【インタビューを受けた人】
株式会社アスカ ご担当者様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
ご担当者様
1985年の創業以来、クライアントのニーズに合わせて、要件定義などの上流工程から運用までワンストップでソリューションを提供してきました。
ITソリューション事業では、アプリケーションやシステムの開発を実施。クラウド事業では、ネットワーク・サーバの新規構築やプラットフォームのクラウド化・仮想化を行っており、これまで金融系企業のサーバーを仮想化するプロジェクトに参画し、要件定義から運用までを担当。さらに、ITサービス事業として、オンデマンドでクライアントのシステムに関する課題を解決するサービスを提供しています。既存顧客と長く取引をしているため、20年以上付き合いのある会社もあります。今後もITソリューション事業を中心に拡大していく方針で、採用を強化し、組織を拡大してクライアントを増やしていきたいと考えています。
IT業界には、残業が多い、仕事がハードといった古くから根づく暗いイメージがあります。そうした業界背景の中で古くから働いてきた世代が、今、親世代となっています。自分達が厳しい環境の中で働いてきたという経験から、子どもには同じ業界で働いてほしくないと思っている人が多くいます。
アスカはそうした業界イメージを改善し、社員が気持ちよく、長く働ける会社にすべく、働きやすさを大切にしています。こうした動きには当社の代表が率先して着手し、改革前には全社員の前で意思表示が行われました。また、昔からの業務体制が改善されていない会社は少なからずありますので、そうした企業との差別化を図るという意味も含まれています。
お客様のオフィスに常駐してお仕事をさせていただいていますので、社員ごとに現場が異なります。どうしても社員交流の機会が少なく、意図的に用意していく必要があります。当社は社員同士の絆を大切にしていますので、社員同士の交流ができるよう、可能な限り社員が集まってできるイベントを実施し、コミュニケーションの機会を増やしていきたいと考えています。そうした課題の中、新型コロナウイルスの蔓延も重なり、在宅社員が増えているため、どうように実施していくかが求められています。
また、健康経営の面では毎年重点課題を出し、社員に発信しているのですが、比較的若い社員が多いことから、他人事として聞き流されている部分が少なからずあります。そうした社員に向けて、健康経営の意味を理解して、自分も将来的に直面する事と認識を改め、健康管理を意識してもらえるように取り組んでいきます。
業界未経験や、文系出身など関係なく採用しています。面倒見のいい社員が多く、入社後の先輩からのフォローが手厚いため、短期間でスキルが身につく環境になっています。そうした面倒見のいい社員は人材育成だけでなく、エンジニアとしても活躍しています。また、当社はお客様のところに常駐して業務を行いますので、社員同士の物理的な接触機会が少なくなっています。そうした状況下においても社員間で上手くコミュニケーションを取り、協調性を大事にしている社員が業務でも結果を出しています。会社として成長できる環境を用意していますので、自分の意思を持って主体的に業務に取り組める人に入社いただければと思います。
また、言われたことだけでなく、ボトムアップで物事を進める・考えることができる事も大切な資質の一つです。当社は下からの意見を反映してもらえる社風のため、積極的に自分の意見を発信することで、一緒に会社をより良くしてくれたらと思います。
ワークライフバランス、健康経営の導入といった当社の働き方改革は社長の一声からスタートしました。トップが率先して動いてくれたことで、社員を大事にしてくれるということが伝わり、現場で働く社員としては嬉しく思っています。社長との距離も近く、フラットに話をさせていただいています。このように物理的にも、心理的にも社長との距離が近い点は当社の特徴であり、魅力の一つだと思います。
また、良いと思ったものに対しては役職関係なく取り入れてくれる風土があります。先ほどの働き方改革の音頭を取ったのは社長ですが、実際にどういった制度を導入するか、その運用方法はどうするか、といった詳細は社員の話し合いを通して決定していきました。こうしたボトムアップで意見を集約していく環境ですので、自分がやりたい、良いと思ったことを発信すればチャレンジの機会を与えてくれます。
一番は自分が大事にしていることを、その会社も大事にしているかではないでしょうか。別の言い方をすると、価値観が合うかでしょうか。まずは自分が大事にしていきたいことが「やりがい」なのか、「ワークライフバランス」なのか、「事業内容」なのか、そこを明確にした上で、その会社とマッチした部分があるのかという視点で考えてみてください。価値観に基づく動機がなければ、いざ働きはじめて壁にぶつかった際、自分を支えてくれるものがなく、すぐに折れてしまうと思います。会社が大事にしていることは経営方針や、会社の取り組みを調べる中で大まかな方向性が見えてくると思いますが、やはり会社説明会や選考の場で実際にその会社で働く社員の言葉を聞く機会を大切にして欲しいと思います。その中で、企業が何を大切にし、どのように社員を育てていきたいかが見えてくるはずです。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。