【就活生向け】過去の経験を活かした、入社後に挑戦したい内容/回答とは!?

2023.05.10
#就活基礎知識#書類対策#筆記試験対策#自己分析#面接対策

就活中、「入社後に挑戦したいこと/やりたいこと」を聞かれるシーンがあります。
入社後にしたいことを「思いつかない」「面接やエントリーシートでどう答えたら良いか分からない」など、悩みを抱えている学生も多いかと思います。

 

 

また、なぜ入社後にしたいことを質問されるのかも気になりますよね。

 

「入社後にしたいこと」は、質問される意図を理解したうえで、伝わりやすい内容を準備すれば十分対策できる質問です。これまでの就職活動や、過去の経験を振り返り、自分が興味のあること、得意なことなど、振り返ってみましょう。

 

 

この記事では「入社後にしたいこと」を聞かれる理由や、上手く伝える方法を解説しますので、是非参考にしてください。

1.ESや面接で「入社後にしたいこと」を聞かれる理由・意図

エントリーシート(ES)や面接で「入社後にしたいこと」を聞かれるのは、おもに以下3つの理由があるからです。

 

 

①学生のキャリア観・ビジョンを知るため
②事業内容や企業理念の理解度を確かめるため
③働くイメージが湧いているか確かめるため

 

1-1.学生のキャリア観・ビジョンを知るため

1つ目は、学生のキャリア観やビジョンを知るためです。

 

企業が「入社後にしたいこと」を聞くのは、「学生の将来像を実現できる環境が自社にあるか」確認し、採用のミスマッチを防ぐ意味合いが強いです。

 

企業は、採用した学生には目指すキャリアを実現してもらいつつ、自社で長期的に活躍してほしいと思っています。そのため、「どのようなキャリアを重ねたいのか、どうなりたいかのビジョンを、自社で叶えられるか」が気になっています。

 

 

そのため、「この人のやりたいことは、うちの会社では実現させてあげられなそうだ」と感じると、ミスマッチな人材と判断される可能性があります。

 

企業にとって避けたいのは、入社後に目指すキャリアが実現できないことが分かり、早期退職されてしまうことです。選考の段階で入社後にしたいことを聞くことで、将来的にどれくらい自社で活躍してくれそうかを見ています。

1-2.事業内容や企業理念の理解度を確かめるため

2つ目の理由は、学生が自社の事業内容や、企業理念を理解しているのか確認するためです。

 

事業や理念を正しく理解できていないと、事業に興味が持てなくてやめてしまったり、目標に向かっているチームの士気を下げたりしてしまうリスクがあります。

 

 

一方で、事業内容や企業理念に心から興味を持っている学生は、その方自身が活躍するだけでなく、組織にも良い影響を与えてくれることが期待できます。そのため、採用担当は、「入社後にしたいこと」を質問することで、事業内容や企業理念の理解の深さを確認しようとするのです。

1-3.働くイメージが湧いているか確かめるため

3つ目の理由は、実際に自社で働くイメージが具体的に湧いているのかを確認するためです。

 

エントリーシートや面接の時点で「入社後にしたいこと」を具体的に答えられるのは、入社前からその企業で働くイメージが湧いているからです。

 

働くイメージを適切に持てていれば、入社後に業務が合わなくて早期離職してしまう、という事態も避けやすいです。もしイメージがずれていた場合は、選考の中で正しい情報を伝えることができるので、企業側は「入社後にしたいこと」の質問を介して、学生に仕事への理解度を深めてもらいたいと考えています。

 

また、学生がどんな働くイメージを持っているかは、入社後の配属先を決めるうえでも重要な判断材料になることです。

2.「入社後にしたいこと」をうまく伝える方法

「入社後にしたいこと」をうまく伝えるためのポイントは大きく2つあります。

 

①自分の経験や価値観と、入社後のビジョンを紐付ける
②企業や業界を深く理解していることを伝える

 

ここでは、具体的な伝え方と、内容に盛り込むべきポイントをお伝えします。

2-1.「入社後にしたいこと」の書き方・伝え方

①まずは結論から伝える
最初に「入社後にしたいこと」を一言で簡潔にわかりやすく伝えます。

 

【例】
私は社会のニーズにマッチした商品開発したいです。

 

②具体的な業務や事業内容を伝える
具体的にどのような仕事をしたいのか、最初に伝えた「入社後にしたいこと」に肉付けしていきます。

 

【例】
御社の〇〇商品に感銘を受け、私も社会にニーズがある商品開発に携わりたいと考えるようになりました。実際に商品開発部の〜〜さんに商品開発の一連の流れを聞いて、商品開発のなかでもユーザーに近い市場調査やユーザーインタビューの業務に携わりたいと考えています。

 

③自分の経験や価値観をどう活かすか伝える
自分の経験や価値観をどう活かすかを1〜2に紐付けて伝えます。

 

【経験や価値観の例1】
商品開発の経験はありませんが、〇〇業界で長くアルバイトをして新商品に多く触れてきました。新商品でお客様が困っていたことを解決し笑顔にできる喜びを忘れることはありません。

 

【経験や価値観の例2】
私は、困っている人のそばに寄り添える人間でありたいと考えています。サークルで問題が起きたときも、全員の意見をよく聞くことを大切にして活動してきました。

 

【入社後にしたいことの例】
入社後は商品開発のノウハウや技術を学びながら、社会のニーズにマッチした商品開発したいです。

 

2-2.自分の経験や価値観と、入社後のビジョンを紐付ける

「入社後にしたいこと」を話す際には、今までの経験や価値観と入社後ビジョンを紐付けて、なるべく具体的に伝えるのがポイントです。

 

自分が入社後にどのような仕事や事業に関わりたいのかを伝え、なぜその考えに至ったのか根拠となる理由を伝えていきます。具体的な経験にエピソードを加えたり、自分の性格や強みなどを盛り込んだりするのもポイントです。

 

ただやりたいことを伝えるのではなく、過去・現在から進みたい未来を結んだときに、結んだ線のうえこの仕事があることが伝わると、納得感のある内容になります。

2-3.企業や業界を深く理解していることを伝える

企業や業界を深く理解していることを伝えるのもポイントです。

 

「入社後にしたいこと」を具体的に伝えるには、企業や業界のことを深く理解する必要があります。

事業内容やサービス内容、現場配属時の業務イメージなど、自社を理解していない学生を企業は積極的に採用したいとは考えません。そう考えると企業や業界研究していることが、入社後にしたいことを通じて伝わればよいイメージを与えられます。

 

例えば、業界内の同業他社との違いを盛り込みつつ「入社後にしたいこと」に答えれば、内容に信憑性が加わり、より伝わりやすくなるでしょう。

3.まとめ

以上、入社後にしたいことを聞かれる理由や伝え方を、一部をご紹介しました。

 

「入社後にしたいこと」が聞かれる理由は以下を確認するためです。

 

①学生の描く将来像と自社がマッチしているのか
②事業内容や企業の経営方針について理解してもらえているか
③具体的に働くイメージができているのか

 

 

「入社後にしたいこと」をうまく伝えるポイントは以下です。

 

①自分の経験や価値観と、入社後のビジョンを紐付ける
②企業や業界を深く理解していることを伝える

 

あなたが描く理想のキャリアを実現できる会社と出会うためにも、入社後にしたいことのイメージを膨らませてみてください!

 

入社前の状況で、入社後に何をしたいのか答えるのは難しいですが

この質問の回答内容によっては企業側は「自社に興味を持って、色々と調べてくれたんだな」と感じられるはずです。

 

正解はないので、あくまでも自分で企業理解を行い、そのうえで自分が何をしたいのかを考えるきっかけとして、捉えてみることをおすすめいたします。

 

皆さんの就職活動が、納得のいく方で進まれることを願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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