働く人々、経営者、社会の声を大切にして、人を大切にする会社づくりのお手伝いをします。」を掲げております。
Voiceでは人材の定着を重視しています。
やはり長く勤めてくれるスタッフは会社の財産ですし、知恵でもあります。
働く人目線で考えたとき、自身が「会社に認められていない、大切にされていない」と感じる会社では長く働き続けたいとは思いませんよね?
そんな社員が定着しない状態ですと、一人ひとりが経験を積むことが出来ず、成長も見込めません。
一人ひとりを気にかけ、働きやすい環境を整えることが定着にもつながると考えているからこそ「働きやすさ」を大切にしています。
Voiceはもともと前身の社労士事務所からの独立で設立しましたので、前身の事務所からついてきてくれているスタッフ達は「自身も大事にしていただけたからこそ、これからのスタッフのことを大事にしたい」という思いが強いです。
今回初めての試みとして、完全テレワーク従事者を採用しました。
従来ですと、希望者のみ1週間に数日テレワークをしているスタッフはいましたが、採用したスタッフは北九州におりオンラインで業務に携わっていただいております。
また、今後の取り組みとしてはフレックスタイム制を検討しています。
現在は9時~17時(休憩1時間)の7時間勤務が固定ですが、人によっては10時出社など、労働生産性のことを考えるとフレックスタイム制の導入で柔軟な対応が出来ると考えています。
優秀な人材の確保のため、そして自社で実践することでお客様にも提案ができるため、注力していきます。
採用の際には必ず「感性を大切にし、チーム一丸となり、互いに助け合い業務を行っている会社です」と伝えています。
仕事はチームで助け合い、コミュニケーションを取り合いながら行っていくことです。
毎日の朝礼ではそれぞれの業務内容と理念を唱和していますが、ヴォイスの基本姿勢として「私たちVoiceメンバーは、知性よりも感性を大切にして取り組みます。」とあります。
感性とは、相手を思いやれる気持ちや気づきのことです。
感性を大切にすることで「事務だから」という考えではなく、お客様のことを考えたプラスアルファの動きが出来るようになりますし、社内でも思いやりに溢れ、役に立とうと積極的に業務に取り組む姿勢が生まれると考えています。
Voiceで働く中で下記のような点が気に入っています。
・挨拶がきちんと交わされている
基本的な部分ではありますが、だからこそ元気よく徹底して出来ていることが大切です。
・お互いに助け合いながら仕事をしている
業務上、事務手続き作業が多いため自然と視野が狭い働き方になりがちですが、行き詰まっている人がいれば声を掛ける、そんな環境が根付いています。また、定例ミーティングとは別に適宜ミーティングを開き意見交換をしています。
・残業をよしとしない風土
会社としても発信していますが、お互いがお互いのために助け合って仕事をしています。
・フラットな関係性
上下関係はもちろん大切ですが、あまり年齢や役職にこだわらず様々な意見が交わされています。
もちろん組織的な上下関係はありますが、心理的な上下関係がなく、フラットです。
欧米企業では主流ですが、例えば社長でも「●●社長」ではなく「●●さん」と役職を付けない呼称で統一しています。
・人の良さ
人事責任者として採用に携わっていますが、入社後に「仕事には慣れてきましたか」と聞くと、「人が良い」と驚かれることが多いです。
そのため働きやすいと言ってもらえることがとても嬉しいです。Voiceではとげとげしい言葉はなく、感謝の言葉が自然と飛び交っています。
「人を大切にする会社かどうか」で選ばれると良いと思います。
例えば、職場を通る時の挨拶が自然と出来ているかどうかなど、職場の雰囲気が良いと感じ取れる会社を選んでほしいです。
当たり前のことではありますが、すべての人を大切にすることが出来ている会社はやはり素晴らしいです。
また、面接の際に「人材育成に注力しているかどうか」を質問してみてください。
例えば教育体制や教育計画など、質問した際にはっきりと回答してもらうことで、その会社の考え方が判断出来ると思います。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。