就職活動において、エントリーシート(ES)に記載する『志望動機』について悩む方は多いのではないでしょうか。
選考方法やスケジュールは異なりますが、ほぼすべての企業で共通して書類選考を実施しています。ESの志望動機は面接前の第一印象が大きく左右される情報とも言えるため、就活において志望動機の作成はとても重要です。限られた枠の中で、「志望した理由」について、熱意とともに伝えられなければ、面接に進むことができません。
また、志望動機はESに限らず面接でも必ず聞かれる質問の一つです。
熱意や将来性をアピールできる内容を用意し、しっかりと対策しておく必要があります。
今回は志望動機の書き方についてお届けします。
目次
志望動機に説得力を持たせるためには、まずは「企業について知り、理解する」ことが大切です。企業のことを調べ、深く理解することで特徴や魅力を志望動機に反映させることができます。
どの企業でも通じる志望動機は、「企業に興味を持っていない・理解していない」と捉えられてしまい、採用担当に「他の会社でもよいのでは?」と思われてしまいます。
反対に企業を理解し、魅力を分析できていると伝われば、「そこまで興味を持って来てくれている」と好印象を残すことができます。
まずは、企業のホームページを見てみましょう。
事業内容、売上高、資本金・企業の沿革、理念など、基本的な情報はしっかりと押さえておいてください。
基本情報の次は、企業のビジネスモデルについて調べていきます。その際に自分の考えや感想も加えながら書き出していきましょう。
・顧客ターゲット
・商品やサービス
・市場規模
・強みと弱み
・競合他社
・求める人物像
・自分の考えや感想
・良いと思った点・悪いと思った点
・入社に対する意欲の高さ
・企業への興味や関心
・企業への理解度の高さ
情報の整理には一定のフォーマットに沿ったノートを作成したり、収集した情報を自分なりの観点でまとめておくといいでしょう。企業ならではの魅力を志望動機に反映させるとこで、「その企業に惹かれて志望した」ことを伝えやすくなります。
しっかりと企業研究を行い、上手に活用していくことが大切です。企業研究で得た情報の中から、自分に必要な情報を取捨選択しましょう
300文字程度で書くことが望ましいです。
志望動機の行数や文字数などに厳密な規定はありませんが、要約しすぎて文字数が少なくなったり、熱意が伝わらない文章にならないように気を付けましょう。
また、書きたいことが多く、小さな文字でぎっしり書いてしまうと、読みづらくなってしまいます。
簡潔で読みやすく工夫することで、読み手への配慮をしつつ、あなたの想いと熱量をしっかり伝えましょう。
企業から文字数を指定されている場合や、提出する書類によって指定がある場合は、9割以上書くことが望ましいです。
具体的には、300字以内の指定があるエントリーシート(ES)であれば、270字まで書くことが望ましいです。8割の240字程度で書くことを考えると、270字と比較して、伝えられる情報量が乏しくなってしまい評価されにくいエントリーシート(ES)となってしまうので、注意しましょう。
ただし、文字数が不足していても必要な情報を論理的に伝えられているのであれば、無理やり言葉を付け足して読みづらい志望動機になることは避けた方がよいでしょう。
しっかりと企業研究を行い、上手に活用していくことが大切です。企業研究で得た情報の中から、自分に必要な情報を取捨選択しましょう。
PREP法(プレップ法)とは、文章をわかりやすく簡潔に伝えるための方法の1つで、ビジネスシーンでも浸透している手法です
P=Point…結論
R=Reason…理由
E=Exsample…具体例や事例
P=Point…結論(まとめる)
最初に、ポイントとなる結論を伝えてから、理由や説得力のある具体例を提示して書くことで話の意図が伝わりやすくなります。
志望動機にPREP法を取り入れると、志望動機は下記の構成となります。
P:「御社を志望した理由は……」と、その企業を志望することをメインに伝える。
R:同業他社ではなく「なぜ」その企業を志望したのか理由を伝える。
E:エピソードや体験談など具体的な事例を挙げる。
P:入社後に貢献/実現したいことと、入社への熱意をアピールする。
企業の採用担当者は忙しいことが多く、繁忙期には膨大な書類に目を通さなければなりません。たくさんのエントリーシート中で結論から簡潔に記載されていれば、知りたいことを短時間で理解できるため印象にも残りやすくなります。
例文
私が貴社を志望する理由は、お客様の生活を豊かにすることへ妥協のない姿勢に感銘を受けたからです。
貴社のインターンに参加した際、お客様の希望する条件に当てはまる物件をただ探すのではなく、ライフスタイルや家族構成など丁寧にヒアリングをしてニーズに合った最適な提案と、妥協のないサービスを提供されていたからです。
私は、テーマパークの案内係のアルバイトを通じて、お客様のご要望やお困りの状況にお応えすることで、お客様が笑顔になってくれることにやりがいを感じていました。貴社においても、丁寧にヒアリングをし、より良い提案ができる営業として、お客様の笑顔を生み出す仕事をしたいと思います。
現在、賃貸契約に関する勉強をおこなっており、この勉強は今後も続ける予定です。貴社に入社するまで多くの知識を身につけて、早く活躍できるよう精進いたします。
志望動機では「なぜこの企業で働きたいのか」を伝えなければなりません。しかし、自分の熱意を企業にアピールするにあたって、志望動機にはふさわしくないNGワードがあるのです。使用する際は、注意が必要です。
「人の役に立つ仕事がしたい」
すべての仕事が社会に役立っており、人に感謝されています。具体的な志望の理由がなく無難な内容は「うちの企業じゃなくても…」と言う印象が強く、熱意が低いと思われるリスクがあります。
この場合は、「貴社の〇〇という事業を通し、〇〇で困っている人の〇〇をサポートしたいです。なぜなら、~」と、具体性を持たせて説明できると好印象でしょう。
「社風に魅力を感じ、」
志望動機が明確ではなく、活躍イメージが湧きません。
企業側から見ると、どの企業でも使いまわすことのできる志望動機のように捉えられてしまう可能性があります。
「学ばせてもらいたい」
企業は学校ではありません。成長させてもらいたい は受け身の姿勢ですので、
「積極的に知識を吸収し、〇〇の業務で貢献するつもりです」などに言い換えると好印象を残せます。
「貴社の商品が好きで」
好きだけを志望動機にすると、具体的な活躍をイメージしてもらえないほか、好きな商品以外の部門に配属されたときにやる気を失うと思われてしまいます。
好きであることが具体的にどう企業に貢献できるのかを伝えることが大切です
志望動機で、合否が左右されるといっても過言ではありません。そして、エントリーシートの中で唯一「あなたの入社に対する熱意と入社後の可能性」を伝えることができます。
面接においても、熱量を込めて話すには企業研究は欠かせません。
心の底から興味のある企業については話し続けることができますが、興味が無ければ話すことはできません。
どの企業にも当てはまる内容では、強い志望動機を持つ他の応募者には勝てません。しっかりと企業について研究し、採用担当者が「一緒に働きたい」と思える志望動機を作成しましょう。