「50以上の福利厚生」働く環境の整備は、社員への還元

2022.07.20
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
日本ナレッジスペース株式会社 松岡 竜邦様

【インタビュアー】
ホワイト財団 岩元 翔

日本ナレッジスペース株式会社

代表取締役 松岡 竜邦様

メーカーに営業として16年ほど勤務したのち、2014年2月に日本ウェブサービス(株)に営業責任者・取締役として入社。 その後2014年4月にエンジニアに優しい会社をつくるべく、日本ナレッジスペース(株)を設立。 現在は日本ナレッジスペースを含む3社で取締役を務めている。

日本ナレッジスペースのポイント

・労働環境や福利厚生など、従業員の働く環境づくりに熱心に取り組まれている
・デスクワークの多いエンジニアの健康面に配慮し、健康経営を強化したのがきっかけ
・求める人材は人柄・人間力の高さ(誠実・正直)

会社紹介をお願いします

日本ナレッジスペースはシステム開発に特化したSES企業です。

 

現在、85名の従業員が在籍しており、特長としては、Web・アプリケーション・組み込みなど、全方位的に対応できる技術力を備えていることです。

 

また、働きやすさと働きがいのどちらも感じられる会社づくりに取り組んでおり、ホワイトな環境だけでなく、エンジニアが個々の能力や意向に合わせたプロジェクトにアサインできることも重視しています。

 

 

 

 

「ホワイト企業」実現のための取り組み

 

—ホワイト企業認定など、第三者認定を取得しようと思った理由を教えてください。

 

日本ナレッジスペースは、ホワイト財団の「ホワイト企業認定 ゴールド(ホワイト財団)」をはじめ、「健康経営優良法人ブライド500(経済産業省)」、「がん対策推進優良企業(厚生労働省)」など、第三者機関の認定制度の取得に取り組んでいます。

 

第三者の評価を取り入れようと思ったのは、独りよがりになることを防ぐことが目的です。

経営者主導で社内制度を設計したり、就業規則をつくったりすると、社員が求めている福利厚生や就労環境とはズレたものを提供してしまうかもしれません。

 

良かれと思って設けたのに、従業員はあまり喜んでいない。それは経営者、従業員、双方にとって喜ばしいことではありません。経営者の自己満足になることだけは避けたいと考え、第三者機関にて判断していただくように努めています。

 

 

—第三者認定を取得して、良かった点を教えてください。

 

外部から優れているという評価を受けることで、とても自信がつきました。

また、社内で取り組むべき課題を明確に知ることができます。

 

世の中的に間違った方向に進んでいない証明になりますし、加えて私自身も知識を高めるため、健康経営エキスパートアドバイザーの資格を取得しました。

 

働きやすい環境の実現に向けて、客観的な視点を重要視していることは当社の特長だと考えています。

 

 

—福利厚生について、とても注力されていると伺いましたが、具体的にはどのような福利厚生があるのですか?

 

健康支援・健康管理から福利厚生倶楽部(リロクラブ)の加入や、各種手当まで58種類以上の福利厚生を完備しています。

 

花粉症の診療費の負担やマッサージ手当、ランチミーティング制度、メンバーコミュニケーション費補助、身だしなみ補助制度、一眼レフカメラ貸し出し制度など、ユニークな制度も多くあります。

女性を対象にした制度であれば、マンモグラフィー検査を会社負担で受診できる制度があります。

 

これらの福利厚生は独自で設けた制度もありますが、第三者認定の取得に向けて整備した制度が多いです。

 

 

 

 

—たくさんの福利厚生を整備されていますが、どのように活用されていますか?

 

イメージとしてはホワイト企業の定義を社内に落とし込み、ブラッシュアップを重ねながら運用している感じです。

 

また、技術革新のスピードが速いIT業界では、常に新たな知識・技術を習得することが求められます。

 

スキルアップに関しても、「書籍購入全額補助」や「70種類以上の資格を対象とする取得報奨金」のほか、自由に受講できる「エンジニア向けオンライン・動画研修」、読み放題の「開発書・技術書に特化した電子書籍」など、教育・能力開発に関する幅広い支援を行っています。

 

当社が大切にしているのは、自分のスキルで自立できるエンジニアを育てることです。

福利厚生の充実はもちろんのこと、自己成長を実現できる教育・研修制度づくりにも注力しています。

 

 

 

 

「ホワイト企業」を目指した理由

 

—ホワイト企業を目指し、第三者認定の取得や福利厚生の整備など熱心に取り組まれてきた理由を教えてください。

 

理由は大きく2つあります。

 

1つ目はSES業界のネガティブなイメージを変えたいと思ったからです。

 

あくまで主観ですが、SES企業は、業界全体がブラック企業という印象を持たれている方が多い気がします。

働きやすい環境づくりに注力している企業がたくさんあるにも関わらず、この業界に対する印象は私としては本意ではありません。少しおこがましいかもしれませんが、日本ナレッジスペースが、このネガティブなイメージを払拭する一端を担う存在になれれば嬉しいです。

 

 

2つ目はエンジニアに優しい企業をつくるためです。

 

エンジニアはデスクワークが中心なので、運動不足や不摂生になりやすい環境です。そのため、日頃より社員の健康面への心配がありました。

 

体調や健康は二の次で、仕事に没頭する、技術を探求する。

それは素晴らしいことなのですが、疲労が蓄積して体調が優れなかったり、結果として休みがちになったりするエンジニアを見てきました。

 

やりたい仕事に就けたのに、ハードワークで身体を壊してしまうのは本末転倒です。

エンジニアの健康面をケアする、すなわち健康経営をテーマに掲げました。

 

 

 

 

ホワイト企業であることの魅力

 

—ホワイト企業になったことで、社内においてどのようなメリットを感じましたか?

 

顕著に効果が表れたのは勤怠です。

体調不良等の理由で休む従業員がかなり減りました。

 

稼働率が安定すれば必然的に売上が伸び、売上が伸びることで新たな福利厚生に投資することができます。すると結果的に従業員に還元することが可能となり、より一層定着率の向上になるという好循環を形成することができています。

 

 

—ホワイト企業になったことで、社外からの評価や印象に変化はありましたか?

 

SES業界でホワイト企業認定を取得している企業が少ないこともあり、お客様や当社の採用をサポートしてくださっている人材紹介企業のキャリアアドバイザーなど、社外からの評判も良いです。

 

特に驚かれるのは福利厚生の充実度と残業時間の少なさですね。

 

当社は2019年からHP上で毎月残業時間を公開するという一風変わった取り組みを行っています。

 

残業ゼロというわけにはいきませんが、それでも同業他社と比べると少ない自負がありますし、平均値・中央値まで細かく公開している企業も珍しく、そこが求職者や従業員、関係各所からの信頼につながっていると考えています。

 

 

 

 

これから一緒に働きたい人

 

—日本ナレッジスペースが求める人物像について教えてください。

 

当社が求めているのは「誠実な人柄」と「コミュニケーション能力」がある方です。

 

技術的なスキルはもちろん重要ですが、それは入社してからでも伸ばすことができます。しかし、これまでの環境や人間関係で形成されていく人柄は、なかなか変えられるものではありません。

 

たとえば失敗してしまったとき、上手く抜け道を見つけるずる賢い方よりも、誠実に謝ることができる方と一緒に働きたいです。

 

またコミュニケーション能力に関しては、SESという業態の特性上、固定化された組織で仕事に取り組むわけではありません。プロジェクトごとに新しい組織や新たなメンバーと関係性を築くことが求められます。その際に重要となるのが意見交換や情報共有、さりげない会話のキャッチボールといったコミュニケーション能力です。

 

システム開発の実務経験やスキルよりも、まずはベースとなる正直な性格や誠実な人柄、チームワーク、コミュニケーション能力といった人間力の高い人材を求めています。

 

 

 

 

日本ナレッジスペース株式会社の今後の目標

 

—目標として掲げていることや現在取り組んでいることを教えてください。

 

100名規模の組織にすることを目標に掲げています(2022年7月現在85名)。

 

その先の目標は受託開発の割合を増やしていくことです。そして、健康経営や教育・研修制度には自信がありますが、決して満足しているわけではありません。具体的に言いますと、新たな評価制度をつくりあげようとしています。

 

SESは仕事している姿が見えづらいゆえに、評価が難しいとされています。その問題を解決したいと考えており、今まさに従業員一人ひとりから「どういう点を評価してほしいか」という意見を細かく吸い上げている最中です。

 

全員から意見を募っているので、納得感のある評価制度ができると思っています。これからもみんなでより良い会社づくりに取り組んでいきたいこと考えていますので、少しでも気になった方がいましたら、お気軽にご応募いただきたいです。

 

 

 

 

 

取材者のレビュー

 

松岡社長への取材を通じて、創業から現在に至るまで終始エンジニアファーストを心がけていることが伝わってきました。IT業界は慢性的な人材不足が課題となっています。それはエンジニアを志す人材はいるけれども、労働環境等で長期的な定着に至っていないことが課題を増幅させている要因の1つとして挙げられます。この問題に真摯に向き合う松岡社長は心底従業員思いの経営者であると感じました。

 

もう1つの感想としては、松岡社長は知識のインプットに貪欲であるということです。第三者機関の評価を参考にしたり、ご自身も健康経営エキスパートアドバイザーの資格を取得したり、従業員から意見を募ったりと、個人の主観ではなく、客観的な視点を取り入れておられます。従業員にとって良い制度やサービスに敏感で、かつ柔軟で、そして取捨選択したものを運用する。意思決定の速さも、毎年のように健康経営を中心とするさまざまな第三者機関の認証を受けている秘訣だと思いました。

 

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