資格を活かす!就活で有利な資格は?有利になる資格TO10!

2022.08.10
#就活基礎知識#書類対策#自己分析#面接対策

 

今回こちらの記事では、「就活に必要な資格や就職に有利な資格はあるのか?」や

資格を取得するうえで、注意すべき点、それに合わせてランキングTOP 10をご紹介します。

 

勉強すれば今からでも間に合う資格も掲載しているので参考にしてみてください!!

 

 

就活で必須の資格はあるのか?

 

 

■就活に資格は必須ではなく、資格取得は1つの「加点要素」!!

 

結論からいうと、就職活動において資格の取得は必須ではありません。

 

ただ、資格を持っているのと持っていないのとの違いは「加点要素」になるかどうかです。

 

たとえば、面接を受ける企業が違えば「資格を持っている人」と「資格を持っていない人」が選考途中で残ったとして、両者ともこれまでの受け答えのレベルが同じだった場合、最終的に「資格」という強みを持つ人が選ばれる可能性が高いといえます。

 

資格を取得し関連分野の面接を受ける際、「自分はこの分野について専門的に学んだ知識を持っています」という証明になるとも言えます。

人事担当者、採用担当者からすれば、採用に関して一つの判断材料になることは確かでしょう。

 

資格を取得するうえでの注意点は?

 

 

■就活に有利だからと手あたり次第に資格を取得するのは注意

単に「資格をたくさんもっている方が、就活に有利でしょ!」という思いから、手あたり次第に資格を取得するのはNGです!

志望する業界や業種に関連のない資格であったり、難易度が低い資格(誰でも取得できてしまう資格)ばかりを取得してしまうと、マイナス評価につながる可能性もあります。

 

資格取得にはもちろん時間と労力がともなうので、就活するうえでの妨げになってしまう可能性もあります。

就活を有利に進めたい場合は、むやみに資格取得に励むのではなく自己分析や企業・業種についての研究に時間を使った方がいいでしょう!

 

■企業側は資格の取得有無はそこまで重視していない

就活において資格の取得有無については、「単なる加点要素にすぎない」と先ほど述べた通り、入社してから身につければいいと考える企業も少なくないでしょう。

 

もちろん入社前から、志望業界や職種の資格を取得することは評価基準になるかもしれませんが、入社後に関連分野の資格取得に向けた勉強や、前向きに取り組む姿勢を見せることも、企業からしたらあなたを採用した価値を見出すでしょう。

 

業界によってはアピールできる資格も?

ここでは就活において、アピールポイントになりやすい資格をご紹介します!!

 

 

■全業界・全業種

 

1.「日商簿記検定」

会社の日々の財政状態を帳簿につけておくことを簿記といいます。

これらの技能は日商簿記という検定試験によって測ることができます。

 

簿記を取得できる能力があれば、企業の経理事務ができるようになるので就活でアピールできるポイントになるでしょう。日商簿記はすべての会社で必要な知識なので、どの業界でも喜ばれる資格です。特に、日商簿記は3級以上で実務に適用するレベルですので「商社」や「金融業界」でも大いに役立つでしょう。

 

2.「MOS」

MOSは”マイクロソフトオフィススペシャリスト”という資格で、「Microsoft Office製品」のスキルを証明する国際資格です。

 

Word・Excel・PowerPointは、ほとんどの会社で使用されるソフトです。

就職活動の面接時にExcelやWordが使えるといった曖昧なレベルで受け答えをするよりも、「MOS」を取得したと言えるほうが、人事担当や採用担当も明確な判断基準になるでしょう。

 

また国際資格なので、日本だけでなく世界中で通用する資格なのもアピールできるポイントですね。

 

 

3.中小企業診断士
中小企業診断士とは、国家資格の一つで、企業の抱える経営状況を分析したり診断し、課題に対する解決策などを提案する専門家です。

 

難易度は高いですが、企業においては一定の評価が得られるうえに、一生物の資格になるのも魅力の一つです。

コンサル業ではもちろんのこと、その他の業界・業種でも資格を活かすことができます。受け持つ顧客の課題解決という点で営業職、マネジメント職などでもアピールできるでしょう。

 

■不動産業界

 

1.「宅地建物取引士」

家の契約で不動産屋を訪れた方は必ず「重要注意事項」の説明を受けたことがあるでしょう。

不動産売買や賃貸業務で非常に細かな契約を結ぶことになり、取引金額も高額のため場合によっては顧客が多大な損害を被るケースもあります。

そういったリスクを防ぐために宅地建物取引士が契約の内容や取引条件などの細かい説明(重要事項説明)を行います。

ただし、この説明は宅地建物取引士の資格を保有するものにしかできません。

 

また、宅建業を営む事務所には5人に1人以上の割合で、宅地建物取引士の有資格者が在籍していることが必須です。

さらに基本給が高めに設定されていたり、資格手当がもらえる会社もあるでしょう。

 

2.「不動産鑑定士」

不動産鑑定士とは、家やマンション・土地などを鑑定して適正価格をつける仕事です。

 

適正価格をつけるためには、さまざまな知識が必要です。

土地に関する法律や、建物に関する法律はもちろんのこと、経済状況・周辺環境など総合的に価値を判断する能力が問われます。

こちらもコンサルティング会社への就職などでもアピールできる資格になるでしょう。

 

■IT業界

 

1.「ITパスポート」

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明できる資格の一です。

IT関連の仕事をするうえで一般的なビジネスで使えるITスキルを身につけていることが証明でき、就活で大いにアピールできる資格でしょう。

また、経済産業省所管の国家資格であるため、企業からの認知度も高く信頼もあります。

 

しかし国家資格ではあるものの、他の国家資格に比べると難易度はやさしめで最年少合格者は、なんと小学生です。

 

2.「プロジェクトマネージャー試験(PM)」

プロジェクトマネージャ試験(PM)は、プロジェクトの最高責任者に従事する人に向けられた試験で、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格の一つです。情報処理資格13区分の1つで、スキルレベルは4に分類される難関資格の1つと言われています。

 

この資格を活かして、実際にプロジェクトマネージャーとして指揮していくポジションにつくことができれば、年収アップも目指せる資格でしょう。

 

就活で有利な資格TOP10!!

ここからは、就活で有利な資格TOP10を紹介します。

 

 

 

1:TOEIC(800点以上)
就活で有利になる資格の一つはTOEICで高得点を取ること!
文系でも理系でもTOEICのスコアが高いことは、有利に働きます。
なぜなら、「自主的に学べる姿勢」「英語力があること」この2点を示すことができるからです。
日本国内でも外資系企業でも新卒採用条件に「TOEIC○○点以上必須」と記載している企業も多いです。

 

2:宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)の試験は50点満点で、7割以上を取ることが求められます。
現状のレベルによって難易度や必要となる勉強量は異なりますが、初めて宅建の勉強に取り組む場合は5ヵ月程度、少なくとも3ヶ月以上の期間が目安になるとなるでしょう。

 

3:日商簿記(3級以上)
日商簿記の資格を売りにするというよりは、簿記の資格取得で得た「知識」が就活で活かせると考えるといいでしょう。
特に3級は他の資格と比べても取得しやすい部類であるといえるので、興味のある人は挑戦してみると良いでしょう

 

4:MOS
上記でも説明した通り、Microsoft Office製品のスキルを証明できる国際資格です。
企業によっては入社後に資格取得に向けた、補助手当があったりしますが就活の時点で差をつけたいなら事前に取得しておくことで有利にはたらくでしょう。

 

5:ITパスポート試験
先程、説明した通りITパスポート試験はITの基礎的な知識の他、経営戦略やマネジメントといった幅広い知識を証明できます。
IT系志望の学生だけでなく、経営やマーケティングに興味のある学生などに幅広く取得してほしい資格です。

 

6:ファイナンシャルプランナー(FP)
こちらも資格も簿記と同様で、この資格を取得する過程で得た知識が就活に役立ちます。
就活で様々な業界の企業にアピールできる資格の一つですが、自らの人生設計で役立ったり、将来的な人生において役立つ資格といえるでしょう!!

 

7:日経TEST
日経TESTは、日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催している資格試験です。
この資格で証明できるのは、経済知識です。
試験では経済に関する問題が出題されるため、試験合格のための勉強の中で様々な経済情報やニュースにふれることができます。
さらに、日頃から経済情報やニュースに積極的に触れているといことがアピールできる資格ではないでしょうか。

 

8:社会保険労務士(社労士)
こちらの資格は人事系資格の中でもトップの資格です。資格取得の難易度もかなり高く、合格率は約6.4%です。専門の業界を目指す方や志望が明確な方におすすめです。
最近は働き方が見直される事が多く、社労士の資格はそんな企業から重宝される資格です。

 

9:秘書検定
こちらの資格は秘書検定の試験勉強を通して、電話や来客対応、正しい敬語の使い方や慶弔マナーなど、幅広い知識が得ることができます。合格すれば、一般常識やビジネスマナーが身についていることの証明になり、様々な業界・業種でも歓迎されることでしょう。
就活で有利といえるのは、「2級」が目安です。難易度がさらに高い準1級はより有利になるでしょう。

 

10:公認会計士
公認会計士は、監査や会計の専門家です。
専門性が高い業務を遂行できる公認会計士は、財務や経理部門に所属し、決算データの作成業務などをメインに行う場合が多いです。社内の問題を素早く把握し経営陣に解決策や改善策を提案できる面から、重宝される可能性があります。

 

まとめ

 

今回は就職活動における「有利な資格」についてまとめてみました。

就活に必要な資格はないといえども、資格は自らをアピールできる材料であり財産とも言えるでしょう。

資格取得の注意点でもお伝えした通り、むやみに資格を取得しようとして、本当に必要な就活が疎かになっては元も子もありません。

自分が就活で何をアピールしたいのか、まずはそこを軸において考え有利になる資格を取得することをおすすめします!