【インタビューを受けた人】
株式会社ソフテック 加藤 稔 様
【インタビュアー】
ホワイト財団
代表取締役社長 加藤 稔 様
この記事でわかること
・高知県で「自社製 小売向け流通基幹MDシステム」の開発に注力する企業
・新しい事への挑戦と変化を恐れず、高知県に情報技術で地域貢献をする企業
・新しい価値を創造するために変化し続けることができる人におすすめ企業
株式会社ソフテックは、高知県に本社を構え、情報サービス業を営んでいる会社です。
地域にとって、『なくてはならない会社』となることを目指しています。
「いつものスーパー。いつもの銀行。いつもの病院。いつもの学校。私たちは、地域の生活を情報技術で支えています。」をキャッチフレーズとし、流通業界には基幹システムやIDC(インターネットデータセンター)を中心としたアウトソーシングサービス、医療業界には医療事務システムや電子カルテ、金融業界には銀行向け技術者派遣、文教業界には先生・生徒の皆さんが利用する基幹システム。多方面でお客様の経営課題の解決をお手伝いしています。
また、東京・高松では富士通パートナーとして大規模システムの開発に携わり、そこで培った最先端技術を元に地域でのシステム開発や自社商品開発に役立てています。
第一は、自社製小売向け流通基幹MDシステムです。
既に全国で1,000以上の導入実績を持つグループウェア製品と共に、県外での販売活動に全力を挙げています。
第二はお客様に寄り添ってシステムと運用を支える、堅牢なファシリティ環境を備えたアウトソーシングセンター。
第三は開発スキルを習得する為の最高レベルの環境である、東京や高松での官公庁や大企業向けの協業型大規模プロジェクトへの参画です。
常に念頭におくべきは、お客様にとっての目的が情報システムやリソースを導入することではなく経営課題を解決する、ということです。その為に私たちは、日々、プロフェッショナルとして持ち味を磨いています。
高知県の良さは、何といっても人柄です。
開けっ広げであっけらかんとしていて、瞬間湯沸かし的に怒ることもありますが、翌日には持ち越さない大変すばらしい性格ですから、ビジネスにおいても長ーくお付き合いできるお客様達です。
尚、ここで言うことではないかもしれませんが「カツオ」は絶品です。
高知県は、全国で一番「山林率」が高い県ですから、少ない平地で効率よく農産物を作る、生産性を上げる取り組みは昔から行われていますし、当社に求められることも同様ですので、当社としても情報技術を使ってお役立ちできればとの思いです。
ソフテックのお客様は、少子高齢化を心配する業界(流通・医療・学校)の方々ですから、事業縮小に向かうことは想像できますので、それに対応するには事業エリアの拡大です。
高知県から始めたサービスも、愛媛、香川、岡山へと拡大を進めています。
また、既に全国展開している病院向けのグループウェアソフトに続く、第二第三の商品づくりに予算を投入することを決めました。
ソフテックの行動指針として「真摯であれ謙虚であれ」とあるように、当社社員は大変真面目で大変素直です。
人に対しては「付かず離れず」ってところでしょうか。
当社の社訓には「自立の努力と共助の努力を怠るな」とありますが、産休育休を取得する本人は少しでも周りに迷惑をかけないようにと、できるだけ仕事をこなしてから休みに入ろうとしますし、とは言え抜けた穴は決して嫌な顔をせずフォローしてくれる社員達です。
また、普段の仕事においては、お節介ではなく必要な時に必要なフォローがきちんとできる社員達です。社員同士で色々なスポーツやイベントをやっていますが「やりたい人がやりたい人と」ってところです。
組織としては、大変フラットな組織と認識しています。社長はオーナー経営者ではなく、社員から社長になる定年もある雇われ経営者(現在三代目)ですし、昔から現場で一緒に仕事をしてきた仲間たちですから当然フラットです。
っていうこともあり、当たり前のように後任を育てていく、育てていける会社になっていますので、経営者、幹部社員の後継者は全く心配がありません。
私たちのミッションは、持ち味を活かして新しい価値を創造し「お役立ち」を提供すること。
そして、自然環境の継承、社会変化への適応、地域の人の幸せのために、情報技術で貢献することです。事業というものは同じことを同じやり方でやっていると、いつしか衰退期が訪れます。
それから逃れるためには、変わり続けるしかないと言われています。
”新しい”の本来の語形は「あらたし」。「あらたむ(改む)」「あらためる(改める)」と同源です。改めることは変えること。
お客様に変化し発展し続けて頂くため、変化し続けることができる人です。
上述したこと以外には、「危機管理がしっかりとできている」こと。
これは「自分の良心に対して正直である」ことですが、正しい事を正しいと言える、間違っていることは間違っていると言える環境が備わっていて、かつ、裏と表を使い分けることができる大人の対応ができる組織になっていることだと思います。
ちなみに、この度「ホワイト企業認定」を頂きましたが、認定されることを目指してきたわけではありませんので、社員達にはそのすばらしさを実感できていません。
これはおそらく自分たちは、当たり前のことを当たり前のこととして、また必要と思うことを取り組んできただけだからだと思います。この当たり前のことを当たり前にできる組織になっていることが当社の強みであることを実感させられました。
Alive Japan合同会社
「一人でも多くの人を笑顔にし、日本中の企業を元気に!」の企業理念のもと、人と組織の成長支援を通して持続可能な社会の実現を目指したサービスを追求されています。企業をサポートする商材を豊富に取り扱われているAlive Japan合同会社様は、ホワイト企業認定パートナーとしてご連携いただいております。