就活でNotebookLMを使う方法|企業資料を読み込んで企業研究・面接対策に活かす方法

2026.04.14

「企業の採用ページや説明会資料を読み込んでいるけれど、どこが重要かわからない」「有価証券報告書が長すぎて読む気になれない」——そんな悩みを持つ就活生にぴったりなAIツールが「NotebookLM」です。

NotebookLMとは、Googleが提供するAIリサーチアシスタントで、PDFや文書を読み込んでその内容に基づいた質問への回答・要約・分析ができます。この記事では、就活でNotebookLMを使うメリット・他のAIとの違い・場面別の活用法・注意点を徹底解説します。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

NotebookLMは「この企業の資料を隅々まで読み込んで面接に臨みたい」という就活生に特におすすめです。採用ページ・会社説明会の資料・有価証券報告書などをアップロードして質問するだけで、資料全体を踏まえた回答が得られます。ただしアップロードした資料の中にある情報しか答えられないため、最新情報の取得にはGeminiを併用しましょう。

◆ この記事でわかること

  • NotebookLMとはどんなAIか・他のAIとの違い
  • 就活でNotebookLMを使う3つのメリット
  • 場面別の活用法(企業研究・面接対策・ES作成)
  • NotebookLMを就活で使う際の注意点
  • よくある疑問Q&A

NotebookLMとはどんなAIか?

NotebookLMとは、GoogleのGeminiモデルを基盤としたAIリサーチアシスタントです。PDF・Google ドキュメント・テキスト・Webページなどの資料をアップロードすると、その内容を学習して質問に答えてくれます。

ChatGPTやGeminiが「AIの学習データ全体をもとに回答する」のに対し、NotebookLMは「ユーザーがアップロードした資料の内容だけをもとに回答する」のが最大の特徴です。就活においては、企業の採用資料・会社説明会の内容・有価証券報告書など「読み込んでおきたいが長すぎる資料」を効率的に分析するのに最適です。

◆ NotebookLMと他AIとの違い

  • NotebookLM:アップロード資料に特化した回答。「この資料に書いてあること」だけをもとに正確に答える
  • ChatGPT:学習データ全体から回答。幅広い質問に対応するが、特定資料への特化はできない
  • Gemini:Google検索連携で最新情報を取得。資料読み込みよりリアルタイム情報収集が得意
  • 就活での使い分け:企業資料を深く分析したい→NotebookLM 最新情報を集めたい→Gemini ES・回答作成→ChatGPT・Claude

就活でNotebookLMを使う3つのメリット

メリット1|企業の資料を深く分析できる

有価証券報告書・採用パンフレット・会社説明会の資料などをアップロードするだけで、資料全体を踏まえた質問への回答が得られます。「この企業が重視している価値観は何か」「どんな事業に力を入れているか」「採用で求めている人物像は何か」といった質問を資料に基づいて答えてくれます。

メリット2|ハルシネーション(誤情報生成)が少ない

ChatGPTなどの生成AIは、知らない情報を「知っているかのように作り出す」ハルシネーションが課題です。NotebookLMはアップロードした資料の内容のみをもとに回答するため、「資料に書いていないことは答えられない」という制約がある分、回答の信頼性が高くなります。

メリット3|音声で資料を聞けるAudio Overview機能がある

NotebookLMには、アップロードした資料の内容を2人の会話形式で音声解説してくれる「Audio Overview」機能があります。通学中や移動中に資料の内容を「聞き流す」ことができるため、忙しい就活生の学習効率を高めます。

就活でNotebookLMを活用する場面

1. 企業研究(採用資料・IR資料の分析)

企業研究で最も効果的な使い方は、採用ページ・会社説明会資料・有価証券報告書などをアップロードして質問することです。長大な資料も一瞬で「重要なポイント」を抽出できます。

■ 企業研究の活用例

【採用ページをアップロードして】「この企業が求める人物像を3つにまとめてください。」
【有価証券報告書をアップロードして】「この企業の主要事業と今後の成長戦略を要約してください。」
【会社説明会資料をアップロードして】「この資料から、志望動機に使えるキーワードを5つ抽出してください。」

2. 面接対策(想定質問の作成)

企業の資料をもとに「この企業なら面接でどんな質問をされるか」をNotebookLMに予測させることができます。資料に基づいた想定質問は、一般的な面接対策本には載っていない「企業特有の質問」を準備するのに役立ちます。

■ 面接対策の活用例

【採用資料をアップロードして】「この企業の価値観に基づいた面接想定質問を5つ作ってください。」
【会社説明会資料をアップロードして】「この企業の事業戦略について聞かれた場合の模範回答の骨格を作ってください。」
【採用資料をアップロードして】「この企業への逆質問として資料の内容を踏まえた3つの質問を提案してください。」

3. ES・志望動機の根拠集め

「なぜこの企業か」を説得力を持って書くために、企業資料から志望動機の根拠となるキーワード・取り組み・価値観を抽出するのにNotebookLMが役立ちます。

■ ES・志望動機作成の活用例

【採用ページをアップロードして】「この企業のミッション・ビジョン・バリューを要約してください。」
【有価証券報告書をアップロードして】「この企業の社会的な取り組みで志望動機に使えそうな内容を抽出してください。」
【採用資料をアップロードして】「この資料から読み取れる『他社にはないこの企業の特徴』を3つ教えてください。」

NotebookLMを就活で使う際の注意点

! NotebookLM活用の注意点

  • 資料の中にある情報しか答えられない:アップロードした資料に書かれていない情報は答えてくれない。最新動向はGeminiや公式サイトで補完する
  • 機密情報・個人情報を含む資料はアップロードしない:企業の非公開資料・ESの内容などは入力しない。公開されている情報の資料のみ使用する
  • 要約・回答を鵜呑みにしない:資料の解釈が意図と異なる場合がある。重要な内容は元資料で必ず確認する
  • ESや回答作成はChatGPT・Claudeと組み合わせる:NotebookLMは情報抽出・分析に特化しており、文章生成はChatGPTやClaudeが得意

よくある疑問Q&A

Q. NotebookLMは無料で使える?

はい。Googleアカウントがあれば無料で利用できます。notebooklm.google.comにアクセスしてすぐに使い始められます。就活の基本的な企業研究・面接対策であれば無料版で十分です。

Q. どんな資料をアップロードできる?

PDF・Googleドキュメント・テキストファイル・Webページ(URL)などに対応しています。企業の採用ページのURL・会社説明会資料のPDF・有価証券報告書のPDFなどを読み込ませることができます。

Q. Audio Overview機能はどう使う?

NotebookLMの画面上部にある「Audio Overview」ボタンをクリックすると、アップロードした資料の内容を2人の対話形式で音声解説する音声ファイルを生成できます。通学・移動中のながら学習に最適です。現在は英語音声のみの場合もあるため、日本語対応状況は最新情報を確認してください。

Q. NotebookLMとGeminiはどう使い分ける?

特定の資料を深く分析したい場合はNotebookLM、最新の企業・業界ニュースを調べたい場合はGeminiが向いています。「手元にある資料の内容を理解する→NotebookLM」「その企業の最新動向を調べる→Gemini」という流れで使い分けると効果的です。

まとめ

NotebookLMは企業の採用資料・有価証券報告書などを読み込んで質問できる、就活の企業研究・面接対策に特化したAIツールです。ChatGPT・Claude・Gemini・Gensparkと組み合わせることで、就活のあらゆるフェーズをAIでサポートできます。

◆ この記事のまとめ

  • NotebookLMはGoogleのAIリサーチアシスタント。アップロード資料に特化した分析が強み
  • 就活での強み:採用資料・IR資料の深堀り分析・ハルシネーションが少ない・Audio Overview機能
  • 活用場面:企業研究・面接想定質問の作成・志望動機の根拠集め
  • 他AIとの使い分け:資料分析→NotebookLM 最新情報→Gemini 文章作成→ChatGPT・Claude
  • 注意点:資料外の情報は答えられない・機密情報はアップロードしない・要約は元資料で確認
   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。