【インタビューを受けた人】
セムコ株式会社 宗田 謙一朗様
セムコ株式会社 谷口 紗耶様
【インタビュアー】
ホワイト財団事務局
代表取締役社長 宗田 謙一朗様
総務経理部 谷口 紗耶様
セムコ株式会社は1985年5月に設立された、タンクの中にどれくらいの液体が入っているか計測するタンク液面計測機器のメーカーです。国内造船業界で機関室内タンク液面計メーカーとしてトップシェアを誇っております。また国内のみならず、韓国、中国、香港、シンガポール、台湾、ヨーロッパなど海外でもご採用頂いております。また近年では、これまでの経験を活かして、IoTなどの技術を使い、他分野への進出も積極的に行っています。今までは液面計測機器というハードの製造販売が主でしたが、現在では、IoTなどの技術を使って、ソフトウェアからセンサー開発まで一貫して行える体制になってきました。またチームコーチングを導入し、全員が一致団結して主体的に行動する集団に変わり、全員営業で活動する体制にもなっています。これによりチームワークがより一層強化されました。
働きやすさ=安心安全な場が生産性を高めるからです。安心して働けるから心配することなく、より自分たちのリソースを発揮しようとします。弊社ではチームコーチング導入をきっかけに、社員一人一人の主体性が高まり、どんどん職場環境が自主的に変わっていっています。特にITリテラシーが高い人が多いこともあり、IT技術を使って業務効率化をスピーディーに行っています。より多くのものが電子化され、ほとんどの業務がパソコンを使って仕事ができるようにしています。そのため製造以外の部門は在宅勤務が可能となっています。また褒め行という制度を行っており、社員同士が褒め合うという文化もあります。そのため相手の良いところを見ようという習慣もできてきています。また社内のKPIなど見えるかもはかっており、自分たちが今どのような状態かが誰もがわかるように透明性が図られています。目標達成意欲も高く、社員間で話し合ってお互いの知恵を振り絞って問題を解決してくことも行っています。
コーチングを普及して、社内のコミュニケーションをさらに向上させることと、チームコーチングでチームづくりを継続し、お互いサポートし合える組織文化を継続して行きたいです。
またセムコの社員が講師となって行う社内勉強会やコーチング及びチームコーチングを社外の方にも知っていただき、当社以外のモノづくり中小企業への貢献、環境改善活動にも一緒に取り組んでいきたいですね。
将来的には、社内ものづくりクラブ開設、こども工作教室、他社とのものづくり交流会など社内だけでなく、社外にも活動を行っていきたいです。
IT技術を取り入れて更なる生産性向上施策にも取り組んでいきます。RPAやKINTONE導入による業務効率化、ペーパーレス化促進にも力を入れて、将来はティール組織のようなフラット型の組織実現を目指していきます。
また社員がやりたいことがビジネスにできるようになれば、最高ですね。
一言で言うと、チームに貢献する人です。団体スポーツの野球やサッカーでも同じですが、個人一人が好き勝手にがんばってもチームは勝てません。自分の成長とチームへの貢献に取り組めるという、成長と貢献の両輪を回す人に来ていただきたいです。
若手であっても積極的にチャレンジできるところです。自分のやりたいことを尊重してくれるので、向上心がある人は、たくさんのことを学び成長していける環境です。また、社員みんなが協力し合いながら業務に取り組み、忙しい時も周りへの気遣いを忘れない温かい職場であることもセムコの魅力です。困ったことがあると先輩方が親身に相談に乗ってくれたり、サポートしてくれたりするので、安心して働くことができます。
自分が何がしたいのか、何を目指したいのかをしっかりと分析して決めて、それにあった企業を選ぶことが重要だと思います。自分が選択するのに正解や良い悪いはないと思います。たくさんの情報が入ってきて自分の軸が分からなくなることもあると思いますが、周りに惑わされず、自分が責任をもって選択していく必要があるでしょう。
ホワイト財団事務局
私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。