【集団面接】マナーを徹底解説

2023.01.31
#就活基礎知識#自己分析#面接対策

集団面接とは、複数の就活生が同時に受ける面接のことを指します。面接官の人数は1人から複数人で実施されます。

 

集団面接の特徴としては、全員に対して同じ質問をすることが多く、自己PRやガクチカについてなどの定番の質問が多い傾向にあります。

 

個別面接と違うところは、他の就活生の答えを聞くのはもちろん、自分の答えも他の就活生の前で言う点です。

集団面接の対策は、この点が大きく関わってきます。

1.集団面接の流れ

①持ち時間について

集団面接は3~4人ほどで時間は、30分~40分程度のケースが多いです。

 

回答の持ち時間としては、1人10分弱を目安に考えましょう。つまり、個人面接よりも圧倒的に短時間で自身の魅力について伝える必要があるのです。

 

集団面接では面接官もできる限り平等に時間を分け与えたいという思いがあるため、長く話してしまうことはそれだけでマイナスのイメージを持たれてしまう場合があります。

 

例えば、志望動機であれば1分程度で話すことが妥当です。

 

 

時間ごとを文字数に置き換えると以下の通りです。

30秒:125~150字程度

1分:250~300字程度

2分:500~600字程度

3分:750~900字程度

 

短すぎてしまうと熱意が伝わりにくく、面接官からすると志望度の低い学生に映ります。

 

逆に長すぎると何を伝えたがっているのか見えづらくうんざりされてしまう場合があります。文字数を参考に聞きとりやすい速さで話せるように調整しましょう。

 

②入退室について

まずは自分が何番目に入退室をするのかを確認しましょう。

 

【入室の手順】

 

入室の場合、最初に名前を呼ばれた人、もしくはドアに一番近い人が先頭になります。

 

①ドアをノック

・先頭3回ノックを行う

2番手以降はすでに開いているのでノックの必要はない

 

②挨拶

・先頭:「どうぞ」と告げられたらドアを開け挨拶を行いその場で一礼

2番手以降は入室し挨拶を行い一礼する

最後尾は入室し挨拶を行い一礼後、ドアを閉める

 

③着席

全員:「おかけください」と指示されれば鞄を椅子の隣に置き着席をします。

 

【退室の手順】

 

退出時もドアに一番近い人から退出します。

 

①起立

全員:起立し、お礼を述べ一礼

 

②移動

全員:先頭よりドアへ向かう

 

③退室

先頭:ドアの前で向き直り挨拶、一礼を終えドアを開けて退室

2番手以降は同様に一礼し退室する

最後尾は同様に一礼し外に出たらドアを閉める(音に注意してそっと閉める)

 

③その他マナーについて

身だしなみや言葉遣いについては、個別面接でも気を付けなければならないマナーです。

 

個別面接と比べて気にするべきは、距離感や間に机がない場合が多いので、もちろんですが足を組まないずらさないやスカート丈に注意しましょう。

 

同様に立ち振る舞いに関しても注意しましょう。

緊張や癖で、つい貧乏ゆすりをしたり、腕を組んでしまうことのないよう気を付けましょう。その他、待機時間についても見られていることが多く、スマホをいじっているなどもマイナス印象になってしまうようです。

 

また、鞄やコートについては椅子が空いていたとしても床に置きましょう。

 

集団の場合は左右どちらに置くか迷ってしまいますが、基本的にそれまで自分が立っていた側に鞄を置き、鞄の上にコートなどを重ねましょう。

 

 

2.質問について

前述している通り、集団面接では多くの人に回答してもらうため、決まった質問が多いです。

①質問されることの多い内容

・自己紹介

・志望動機

・5年後のキャリアについて

・最近関心を持ったニュースについて

・ガクチカ

・強み、弱み

 

上記のような質問が多くなります。

 

一見難易度の低い質問に思えますが、集団面接の場で面接官の印象や記憶に残るような答えを用意する必要があります。よくある質問だからと言って事前に対策をしないと印象に残らなかったり、回答が長くなってしまうので注意しましょう。

 

また、集団面接では、時間に限りがあるため面接官からの深堀は少なくなります。

 

だからこそ、自分の魅力をより確実に伝えなければなりません。集団面接の場合、回答は必ず結論から述べましょう。

 

同じ設問に対して面接官が飽き飽きしてしまっていたり、話が入ってきづらくなってしまっている可能性もあります。相手に伝えることを最も重要視しましょう。

 

②他の参加者の回答について

集団面接では、他者の回答にも耳を傾けなければなりません。

 

協調性についても見られているので、作りこみすぎた回答にはその人の順応性を見るためにあえて前の人の意見に対して何を思うかを問われる場合があります。

 

緊張するのは仕方がないですが、他者の回答にも耳を傾けましょう。また、相槌などの軽めのリアクションを見せると好印象です。

 

例えば、「最近関心を持ったニュース」について、他者の回答とニュースの内容や自分の意見が被ってしまうこともあります。

 

内容が被ってしまうことは悪いことではありません。ですが、全く同じ説明をしてしまうことはよくありません。なぜそのニュースを選んだのか、おおまかには同じ意見でも、別の意見や感想について伝えましょう。

 

③逆質問について

逆質問についても、他の就活生がいることを念頭に置きましょう。

 

「自分の強みは〇〇なのですが、これを活かせる仕事はありますか?」などの自己アピール意識の強い逆質問は好まれません。

企業の今後についてや、入社前にしておくべきことなど、多くの方に当てはまる質問を複数用意しておきましょう。

 

逆質問については下記を参考にしてください。

 

3.まとめ

集団面接といえば他の就活生に負けてはいけない!と思ってしまう方もいるでしょう。

ですが、同グループから必ず何人などではなく、全体でみて何人というように考えられていますので、誰にも負けたくないという気持ちも大事ですが、これからともに働く仲間になる可能性も十分にあることを心がけましょう。

 

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