就活での面接、よく聞かれる質問であげられるのは自己PRや志望動機。
「好きな言葉」に関する質問を思い浮かべる学生はあまりいないのではないでしょうか?
面接聞かれた際に上手く答えられるよう対策しておきましょう。
この記事で好きな言葉の見つけ方や答え方をチェックして面接に挑みましょう!!
面接官はなぜ「好きな言葉」を聞く?
「好きな言葉」というと、映画やドラマの名シーン、アニメなどの印象に残ったセリフを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、面接官が聞いているのはそういったことではありません。
では、面接官は「好きな言葉」という質問を通して、学生の何を知りたいのでしょうか。
面接で適切な回答をするためにも、まずは「好きな言葉」を聞く面接官の意図を正しく理解しておいてください。
■「好きな言葉」で学生の人柄や価値観を知りたい
「好きな言葉」の回答から面接官が知りたいのは、その学生の人柄や価値観です。
面接官は学生の「好きな言葉」から、その学生がどんなことに重きを置いているのか、物事をどのように考えているのかを知りたがっています。
面接で聞かれる「好きな言葉」とは、堅苦しい言い方をすれば、あなたの「座右の銘」です。
「この映画のセリフがかっこいい」「アニメのこのセリフが気に入っている」といった意味での”好き”ではありません。
もちろん映画やアニメの中で「このセリフが好き」と答えても、あなたがどんな映画やアニメが好きなのかは伝わるでしょう。
しかし面接官が「好きな言葉」から知りたいのは、あなたが何を好きかではなく、あなた自身の考え方であり、あなたの人生における哲学です。
もちろん映画やアニメから得ることも沢山あるので、単にこのアニメの主人公が好きだからという答え方ではなく、「こういった困難にも立ち向かうキャラクターの考え方に共感」したなどといった、具体的な理由を述べると、印象に残っていいかもしれません。
面接官は、あなたが誰のどういった言葉に共感して、生きていくうえで何を大切にしている人なのかを聞いています。ですから、直接的にあなたの価値観・考え方を表しているような言葉を答えなければならないのです。
■人柄や価値観が社風に合っているかの確認
面接官は学生の「好きな言葉」から人柄や価値観を知り、それが自社の社風とマッチするか、求めている人物像に合っているかをチェックしています。
企業には、それぞれの会社ごとにバリューや考え方があり、方針があるのです。学生の「好きな言葉」が意味する価値観が、自社の目指す方向性とミスマッチではないか確認しています。
なので、自分の考え方を表していればどんな言葉でも良いのではありません。一般的に良いとされている言葉や座右の銘がどの企業でも好印象に使えるわけでもありません。
例として、人と人とのつながりを大切にしている企業の場合、学生が好きな言葉として「一期一会」と答えれば、企業の方向性にマッチしていて好意的に受け取られます。
しかし同じ企業の面接で好きな言葉として「継続は力なり」などと答えてしまうと、それ自体は素敵な言葉でも企業の方針と全く関連がないので、その学生は企業にとって魅力的に見えないかもしれません。
「うちの会社とは合わないな」と思われるばかりか、企業のことや言葉の意味を理解できていないと判断される恐れもあるので、注意が必要です!!
自分の「好きな言葉」の伝え方は?
上記の理由から面接官が学生に「好きな言葉」を聞く意図は理解できました。
それでは次に、あなたが思う「好きな言葉」を上手に答える方法を確認しましょう。
実際に面接で聞かれた際に、しっかり伝えれるように3つのポイントに分けて見ていきましょう。
➀正しい使い方をしているか
「好きな言葉」といっても単に聞き慣れている言葉や、みんなが使っている言葉から安易な考えで答えてしまうとボロがでてしまいます。
言葉の意味をきちんと理解していないと、自分の考えを正しく伝えることはできません。
例えばよく聞く「情けは人の為ならず」。
「人に情けをかけて優しくしよう」という意味ですが、「人のためにならないから情けをかけない方が良い」と勘違いしている人も少なくありません。
このような間違いやすい言葉にも注意して正しく使いましょう。
②自分の行動に反映しているか
面接官に伝える好きな言葉は、自分の行動に反映・影響している言葉を選びましょう。
先ほども解説したとおり、単純に「好きだから」という理由だけでは、面接でアピールするのは難しいでしょう。座右の銘のように自分を励ましたり律したりする言葉の方が、人柄が伝わりますし企業とのマッチ度もよりわかりやすいでしょう。
例えば、マザーテレサの格言である、
「暗いと嘆くより、あなたが進んで明かりを灯しなさい」
この格言は、「物事に対して不平不満を言う前に、自らが希望や目標となって現状を変えていくことが大切である」ということを意味します。
「自分の置かれた環境の悪さに不平を言うのではなく、より良い環境になるよう自らが進んで行動することで、周りをも巻き込んで環境を改善することができた」などといった具体的な伝え方がいいでしょう。
③応募企業に合っているか
面接官が「好きな言葉」を聞く意図にもあったように、応募企業に合った言葉を選ぶこともポイントです!
人柄や価値観が応募企業の社風や求める人物像に合った言葉を選ぶことも重要です。
好きな言葉とは、言い方を変えると考え方や行動の指針のようなものでもあります。つまり、好きな言葉がマッチしないということは就活生の人柄などが企業と合わない、ということも言えますね。
例えば、堅実さが評価される企業に「思い立ったが吉日」と伝えても、「我が社には合わないな」と思われると予想できますよね!
好きな言葉100選!!
ここからは「好きな言葉」として探し出せる言葉をジャンル別に紹介します。
応募企業先の指針や自分の行動に反映しているか、言葉の意味を理解しながら探し出してみてください。
この記事のまとめ
この記事では「好きな言葉」の伝え方やポイントなど紹介しましたが、面接で上手に答えるコツは掴めましたか?
万が一面接で聞かれても聞かれなくても、言葉は自分の胸に残り将来を明るくしてくれることでしょう!
自分の価値観や考え方を、上手く伝えれるようにまとめておいてくださいね!