働き方の選択肢を増やし家庭生活との両立を促進

2021.09.14
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
株式会社サカタ製作所 ご担当者様

【インタビュアー】
ホワイト財団

株式会社サカタ製作所

ご担当者様

会社紹介をお願いします。

当社は創業から約70年に渡り、工場や倉庫、空港などの大型建築物に用いられる金属屋根用部品メーカーとして歩んでまいりました。2008年からは事業を拡大し、太陽光発電用関連部品事業を開始しています。その他にも、近年では感染症対策に役立つ防災製品や、産学連携のもと開発した特殊な食用氷など、従来とは異なる事業分野へも進出。屋根金具メーカーという企業イメージに固執せず、新たな事業へと挑戦し続けています。

私たちが目指しているのは、お客様に喜ばれ、必要とされる企業であることです。持続可能な開発目標(SDGs)にも寄与すべく、従来品と比べ二酸化炭素排出量を削減する製品の開発など、環境に配慮した高品質なものづくりにも日々挑戦し続けています。

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

サカタ製作所では社員に長く働きたいと思ってもらえるよう、様々な取り組みを行っています。私が入社したころから社員を大切にする社風ではありましたが、具体的な取り組みを始めたのは2014年11月の全社集会がきっかけです。株式会社ワーク・ライフバランス代表の小室淑恵さんをゲストにお招きし、時間当たり生産性の重要さについて講演していただきました。講演前に行われた次年度の経営方針発表では、「残業時間20%削減」を目標としていましたが、小室さんの講演内容に感銘を受け、社長が方針を改め「残業ゼロを目指す!」とその場で宣言し、改革がスタートしました。

 

残業時間削減に着手すると同時に注力したのが子育て支援です。育休制度の推進などを行っていて、男性の育児休業取得率100%を達成しています。また、2020年のコロナ禍においては子どもの臨時休校に伴う休暇制度を設けるほか、子連れ出社を許可し、就業中は子どもの学習や遊ぶスペースとして食堂を開放しました。

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

2021年から新たな人事評価制度を導入しました。これに合わせマネジメント職の教育を推進しています。異なる個性を持つメンバーでチームは構成されているため、チーム全体の成果を生み出すためには、個人の多様性を認めながら能力を発揮させるマネジメント力の開発が必要と考えています。また、女性活躍においては女性管理職の登用率だけが注目されがちですが、当社としては管理職に就くことだけが女性活躍ではないと考えています。女性社員が自分らしさを発揮して各職場で活躍できる会社になるよう、女性社員のキャリア教育についても検討を行っています。

その他にも、将来的に海外への進出を視野に入れ、海外人材の雇い入れも強化しております。今年から外国籍の方を正社員として採用予定で、今後も継続的な海外の高度スキル人材の採用を検討しています。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

残業ゼロを推進していることもあり、時間あたり生産性を意識して働くことが求められる職場です。また、従来の方法にとらわれず柔軟に新しい手法を取り入れ、生産性の向上や付加価値を生み出す取り組みや、自部署だけではなく会社全体としてそのような取組みを展開することを社員には期待しています。評価制度についても、決められた時間内で与えられた仕事をこなすだけではなく、それ以上の付加価値を創出できる社員が高く評価される仕組みになっています。

このため、このような働き方に共感し、自らアイディアを考え、周囲と協働して行動を起こせる方がマッチしやすいと考えております。柔軟にアイディアを生み出し、挑戦することが好きな方にはぴったりの職場だと思います。

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

年齢や役職に関係なく、自分の意見やアイディアを上司に提案しやすいところです。前職では縦割り型の組織で、自分の仕事の範囲が厳格に決められており、他部署との連携が必要な提案はなかなか受け入れられない環境でした。サカタ製作所はアイディアに対しても柔軟に検討してくれる余地がありますし、必要であれば役員に対しプレゼンする機会も上司が与えてくれます。自部署以外の社員からも、上司との距離が近くて相談しやすいという声を聞くことがたびたびあります。

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

まずは、自分の人生において、どういう働き方をしたいのかという自己理解を深めることが大切だと思います。そもそも自分がどんなことに価値を感じるのかを振り返りつつ、それに合った会社を選ぶということが、自分にマッチする企業選びの一番のポイントだと私は考えています。経験したことのある職種に限定して仕事内容を決めたり、やりがいや貢献度など「なんとなく良さそうな会社だな」という企業イメージだけで応募するのではなく、まずは自分の性格やどのようなことにモチベーションを感じるのかを認識することが一番重要です。どんなに企業イメージのいい会社であったとしても、会社の方向性と自分の価値観が異なれば、自分が会社に合わせ方向転換するか、納得できないながらも働き続けるかのどちらかを選択するしかありません。ぜひこれまでの自分を振り返ってみて、そしてご自身の価値観に合う企業を見つけてください。

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