株式会社玉造、会社と社員が共に成長出来る取組みを目指して

2021.09.14
社員インタビュー

【インタビューを受けた人】
株式会社玉造 愛須様

【インタビュアー】
ホワイト財団事務局

株式会社玉造

管理部 人事労務課長 愛須様

会社紹介をお願いします。

鉄鋼メーカーで圧延された鋼板を厚みや材質に応じた切断機を用いて鋼板溶断品を製作しています。製作した製品はオフィスビルやマンションを支える建材や建設機械、物作りに必要な産業機械、世界の海を渡る大型船舶など、幅広い業界に販売しており社会のインフラ基盤を支える企業として取組んでおります。また、鉄鋼業界最大の総合商社メタルワングループの一員として、業界での知名度、お客様・仕入先様から信頼をいただいており、月間生産量約1万トン(国内シェア8%)を誇る厚板溶断業界のリーディングカンパニーとして、成長を続けています。

 

働きやすさを大切にしている理由を教えてください。

仕事も楽しくなければ続かない、ということが根底にあります。当社は全社員の離職率が4%(2021年3月実績)と低く、長く働ける環境を大切にしています。こうした働きやすい環境を整えるため、福利厚生制度を充実させています。具体的には、有給休暇 は入社日に付与し休暇を取り易い環境作りや、野球・フットサル等のクラブ活動、また社員負担軽減の為の借上寮・社宅制度、企業年金基金など、さまざまです。
社員の健康と仕事の効率化を社員全員で考え、一人ひとりの意見を聞き入れ環境の改善に務めています。例えば、残業の抑制や育児休業の取得を推奨し、時代に即した形でより働きやすい環境になるようシフト勤務などさまざまな勤務体系を選べるようにしました。社内には社員の意見をしっかりと聞き入れ、改善する環境が根付いているので、今後も社員一人ひとりが活躍できるよう働きやすい環境を大切にしていきます。

今後注力していく取り組みや今後の目標を教えてください。

人事評価制度の改定です。導入から3年が経過し改善点や基準の見直しが必要となってきました。全社員が納得できる制度は難しいですが納得性が高められるよう模索していきます。
また、ワーク・ライフバランスの向上として、業務と個人の生活スタイルに見合った働き方に注力していきます。3年前には「さまざまな経験を積みたい」「収入を増やしたい」という社員の声から週1日8時間までは副業してもいいですよ、という副業制度も導入しました。今後は他社の事例を参考に、製造職の社員が営業職を経験するなど別部署の業務をスキルアップとして副業する「社内副業」の制度も検討していきます。
法改正に伴い就業規則や労働環境などの見直しも必要になってきました。以前は「うちの会社じゃ不可能だ」と決めつけていた制度も、多様な考え方を持って導入するにはどうすればいいのかという具体的な案出しをしている段階です。

貴社で活躍している人材、または一緒に働きたい人物像を教えてください。

基本的には、中心に立ち失敗を恐れず目標に向かって積極的に物事に取り組む姿勢がある方と一緒に働きたいと思っています。以前は体育会系の元気のある…バリバリ働きます!というような方を採用して、その中でさらに際立って成長している人材を管理職などのポジションに就いていただいていました。現在は、「まずはチャレンジしてみよう」という姿勢の方を採用したいと思っています。「間違ったらどうしよう?」「失敗したら怒られる」と失敗を恐れて行動できないでいるより、まずは困難に立ち向かってみようとする方を求めています。
また、コミュニケーション能力に優れ、周囲との意見の相違を調整する能力のある方も当社に向いています。活躍している社員についても、社内社外問わず、相手の話を聞きお互いが着地点を歩み寄れるようなコミュニケ―ションの取り方ができる方が多いです。

ご担当者様が、個人的に会社を好きなポイントを教えてください。

社員同士の仲が良く、風通しが良い、コミュニケーションが取りやすいという点は好きですね。とくに部下から上司などへ意見があるとき、まずは取組んでみる体制がある社風なのは良いことだと思います。頭ごなしに否定したり意見を押し付けたりするということはないです。
また、残業を良しとしない点は良い会社だなと実感しております。当社の終業時刻は17時半ですが、18時なっても残っていたら「何してるの?どうしたの?」と声がかかるような雰囲気です。まずは勤務時間内に成果を出しましょう、ということが徹底されていますね。年間休日も約124日あり、プライベートの時間を十分に確保できるところはこの会社で働いていて良かったなと思います。
あとは、評価制度により、努力や成果に応じて賞与に反映される点もやりがいがあります。年2回の目標設定・フィードバック面談を通じて、ビジョンや貢献度が見える化するので、「挑戦してみる→評価される→賞与に繋がる」と、良い循環が生まれていると思います。

 

企業選びのポイントのアドバイスをお願いします。

勿論、希望する業界で内定を取得出来ることが理想とは思いますが、入社することがゴールでは無く社会人としてのスタートとなります。外見的なイメージで理想を求めるのではなく、その企業に入社しご自身のキャリアアップやスキルを活用してどのように貢献をするかを追求していくことが重要と思います。
インターネットの普及により多数の情報が集められる社会ではありますが、企業の内部は入社してみないと解らないことも多い為、各ホワイト認定企業殿においては、公平な第三者機関として企業の取組みや内情を評価・証明していただいていますので、今まで見ていなかった業界にも目を向けていただき、ご自身の価値観や取組みに共感出来る企業の情報収集と新たな可能性を追究し、その中に当社があれば幸いです。

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  • ホワイト財団事務局

    私たちは「家族に入社を勧めたい 次世代に残していきたい企業」を発見し、「ホワイト企業」として認定しています。 ホワイト企業認定を取得している企業で、個性を活かし、楽しく、創造的に働く人々にインタビューをして、次世代に残すべき素晴らしい企業の社内制度の発信をしています。 ホワイト企業認定は、明日が楽しみに思える社会の実現を目指しています。