
内定が出たあと、多くの企業で「内定者懇親会」が開催されます。「何をするの?」「服装は?」「自己紹介で何を話せば?」「欠席してもいい?」——そんな疑問を持つ内定者は多いです。
結論、内定者懇親会は内定辞退を防ぎ、入社前から仲間意識を育むための場。特別な事情がない限り参加を強くおすすめします。入社後の人間関係の土台は懇親会から始まることが多く、欠席するとその後のチームビルディングで出遅れるリスクがあります。本記事では懇親会の目的・プログラム内容・自己紹介のポイント・服装マナー・欠席時の対応・Q&A 13問まで徹底解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。内定者懇親会は、企業側にとって「内定辞退を防ぐ」目的も含まれています。つまり「この会社で働きたい」という気持ちを高めてもらうための場でもあるのです。参加するだけでなく、積極的に話しかけ・質問し・自分から楽しもうとする姿勢が、入社後の立ち上がりにも大きく影響します。自己紹介は事前に準備し、話が広がる話題を一つ用意しておくと安心です。
📋 この記事でわかること
📎 内定後の流れ全体:内定後にやることリスト|もらってから入社までの完全ガイド
📎 服装の詳細:内定者懇親会の服装|スーツ・私服・男女別のポイント解説
📎 内定と内々定の違い:内々定とは?内定との違い・承諾・辞退の判断基準
目次
内定者懇親会とは、企業が内定を出した学生・新入社員を対象に、交流しながら情報を共有し、会社の文化や価値観を理解する機会を提供するイベントです。これから共に働く仲間同士が互いを知り、良好な関係を築くことが主な目的。入社前から仲間意識を高め、入社初日の緊張を和らげる効果もあります。
開催時期は企業によって異なりますが、内定通知後〜入社前(主に秋〜翌春)に複数回行われるケースも珍しくありません。「内定者交流会」「懇談会」と呼ばれる場合もありますが、基本的な内容は同じです。
🎯 企業が懇親会を開催する7つの目的
① 交流促進 — 入社前から仲間意識を醸成
② 会社理解・文化浸透 — ビジョン・文化・方針を直接伝える
③ 内定辞退の防止 — 愛着・仲間意識を高め辞退を減らす
④ 緊張感の軽減 — 顔見知りを作り入社初日の不安を減らす
⑤ 情報共有・相談の場 — 業務・研修・勤務地の疑問を解消
⑥ チームビルディング — 入社前から協力関係を築く
⑦ ポジティブなスタート — 前向きな気持ちで入社を迎える
特に「内定辞退の防止」は企業側の重要な目的のひとつです。裏を返せば、懇親会は入社後の人間関係づくりの最初の一歩でもあります。
📋 一般的なプログラムの流れ
1. 歓迎の挨拶と自己紹介 — 名前・大学・内定職種を伝え合う
2. 会社紹介・ビジョン共有 — 幹部・先輩がプレゼン
3. グループワーク — テーマ別ディスカッション・ゲーム
4. 先輩社員との交流 — 仕事のリアルな話を聞ける
5. 軽食・飲み物(懇親パート) — リラックスして会話
6. 質疑応答・情報共有 — 研修・配属など疑問を解消
💡 参加前の準備:事前案内の確認/服装指定の確認/自己紹介を声に出して練習/先輩への質問を2〜3つ用意/会場・時間の確認と10分前到着。
自己紹介は、参加者に自分を知ってもらう最初の機会です。第一印象で好印象を残せるよう、事前に内容を準備しておきましょう。
🎤 自己紹介で盛り込む7要素
①名前と所属 ②専攻・専門分野 ③内定先と志望職種 ④趣味・特技
⑤参加の目的・期待 ⑥軽いエピソード(アイスブレイク) ⑦1〜2分で簡潔にまとめる
📝 自己紹介例文(1分30秒〜2分)
「はじめまして。〇〇大学△△学部の〇〇と申します。ご縁をいただき、〇月から〇〇職として入社予定です。大学では〇〇を専攻しており、卒業論文では〇〇について研究しています。
趣味は〇〇で、特に〇〇が好きです。入社後は〇〇に挑戦したいと思っていて、今日は同じ職種の方と話せるのを楽しみにしてきました!
実はひとつ豆知識なのですが、〇〇なんです(笑)。ぜひ今日はいろいろ話しかけてください。よろしくお願いします!」
⚠ 自己紹介のNG:長すぎる(3分以上)/下を向いたまま話す/「特にありません」で終わる/「緊張していて…」と言い訳から始める。
👔 服装の基本ルール
✅ 「私服OK」の指定がない限りスーツが基本
✅ 「私服可」でもビジネスカジュアルが無難
✅ 派手な色・柄・アクセサリーは避ける
✅ 清潔感を最優先(シワ・毛玉・汚れをなくす)
📎 男女別のコーデ・NG例の詳細:内定者懇親会の服装|スーツ・私服・男女別のポイント解説
⚠ 参加時のマナー注意点
やむを得ない事情で欠席する場合は、できるだけ早めにメールで連絡を。無断欠席は絶対に避けましょう。欠席メールには「欠席の旨と理由」「お詫び」「次回への参加意欲」を盛り込みます。
📧 欠席メール例文
件名:内定者懇親会 欠席のご連絡(〇〇大学 氏名)
株式会社〇〇
人事部 採用担当者様
お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。
この度は内定者懇親会のご案内をいただきまして、誠にありがとうございます。
誠に恐縮ながら、当日は〇〇の都合により出席が叶わない状況となりました。貴重な機会をいただきながら欠席することとなり、大変申し訳ございません。
次回以降の機会には必ず参加させていただきたく、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
⚠ 欠席時の注意:懇親会は任意参加が多いですが、欠席が続くと入社意欲が低いと判断されるリスクが。どうしても参加できない回は必ず連絡し、次回は積極的に参加しましょう。
💬 先輩社員への質問例TOP5
① 入社前にやっておいてよかったことは?
② 入社して一番驚いたこと・感じたギャップは?
③ 普段の一日の仕事の流れは?
④ 配属後の最初の1か月で意識したことは?
⑤ この会社の好きなところ・誇りに思う点は?
⚠ 避けるべき質問:「残業は多いですか?」「給与は?」「ブラックですか?」「HPに書いてあること」。条件面は最初の懇親会では不向きです。
Q1. 内定者懇親会とは?
内定者・新入社員が交流し会社の文化を理解する場です。
仲間との関係づくりと入社初日の緊張緩和が目的。企業には内定辞退防止の狙いもあります。
Q2. 何をする?ゲームや飲み会はある?
グループワーク・自己紹介・会社説明・先輩との交流が定番。
飲み会形式もありますが、アルコールが苦手ならソフトドリンクで問題ありません。
Q3. 参加必須?欠席してもいい?
多くは任意参加ですが、欠席が続くと入社意欲が低いと見られるリスクが。
やむを得ない場合は必ず事前にメールで連絡し、次回は積極的に参加を。
Q4. 服装は何を着ればいい?
指定がなければスーツが最も安全。
「私服可」ならビジネスカジュアルが無難です。詳細は服装の記事を参照ください。
Q5. 費用は自己負担?
基本的に企業負担です。
交通費・飲食代は企業が負担するケースがほとんどですが、交通費に上限がある場合も。事前に案内を確認しましょう。
Q6. 自己紹介で何を話せばいい?
名前・大学・専攻・志望職種・趣味・入社後にやりたいことを1〜2分で。
話が広がる「趣味や豆知識」を一つ盛り込むと場が和みます。
Q7. 開催時期はいつ?
企業により異なりますが、内定通知後〜入社前(主に秋〜翌春)に複数回開催されることもあります。
案内に従って参加しましょう。
Q8. 先輩への質問は何を準備する?
入社前にやってよかったこと・感じたギャップ・一日の流れ・好きなところなど。
事前に2〜3つ用意を。条件面の質問は避けましょう。
Q9. 内定者懇親会と交流会・懇談会の違いは?
呼び方が異なるだけで基本的な内容は同じです。
「交流会」はよりカジュアル、「懇談会」はやや落ち着いた雰囲気の場合が多いですが企業により異なります。
Q10. 参加すると内定辞退しにくくなる?
参加で愛着が増すのは事実ですが、辞退は法的に可能で参加が辞退を妨げるものではありません。
辞退する場合は内定辞退を参照。
Q11. 人見知りでも大丈夫?
大丈夫です。
無理に盛り上げ役になる必要はなく、笑顔と相槌・自分から一言挨拶するだけで十分。先輩への質問を用意しておくと会話のきっかけになります。
Q12. 内定ブルーでも参加した方がいい?
むしろ参加をおすすめします。
同期・先輩と交流すると入社後のイメージが具体化し不安が軽減されます。内定ブルーは内定ブルーを参照。
Q13. 内定者懇親会で最も大切なことは?
「ビジネスマナーを押さえ、積極的に参加すること」です。
入社後のスムーズな立ち上がりのための大切な場。自己紹介を準備し、自分から交流を楽しみましょう。内定後の流れは内定後にやることを参照。
内定者懇親会は、これから共に働く仲間や先輩との貴重な顔合わせの場です。入社後のスムーズな立ち上がりのために非常に重要。ビジネスマナーを押さえたうえで積極的に参加し、入社前からつながりを作っておきましょう。自己紹介や先輩への質問を事前に準備しておくと安心です。
📌 この記事のまとめ