イクメン企業認定とは|くるみん認定との違いと認定企業の特徴を認定機関が解説

「イクメン企業認定って何?」「くるみん認定との違いは?」「認定企業を狙うべき?」——男性の育児推進に積極的な企業を見極める指標として、厚生労働省の「イクメン企業認定」があります。くるみん認定との違いを理解し、自分のキャリアに合った認定企業を選ぶことで、男性育休を取りやすい職場を見つけられます。

結論として、イクメン企業認定は「男性の育児を推進する企業」を顕彰する厚労省の制度です。くるみん認定が「全体的な子育てサポート」を対象とするのに対し、イクメン企業認定は「男性育児」に特化しています。両方の認定を取得している企業は、男女問わず子育てしやすい優良企業と言えます。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。厚労省の認定制度は「企業の取り組みを客観的に評価する第三者認定」として信頼性が高く、就活・転職時の重要な判断材料になります。イクメン企業認定とくるみん認定は性質が異なるため、両方を理解した上で企業選びをすることが、長期的に働ける職場を見つけるコツです。本記事では2つの認定の違いと、認定企業の特徴を解説します。

📋 この記事でわかること

  • イクメン企業認定の制度概要
  • くるみん認定との違い
  • 認定取得の要件
  • イクメン企業認定アワード
  • 認定企業の特徴と傾向
  • 就活・転職での活用法
  • Q&A 13問

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1. イクメン企業認定の制度概要

イクメン企業認定は、厚生労働省が推進する「イクメンプロジェクト」の一環で、男性の育児と仕事の両立を推進する企業を顕彰する制度です。代表的なものに「イクメン企業アワード」があり、毎年優秀な企業を表彰しています。

★ イクメンプロジェクトの3つの柱

  • ① イクメン企業アワード:男性の育児を推進する企業を表彰
  • ② イクボスアワード:部下の育児を支援する上司を表彰
  • ③ イクメン推進シンポジウム:好事例の共有・啓発活動

2. くるみん認定との違い

★ 2つの認定の比較

くるみん認定
対象:子育てサポート全般を行う企業
法的根拠:次世代育成支援対策推進法
段階:くるみん→プラチナくるみん→トライくるみん
特徴:女性育休・男性育休の両方を評価

イクメン企業認定(アワード)
対象:男性育児推進に特化した企業
法的根拠:イクメンプロジェクト(厚労省事業)
段階:年度ごとの表彰制度
特徴:男性育休・男性育児に特化して評価

「両方取得している企業」が最も優良です。くるみんで全体的な子育てサポートを評価され、イクメンで男性育児を特化評価されている企業は、男女問わず働きやすい環境が整っています。

3. 認定取得の要件

くるみん認定の主な要件

  • 男性育休取得率が10%以上
  • 女性育休取得率が75%以上
  • 3歳未満の子を養育する労働者の所定外労働時間制限措置
  • 年次有給休暇の取得促進措置
  • (計10項目超の要件あり)

イクメン企業アワード受賞の要件

  • 男性の育児を推進する独自取り組み
  • 男性育休取得率の高さ
  • 長期育休取得の事例
  • 育休中・復帰後のサポート体制
  • (年度により選定基準が変動)

4. イクメン企業認定アワードの受賞傾向

◆ 受賞企業の傾向

  • 大手企業が中心:従業員数千人〜数万人規模
  • 金融・メーカー・IT・通信が多い
  • 男性育休取得率80%以上
  • 独自制度(社内給与補填・長期取得推奨)
  • 経営トップが率先垂範

5. 認定企業の特徴と傾向

イクメン認定を取得している企業には、以下の共通点があります。

★ 認定企業の5つの特徴

  • ① 経営トップのコミットメント:CEO・社長が育児支援を明言
  • ② 数値目標の設定:男性育休取得率の数値目標を社内外に公表
  • ③ 独自の経済支援:育休中の給与一部補填など
  • ④ 上司への教育:イクボス研修・育休推進マネージャー教育
  • ⑤ 復帰後のキャリアパス整備:育休後の昇進・配属を保証

6. 就活・転職での活用法

★ 活用の4ステップ

STEP 1:認定企業リストを確認
厚労省「イクメンプロジェクト」公式サイトで受賞企業を検索

STEP 2:くるみん認定とセットで確認
両方取得企業を優先的に検討

STEP 3:認定取得後の取り組みを確認
認定取得が古い場合、現在も推進しているか確認

STEP 4:OB訪問・面接で実態確認
「認定取得後の男性育休の実態」を直接質問

イクメン企業認定に関するQ&A(13問)

Q1. イクメン企業認定とくるみん認定、どちらが重要?

両方持っている企業が最も優良です。くるみんは法律ベースの認定で信頼性高、イクメンは男性育児に特化した顕彰制度。両方の視点で評価された企業を選ぶのが理想です。

Q2. イクメン企業認定企業はどこで確認できる?

厚労省「イクメンプロジェクト」公式サイトで受賞企業一覧が公開されています。年度別・部門別に検索可能です。

Q3. 認定は何年有効?

イクメン企業アワードは年度ごとの表彰です。くるみん認定は基準を継続して満たす限り有効。古い認定だけでなく、最新の取り組みも確認しましょう。

Q4. 中小企業でも認定取得できる?

可能ですが、受賞企業は大手中心です。中小企業の場合は「くるみん認定」の方が取得しやすく、信頼性の指標として活用できます。

Q5. プラチナくるみんとイクメン認定、どちらが上?

プラチナくるみんは「くるみんの上位認定」で、男性育休取得率30%以上などより厳しい要件があります。イクメン認定とは異なる軸の評価のため、単純比較できません。

Q6. 認定取得していない企業は男性育休を取れない?

取れます。認定はあくまで「目に見える指標」であり、認定がなくても男性育休に積極的な企業は多数あります。認定+実態確認の両方が重要です。

Q7. イクボスアワードとは?

部下の育児を支援する上司を表彰する制度です。組織全体ではなく、優秀な管理職個人を顕彰します。「イクボス」がいる企業は文化として男性育児を支援しています。

Q8. 認定マークはどこに表示される?

企業のHP・採用ページ・名刺・商品パッケージなどに表示できます。就活サイトでもアピール材料として使われるので、検索時にチェックしましょう。

Q9. 認定取得のメリットは?

企業側のメリットは「採用力強化」「公共調達加点」「税制優遇」などです。認定取得企業は本気で取り組んでいる証拠になります。

Q10. 認定取得後の取り消しはある?

くるみん認定は基準を満たさなくなれば取り消しになります。イクメンアワードは年度表彰のため取り消しはありませんが、過去の受賞だけで判断せず最新動向を確認しましょう。

Q11. 外資系企業もイクメン認定を取れる?

取得可能ですが、日本法人として申請が必要です。グローバル企業の日本法人で受賞している例も多くあります。

Q12. ホワイト企業認定とイクメン認定の違いは?

ホワイト企業認定は労働環境全体を評価(残業・休日・有給など)、イクメン認定は男性育児に特化した評価です。両方取得企業は労働環境と子育て支援の両面で優良。

Q13. イクメン認定を活用する最大のコツは?

「認定+くるみん+実態(取得率・期間)の3軸で見る」ことです。認定だけで判断せず、現在の取得率・平均期間・OB訪問での実態確認を組み合わせて、本当に取りやすい企業を見極めましょう。

まとめ

📌 この記事のまとめ

  • イクメン企業認定は厚労省の男性育児推進企業を顕彰する制度
  • くるみん認定(全体的子育て)とイクメン認定(男性育児特化)の2軸で評価
  • 両方取得企業が最も優良。男女問わず働きやすい環境
  • 受賞企業は大手中心、男性育休取得率80%以上が多い
  • 「経営トップのコミットメント・数値目標・経済支援・上司教育・キャリアパス」が共通特徴
  • 「認定+くるみん+実態の3軸」で見ることが活用の最大のコツ

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運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。

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