【インタビューを受けた人】
水岩ファッションサービス株式会社 山田様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
山田様
昭和56年の創業時より、アパレル商材に特化した倉庫内の物流を事業として展開してきました。
グループ内に株式会社エムエルシーという物流システムの開発・運用を行う会社や、そのシステムの営業や物流コンサルティングを行う会社として株式会社エムジェイファンクションがあります。
社会情勢が複雑になったことにより、物流・アパレル業界にも激しい変化が起こっています。Eコマースの普及に伴い、それに対応したシステムの開発と、システム導入に伴う現場での対応が余儀なくされました。弊社では前述したグループ会社と連携することで、そうした課題をクリアし、変化に対応できる強い企業として事業を続けています。
創業当初は取引先アパレル会社の物流請負会社といった様相でした。しかし、昨今のIT化に対応し、システム構築の事業を展開していく中で、お客様からご相談いただける機会が増え、パートナー企業としての立場でお仕事をさせていただけるようになりました。
物流業界は他の業界に比べて労働環境や労働条件がまだまだ整備されていない部分が多いとされています。そうした中で弊社を選んで入社してくれた従業員の皆さまには「水岩ファッションサービスに入ってよかった」と思っていただけるようにホワイト企業認定の取得をはじめ、各種の働き方の見直し及び改革に着手しています。私たちは「人は財産」と言われるように、従業員一人ひとりを大切にし、長く健やかに働き続けることができる環境づくりに努めています。
ホワイト企業認定の取得過程で社内アンケートの実施をスタートしました。今年で2回目となりましたが、従業員の中から予想以上に多くの要望・意見が出てきました。驚くと同時に、従業員の方が、こんなにも会社に期待しているのかと感謝するとともに、社内の改善点を経営層含めて認識できる貴重な機会となっています。アンケートの中で声が多かった「仕事のやりがい」、「休日休暇の取得」、「人事評価制度」を社員の納得いくもののに変えていきたいと思います。
社会の複雑化に伴い、お客様との取引で求められることも従来のノウハウだけでは対応できなくなってきました。そうした状況に対応できるよう、多くのことに興味をもち、多方面にアンテナを張っている方を求めています。加えて、「学び」に前向きな方と一緒に働きたいと考えています。物流業界をはじめ、それを取り巻く環境は常に変化しています。この変化を敏感に察知し、対応できるように力を付けていく姿勢を持ち続けていけるよう自学に励み、成長してくれる方が弊社で輝けると信じています。
お客様との関係性です。
物流という性質上、「商品(荷物)を送る人」、「商品(荷物)を受け取る人」がいてはじめて事業として成立します。そのため、お客様の状況に大きく左右されてしまいます。水岩ファッションサービスはアパレル商材の物流に特化していますので、アパレル業界の隆盛に伴い売上も変動してきました。創業から今日にいたるまでに厳しい状況に幾度か直面しました。その度にお客様と一緒になって、乗り越えてきました。その背景には日頃から真面目に仕事に取り組み、「水岩ファッションサービスに任せておけば大丈夫」と言っていただける関係性が構築できていた点にあると考えます。
実際に自分の目で見て、耳で聞き、感じることだと思います。ホームページや採用説明会といった一方的な情報発信の場だけでは会社のことを知るには限界があります。また、近年ではSNSの普及に伴い社員や退職者が発信している情報が生の声として比較的簡単に入手することができるようになりました。しかし、そうしたものは第三者の個人的な感想に過ぎません。個人によって感性が異なりますので、Aさんが良いとするものであっても、Bさんは良しとしない場合は多々あります。会社でも同様のことが言え、究極的なことを言うと、入社してみなければ、本当の働く姿は見えてこないと思います。そのため、インターンシップや採用選考に進み接触機会を増やすことで、自分の感性とマッチした会社を探すことができるのではないでしょうか。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。