
マスク着用が日常化した一方で、面接では表情が伝わることも大切です。「外すべき?着けたままでいい?」「どう判断すればいい?」——迷う就活生は多いものです。
結論として、特別な指示がない場合はマスクを外して面接に臨むのが基本です。ただし企業の方針や会場ルールで着用が求められる場合もあります。
累計3,625社以上を審査し650社以上を認定してきた当機構の視点で、面接時のマスク着用マナー・迷った時の対応・ふさわしいマスク・NGマナー・表情を伝える工夫を解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきた立場からお伝えすると、2026年現在、面接でのマスク着用は「企業の指示に従う」が絶対原則です。指示がない場合は外すのがマナーですが、健康上の理由で着用を希望する場合は冒頭で一言確認を入れましょう。マスクを外すことを前提に、ひげの処理・スキンケア・メイクも整えて臨んでください。
📋 この記事でわかること
目次

対面面接では、企業からマスク着用の案内がある場合は必ず従いましょう。特別な案内がない場合は、面接官に表情が伝わるよう基本的にマスクを外して受けるのが無難です。
会場に入る時点ではマスク着用を求められるケースもあるため、指示がない場合でもマスクは必ず持参しておきましょう。
▼ マスク着用の判断基準
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 企業から着用指示あり | 必ず着用する |
| 指示なし(対面) | 基本は外す。マスクは持参 |
| Web面接 | 外して受ける |
| 健康上の理由で着用希望 | 冒頭で一言確認する |
近年はマスク着用の義務がなくなり、面接でも外すのが一般的になりました。とはいえ企業や面接官によって考え方は異なるため、相手の方針を尊重する姿勢が大切です。
会場の受付や控室ではマスク着用を求められ、面接室では外す——というケースもあります。状況に応じて柔軟に対応できるよう、着脱しやすい状態にしておきましょう。
迷ったら「外して持参する」が基本方針です。外した状態で臨み、会場で着用指示があれば従えば、どんな企業でも失礼になりません。
着けたままにする場合は、面接当日の冒頭で面接官に一言添えると丁寧です。メールで事前確認する必要はありません。
▶ 面接当日の一言例
着席前に「マスクを着用していてもよろしいでしょうか」または「マスクは外した方がよろしいでしょうか」と確認。着用OKなら「発言が聞き取りにくい場合は遠慮なくお申し付けください」と添えると丁寧です。
本人確認で外すよう指示された場合は「失礼いたします」と一言添え、ゴム紐の部分を持って外しましょう。健康上の理由で着用が難しい方は、当日の対応を事前に確認しておくと安心です。
一言確認するだけで「配慮ができる人」という印象を与えられます。黙って着けたままにするより、ひと声かけるほうが好印象です。
なお、面接官がマスクを着けている場合もあります。その場合でも、自分は基本的に外して臨み、指示があれば従うのが無難です。
一言確認する際は、明るくはっきりとした声で伝えましょう。最初のやり取りで好印象を残せると、その後の面接も和やかな雰囲気で進みやすくなります。

マスクは見た目の清潔感も評価に影響します。次の点を意識して選びましょう。
▶ 着用が望ましいマスク
企業によっては布・ウレタンマスクを禁止していることがあります。ゴム紐が緩んだり表面が毛羽立ったマスクはだらしない印象を与えるため、清潔なものを使いましょう。
予備のマスクは、ゴム紐が切れたり汚れたりしたときの保険になります。清潔なものを個包装のままカバンに入れておくと、いざというとき安心です。
面接は第一印象が大切です。少し汚れただけのマスクでも清潔感を損ねるため、家を出る直前に新しいものへ替えるくらいの意識でちょうど良いでしょう。
マスクは正しく着用しないと、かえってだらしない印象になります。
▶ 正しい着用
特に次の4つは、面接官に不快感や不安を与えるNGマナーです。
✕ だらしないNGマナー
マスクのずれが気になっても、面接中に何度も触るのは避けましょう。直すときはゴム紐を持ち、表面に触れないようにするのが衛生・印象の両面で大切です。
顎マスク・鼻マスクは無意識にやってしまいがちです。面接前に鏡で正しく着けられているか確認し、話している間もずれないサイズを選びましょう。
マスク着用時は表情が伝わりにくいため、身だしなみや話し方に特に気を配りましょう。
▶ 表情を伝える7つの工夫
▼ マスク面接で表情を伝える3つの軸
▼
① 目元
口角を上げ笑顔を
② 声
大きくゆっくり明瞭に
③ 動き
相槌・ジェスチャー大きめ
口元が見えない分、目元・声・動きで誠実さと熱意を伝える
マスク越しでは、笑顔も声も対面の半分程度しか伝わりません。だからこそ、目元・声量・ジェスチャーを普段の1.5倍意識することが、印象を左右します。
特に重要なのは目元の表情です。口元が隠れる分、目が笑っているかどうかで印象が大きく変わります。鏡の前で「目で笑う」練習をしておくと効果的です。
マスク着用時は、声がこもって早口だと一層聞き取りにくくなります。普段より2割ゆっくり、語尾まではっきり発音することを意識しましょう。
皮膚の病気・感覚過敏・感染症予防など、健康上の理由でマスクを外せない場合もあります。その際は遠慮せず、正直に伝えて問題ありません。
▶ 伝え方のポイント
健康上の事情は正当な理由です。一言添えるだけで、面接官も状況を理解してくれます。無理に外す必要はありません。
健康上の理由でマスクを着けることは、決してマイナス評価にはなりません。むしろ、状況をきちんと説明できる誠実さが伝わります。遠慮せず正直に伝えましょう。
マスクを外す可能性を想定し、前日までに身だしなみを整えておきましょう。
▶ 前日までの準備
「外すかもしれない」と準備しておけば、当日どちらの指示が来ても慌てず対応できます。
当日の朝は、面接室直前でマスクを外すことを想定し、髪型や顔まわりを最終チェックしましょう。外した瞬間に好印象を与えられるよう備えておくと安心です。
曇り止めは前日のうちにメガネへ塗布しておきましょう。当日マスクを着けて話すと、メガネが曇って表情が見えにくくなることがあります。
Web面接では、対面とは扱いが異なります。
▶ Web面接のマスク
Web面接の目的は、画面越しでも人柄や熱意を伝えることです。表情が最大の武器になるため、特別な事情がない限りマスクは外しましょう。Web面接全体のマナーは専用記事でも解説しています。
Web面接で一人で受ける環境なら、マスクはむしろ外すべきです。画面越しでさらに表情が伝わりにくくなるため、マスクで口元まで隠すと印象が大きく下がります。
せっかくの面接も、マスクの扱いを誤ると印象を損ないます。次は特に避けましょう。
✕ マスクのNGマナー
マスクは鼻から顎まで正しく覆い、外す際はゴム紐を持ってカバンにしまうのが基本です。
Q1. 2026年の面接ではマスクは着けるべき?外すべき?
企業の指示に従うのが絶対原則です。
指示がない場合は外すのが基本マナー。体調不良や感染症予防で着用を希望する場合は冒頭で一言確認を入れましょう。
Q2. Web面接でもマスクを着けて受ける?
基本的に外して受けてください。
自宅など他に人がいない環境で受ける以上、着ける必要はありません。表情が見えないと人柄が伝わりません。
Q3. 花粉症や体調不良で着けたい場合は?
冒頭で一言確認すれば問題ありません。
「花粉症の症状があり、マスクを着用してもよろしいでしょうか」と確認を。「聞き取りにくい場合はお知らせください」と添えると配慮が伝わります。
Q4. 会場まで着けて、面接室直前で外すのは?
問題ありません。最も一般的なパターンです。
面接室に入る前に外し、外したマスクはカバンに収納してから入室しましょう。テーブルに置くのはNGです。
Q5. どんな色のマスクが良い?
白の無地が基本です。
薄いブルーやピンクなど控えめな色も可。柄物・色付き・キャラクター物は避けましょう。
Q6. 布マスクやウレタンマスクでもいい?
不織布が無難です。
企業によっては布・ウレタンを禁止している場合があります。不織布の白を選ぶのが最も安全です。
Q7. マスクを外すよう指示されたら?
「失礼いたします」と外します。
ゴム紐の部分を持ち、表面に触れないように外しましょう。汗を拭く・メイクを整えるなど、外す前提の準備もしておくと安心です。
Q8. マスク着用時、声がこもって聞こえにくい
いつもより大きくゆっくり話します。
特に重要なキーワードは丁寧に。冒頭で「聞き取りにくい場合はお知らせください」と伝えておくと親切です。
Q9. 予備のマスクは必要?
持参しましょう。
ゴム紐が切れる・汚れるなどの不測の事態に備え、清潔な予備をカバンに入れておくと安心です。
Q10. マスクで表情が伝わらないのが不安
目元と声・ジェスチャーで補えます。
口角を上げると目元で笑顔が伝わります。アイコンタクトと大きめの相槌で、誠実さや熱意は十分に伝わります。

📌 この記事のまとめ