就職活動準備:面接でよくある質問をまとめてみた!

2022.08.10
#就活基礎知識#自己分析#面接対策

就活生の皆様から会社説明会や面接時に、「よく出てくる質問」について相談を受けることが多々あります。

 

「志望動機は何ですか?」

「自分を色に例えると何ですか?」

 

面接では様々な質問をされるので「結局どんな準備や対策すればいいのかわからない」と悩む方が多いのです。

 

そして、学生から人事担当者への逆質問。何を質問していいか、分からないという悩み。

逆質問タイムは学生と企業にとって、お互いの理解を深めることができるチャンスの場です。学生にとって逆質問タイムという貴重な場において質問しないわけにはいかないですよね?

 

どうせ質問するなら、他の面接者より鋭い質問内容で自分によって有意義なものになることを聞きたいと思います。

ここではそんな有意義な情報を得るための、質問についてまとめました。

 

■面接でよくある質問

面接の質問にしっかり対応するには、事前にどんな質問をされるのかを想定し、そしてその質問に対する答え方や伝え方を知ることが大切です。

頻出質問の「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」「志望動機」はもちろん、明確に答えにくい「他社の選考状況」「勤務条件」なども他の就活生との差をつけるために準備しておきましょう。

①志望動機を教えてください

志望動機は面接官へ自分自身の意欲をアピールできる質問なので、なぜ志望企業に入社したいのか、入社した際何をやりたいのかなどを明確に伝えることが大切です。自己分析をしながら深掘りしていくことで、明確な内容の志望動機を準備しましょう。それと合わせて、業界や業界でのポジションについても調べるようにしましょう。

②長所と短所を教えてください

長所と短所について質問するのは、「自分自身のことをしっかりと把握できているかどうか」を探る意図があります。新卒採用はポテンシャル採用ですので、入社後に活躍するイメージのために、長所と短所を知っておくことが重要になってきます。長所を理解しておけば能力を伸ばして活躍の場を広げることができますし、短所を認識しておけば克服するための改善策を打ち出せます。

③最も苦労した事について教えてください

苦労した話についての質問は、その方の「逆境に対してのストレス耐性や困難を乗り越える力があるかどうか」を知るためです。仕事は楽しいことばかりではなく、辛いことや厳しいこと、まだ誰も経験していない分野でのチャレンジなどハードな環境に直面することがあります。困難にぶつかった時にどのような考えを導き、アクションするのかを聞くことで、本人の精神面を見ています。

④弊社が第一志望ですか?

この質問は選考企業の価値観によって様々な考えがあります。選考が進むと、「弊社が第一志望ですか?」「第一志望の企業はどこですか?」と問われるケースがあります。この質問をされた場合は「はい、第一志望です」と面接を受けている企業が第一志望と答えることが望ましいでしょう。面接で嘘をつくのはNGですが、全て正直に答えていいということでもありません。、もし正直に答えて別の企業を第一志望と伝えてしまうと、その時点で不合格になる可能性が高いです。内定が欲しいなら、即答で「御社に決め、就職活動をやめます」と回答すると良いでしょう。

 

企業が求めている採用したい人物は「その会社に入りたい学生」です。最終面接など、ある程度は採用者が絞りこまれているので、スキルや能力面での差は殆どありません。だからこそ、「その会社に入りたくて仕方がない学生」の熱意が非常に有利になります。

 

■説明会や面接で好印象な逆質問

説明会や面接時に「弊社について何か質問はありますか?」との問いに、上手く答えられなかったという経験をよく聞きます。

 

「特に何も質問はない…」「質問なんてしなくてもいいんじゃないか…」と思う方がいるかもしれませんが、逆質問も選考において面接の一部として評価されています。

 

返答次第で、合否が決まることだって珍しくありません。そう言うとプレッシャーに感じるかもしれませんが、裏を返せば、逆質問の切り返し答え方を知っておけば、就職活動においてライバルと差をつけて自分をPRすることができるチャンスになります。

 

■質問をする上で聞くべき内容

説明会や面接時の逆質問タイムは深い内容を直接聞ける貴重な機会です。有意義な情報を得られるように意識してください。

 

説明会や面接で聞いた内容を自分の価値観と照らし合わせて、掘り下げた質問をして擦り合わせていくことで、会社の将来性について判断ができ、自分の理想とする働き方についても考えることができます。

 

さらに質問を通して面接官や社員と接触を図れることになり、自分の志望度や熱意が伝わるような質問をすることも大切です。具体的な業務内容、やりがいなど、「本気で目指しているからこそ、入社後をイメージした質問をしている」ということを示せれば、志望度を評価されます。

 

このように、基本的には「企業との相性」や「入社後を見据えた質問からの志望度のアピール」を意識した質問をしていくことが、好印象を与える質問となります。

 

■逆質問のNG例

良い質問があれば、悪い質問もあります。自分をアピールするどころか悪い印象を与えてしまわぬよう、マナーをしっかり守りましょう。皆さんはそんな回答をすることはないと思いますが、念の為明記しておきます。

 

―熱意や志望度の高さが感じられない質問

面接は、合否を決める場です。そのため、HPに掲載されているような調べたらすぐにわかる内容や説明会で説明されている内容の質問は、「うちの会社に興味がない」と思われてしまう可能性があります。

 

自分が考えた逆質問には熱意が感じられるかを今一度確かめてみましょう。何を知りたくて、何のために逆質問をするのかという視点で逆質問を見返すと、熱意や志望度の高さが伝わる内容になっているか確認できます。

―答えにくい質問

他の先行者がいる場面での空気の読めない質問内容は避けましょう。

「今の給料に満足していますか?」

「最近、仕事を辞めたいと思ったことはありますか?」

「企業の改善出来ていない点を挙げてください」など

また、残業・ノルマなど条件面ばかりの質問はそこだけしか魅力と捉えていないと判断されてしまうので、意図を明確にして質問構成を考えていきましょう。

―特にありません

説明会~面接においても逆質問で「特にありません」と答えることは熱意や志望度が高くないと面接官に判断されるため避けるべき回答です。特に、最終面接では志望度の高さが見られているため、逆質問は必ず複数準備をしていきましょう。

仮に、これまでの面接の中で疑問や不安が解消できていたとしても、経営層でしか答えられない質問はあるはずです。「特にありません」と答えてしまうと、思考力のない人物と捉えられてしまいます。

 

■おわりに

面接の際に用意していない質問が来ることもしばしばあります。‌答えに詰まってしまい焦りから、本来の自分自身の落ち着きを失ったという方も多くいると思います。

どのような質問が想定されるかをしっかり準備しておくことが大切です。想定していない質問をされても、深呼吸をして落ち着いて対応しましょう。

是非参考にしてください。

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