ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう・・・食品飲料の専門商社 石光商事の人事担当が語る大切にしているポイント

2021.09.10
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
石光商事株式会社 浅見 正明様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

石光商事株式会社

浅見 正明様

2011年新卒入社。東京農産チームにて野菜の営業を8年間経験。最初は内勤業務で商売の流れを学び、システムや交渉、海外やりとり、品質管理や貿易なども勉強。海外にも出向き、中国語も独学で習得。仕入れや製造立会での品質管理や商品開発、国内も日本全国営業と飛び回る。30歳になる前に、人事での採用をやりたい想いがあり、現在は採用全般、研修全般、人事制度改革や労務管理、総務関連業務など幅広く総務人事での業務に従事している。

会社紹介をお願いします。

石光商事は兵庫県神戸市に本社を置く、創業100年以上の食品やコーヒー飲料の輸出入をしている専門商社です。
事業の大きな柱は、コーヒーや紅茶の輸入・加工・販売を通して1杯の幸せを作る「コーヒー・飲料事業」生鮮水煮野菜など農産品、エビなど水産品、唐揚げなど鶏肉冷凍食品、フルーツ缶詰など加工食品の販売を行い、食の豊かさを支える「食品事業」日本国内と海外子会社を拠点として、世界の人々に日本の食文化を伝える「海外事業」があります。
いつまでも社会に必要とされ続ける企業、愛され続ける企業であるために、「ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう」の経営理念のもと、「世界の食の幸せに貢献する」ことをミッションとして掲げています。
当社の最大の特徴と強みであるのが、営業が商品開発、仕入れから生産指導、販売まで一貫して行うことです。購買部や営業部などと分かれてはおりません。そのためよりスピード感をもって顧客ニーズを商品開発に反映でき、その分上記一連の専門知識も身につき、自身の成長につながるだけではなく、顧客からの信頼にもつながります。自分が携わった商品が目に見える形となった際のやりがいが一番魅力です。

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

これまでの100余年で培ってきた技術と経験、生産者やお客様とのパートナーシップを活かし、ともに考え、働くことができれば、次の200年企業へ続いていくと思っています。
そのために一番大切なのは「人」です。ですから私たちはこれまで待遇の見直し、働き方の多様性確保、さまざまなライフイベント(結婚、育児、介護、闘病など)の支援策の導入を進めています。ライフイベントと仕事を両立できる職場環境を整え、長期的に安心して働ける会社を目指すにおいて前提となるのは社員が満足して永く勤められる環境づくりです。そのために給与体系と諸手当の見直し、スーパーフレックスタイム制の導入、積立休暇制度、育児支援など、さまざまなライフイベントの支援策の導入を行っています。より充実した人生を送るために、これからも労働環境の改善を行っていきます。

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

「健康経営」の取り組みです。方針はすでにホームページに出しているのですが、2022年の4月から勤務時間中は社内外問わず禁煙で、禁煙サポートをしていきます。
今後は、禁煙治療支援、健康診断後のフォローアップ強化、テレワーク環境下でのメンタルヘルスケア、不妊治療・妊娠初期等への支援、肥満解消、その他各種業務パフォーマンス低下につながる健康問題への支援に取り組み予定です。更に、人権ポリシー制定および社内教育実施、人材多様性の推進、人財力とその多様性を重視しておりますので、女性活躍や障がい者の働く環境整備などにも尽力していきたいです。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

求める想い・意欲は下記の通りです。
○当社経営理念「ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう」を共有して働ける方
○働くという行為を通じ、自分自身を磨き、世の中に貢献したいという意欲がある方
○1杯のコーヒーを通じて世界の人々を幸せにしたい方
○世界各国の美味しくて、価値のある食品を人々に届けたい方
○日本と世界の食材・食文化に興味を持ち、その交流により人々を幸せにしたい方

一緒に働きたい人物像
○相手の意見を聴き、自分の意見をわかりやすく伝え、意見や立場の違いを理解する柔軟性を持ってチームプレーができる方
○責任感を持って、社会、会社のルールや人との約束を守り仕事に取り組める方
○他人に働きかけ巻き込み、物事に進んで取り組む力を持って行動できる方
○変化をチャンスと捉え、機敏に行動できる方
○業務で使用することがあるため語学力お持ちの方歓迎(入社時にできなくても可)

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

長く働いている社員が多いことは素晴らしいことなんですが、仕入先の方や得意先の方も、長年関係が続いているというところで、信頼関係がしっかりとあるというのがいいなと思うポイントです。今回コロナで実感したのが、何かあったときの「絆」や「サポート体制」という、関係性、結束力があり、お互いが支え合う力が凄く大きいと思っています。
コロナが始まったときにマスクやアルコール消毒液の品切れがしばらく続いた時があったかと思いますが、当社は社員にマスクを配布し、未だに支給は続けています。社員の家族などにも配布していましたが、ほとんどマスクが欠品しませんでした。これは長年取引している海外の企業が多くのマスクを送ってくれたからです。あとは、一般的な言葉でいうと風通しが良いところです。役職や年齢や部署など関係なく、社員の人柄が本当に良くて、これは入社を決めたときの決め手にもなりましたし、学生のときに感じたまま今も変わらずです。

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

よく座談会で学生さんにお話ししているのは、就職活動って内定が出てゴールではなくて、どちらかというとその先何十年も働くことになるので、その会社のベクトルと自分のベクトルがちゃんとマッチしているか見極めるべきだと思います。よく学生にありがちなのが、「○○が好き」でとりあえず志望する、企業のイメージ、大手企業だから、などで選ぶ場合です。

会社に入ってから何十年働いてたらいろんな仕事を経験すると思います。内勤も営業も、やりたくないことや興味がないことも当然あります。その中でいろんな業務に就いて、やりがいを感じられるような環境や人間関係があれば、どこでも面白く感じれますし、ずっと長く働けると思っております。このベクトルをマッチさせることが一番大事だと思います。なので、自己分析で「好き」「嫌い」ではなく、自身の性格の特徴や過去の経験からの行動や思考を深掘りすることがとても大切ですし、面接でも正直にPRしてほしいです。
そういった性格や価値観はあまり大きく変わらない、むしろブレない軸ですし、無理やり企業に合わせる必要はありません。自己分析によるブレない軸さえ理解していたら、どこの企業でも合うか合わないかを確認するだけですので、「ブレない軸」を見つけることに注力すると良いと思います。

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  • ホワイト財団事務局

    私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。