
「男性育休を取りやすい企業を知りたい」「就活で育休取得実績を確認したい」「転職先の男性育休文化を調べたい」——男性育休取得率は2024年時点で全国平均約30%。一方、認定企業や男性育休推進企業では50〜100%に達する企業も多数存在します。企業選びの段階で実態を知っておくことが、後悔しないキャリア選択につながります。
結論として、男性育休が取りやすい企業は「取得率」「平均取得期間」「育休復帰後のキャリアパス」の3指標で判断できます。業界別では商社・コンサル・大手メーカー・IT・金融が高水準。本記事では認定機関の視点で、業界別の実態と狙い目企業を解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。男性育休の取り組みは企業によって大きな差があり、「制度はあるが実態は取得しにくい」企業と「数値目標を立てて推進している企業」に二極化しています。ランキング上位企業の共通点は「取得率を公表+目標値を設定+復帰後のキャリアパスが明確」の3点。表面的な制度ではなく、これらの実態数値を必ず確認しましょう。
📋 この記事でわかること
📎 関連:男性育休完全ガイド
📎 関連:イクメン企業認定とは / 育休産休制度が充実した企業ランキング
目次
★ 3つの判断基準
① 男性育休取得率
最重要指標。30%が全国平均、50%超で優良、80%超で先進企業
情報源:有価証券報告書・CSR報告書・厚労省「両立支援のひろば」
② 平均取得期間
1〜2週間が多いが、1か月以上で実質的な育児参加が可能
本気度の見極めポイント
③ 復帰後のキャリアパス
育休後の昇進・配属・評価への影響
「育休=キャリアの停滞」とならない企業を選ぶ
★ 業界別 男性育休取得率(目安)
大手企業は「取得率の数値目標」を設定しているケースが多く、取得自体は容易です。ただし「期間が短い」(数日のみ)のがハードル。実質的な育児参加には期間も重要です。
★ 男性育休先進企業の特徴
先進企業では「男性育休取得が当たり前」の文化が形成されており、上司や同僚への気兼ねなく取得できる環境が整っています。
◆ 推進企業の共通点
★ 5つの確認ポイント
① 有価証券報告書・CSR報告書をチェック
「男性育休取得率」「平均取得日数」を確認
② 厚労省「両立支援のひろば」で検索
企業の取得率・推進状況が公開されている
③ 認定マークを確認
イクメン企業認定・くるみん認定・プラチナくるみん
④ OB訪問・面談で直接聞く
「男性育休の取得実例を教えてください」と質問
⑤ 口コミサイトでの評価
OpenWork・転職会議で「育休」関連の口コミを確認
Q1. 男性育休取得率は何%以上なら優良?
50%以上で優良、80%超で先進企業と判断できます。全国平均は約30%なので、平均超えの企業を狙うのが基本です。
Q2. 取得率100%でも数日だけの企業は?
「平均取得期間」も合わせて確認しましょう。取得率100%でも平均5日では実質的な育児参加は困難です。1か月以上が実質ライン。
Q3. 業界別で最も取れやすいのは?
大手金融・総合商社・大手ITが高水準です。一方で建設・運輸・小売は低水準の傾向。業界選びの段階から考慮すべき要素です。
Q4. 中小企業でも男性育休は取れる?
法律上は取得可能ですが、取得率は10〜30%と低水準です。ただしくるみん認定取得企業はこの限りではなく、中小でも積極的に推進する企業を選びましょう。
Q5. 育休取得率の確認方法は?
有価証券報告書・CSR報告書・厚労省「両立支援のひろば」の3つが情報源です。2023年から大企業(従業員1,000人超)は男性育休取得率の公表が義務化されました。
Q6. イクメン企業認定とは?
厚労省が男性の育児推進企業を認定する制度です。「イクメン企業アワード」「両立支援優良企業」など。詳しくはイクメン企業認定とはへ。
Q7. 面接で育休のことを聞いてもOK?
最終面接や内定後の面談で聞くのが無難です。一次・二次面接では「働き方の柔軟性」「ワークライフバランス」など広めに聞き、最終面談で具体的に確認しましょう。
Q8. 育休取得率が公表されていない企業は?
「公表していない=推進していない」の可能性があります。中小企業は公表義務がないため一概には言えませんが、推進企業は積極的に発信する傾向があります。
Q9. 外資系企業の男性育休は?
グローバル企業は取得率が高い傾向(70〜90%)です。本国の文化が反映され、長期取得も認められやすいです。Microsoft・Google・P&Gなどが代表例。
Q10. 公務員の男性育休は?
国家公務員は取得率80%超と民間より高水準。地方公務員も自治体により差はありますが、全体として推進されています。
Q11. ベンチャー企業の男性育休は?
企業差が極めて大きいです。先進的なベンチャーは100%取得+長期取得の文化がありますが、設立間もない企業では業務優先の傾向も。企業ごとの実態確認が必須です。
Q12. 製造業の現場職でも取れる?
法律上は取得可能ですが、人員配置の都合で取りにくい現場もあります。本社・大手メーカーは推進していますが、中小製造業では難しいケースもあるため事前確認を。
Q13. 男性育休企業選びの最大のコツは?
「数値で判断+OB訪問で実態確認」です。HPやCSR報告書の数値だけでなく、実際の取得者の声を聞くことで「制度はあるが取りにくい」企業を見抜けます。
📌 この記事のまとめ
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