就活中の面接で、しっかりと企業研究などの事前準備をしたにも関わらず、面接本番になると上手く伝えたいことを話せない経験をされたことがある方は、多いのではないでしょうか?
この記事では「面接での話し方のポイント」「面接での立ち振る舞いのポイント」などを一部ご紹介いたします。
これから面接のご予定がある方などは、是非参考にして頂ければと存じます。
目次
面接では結論から伝えることを意識しましょう。
具体的にはまず、面接官の質問に対して「それは◯◯だからです」「はい(いいえ)」などと、結論を簡潔に述べます。
その後に「なぜなら△△だからです」「それには2つ理由があります。1つ目の理由は~」などと、その結論に至った理由を説明しましょう。こうした話し方をすることで、論理的思考能力が高いと判断してもらいやすくなります。
話すときは語尾まではっきり発音しましょう。
小さな声でボソボソと話すと、面接官が聞き取れないだけでなく「自信がなさそう」「嘘をついていそう」といった印象につながってしまいます。
面接では棒読みにならないよう、抑揚をつけた自然な話し方を意識しましょう。
具体的には「、(読点)」を意識して適度に文章を区切ったり、声の強弱をつけたりといった具合です。
棒読みになる原因は、事前に用意した回答を、そっくりそのまま話そうとするからです。どうしても原稿を読んでいるような話し方になり、抑揚がなく感情が伝わりづらくなってしまいます。
あらかじめ話の構成や要点を準備しておくことは大切ですが、一言一句丸暗記するのは避けましょう。丸暗記しないで済む方法について、詳しくは下記の記事で解説しています。
面接での一人称は「わたし」か「わたくし」です。
そもそもビジネスシーンでは「僕」「自分」「俺」といった表現は稚拙な印象になるので、避けましょう。
面接官から自己紹介があり、名前がわかっている場合は「◯◯様がおっしゃる通り~」などと、面接官の名前を意識的に呼ぶのも効果的です。
名前を呼ぶことで心理的な距離が縮まり、好感を持ってもらいやすくなります。加えて、自分自身の緊張もほぐれ、より自然に振る舞うことができるようになるでしょう。
面接中は背筋を伸ばし、良い姿勢を心がけましょう。背筋を伸ばすことで胸が開き、声が出やすくなります。
また、足を組むのも印象が悪いため、やめましょう。
面接では適度にジェスチャーも使いましょう。話している内容に説得力が出る上に、自然な抑揚を付けるのにも役立ちます。
一方、常に手をモゾモゾと触っているなど、落ち着かない態度はNGです。
面接中は、面接官と視線を合わせるようにしましょう。
伏し目がちだったり、目が泳いでいたりすると「自信がなさそう」「何か言いづらいことがあるのか」といった印象を持たれてしまいます。
面接官の話には、適度に相槌を打ちましょう。
相槌を打つことで、相手の話に興味を持っていること、理解を示していることが伝わり好印象です。
面接官は応募者の話し方や立ち振る舞いから、相手を尊重したコミュニケーションが取れるかどうかを判断しています。
面接の場では、質問に対して何を言うかも大切ですが、どんなに素晴らしい内容であっても、独りよがりで一方的な伝え方ではプラス評価にはなりません。
結論から伝えることや、ポジティブな印象を与える話し方をするなど「どのように伝えるのか」も、同様に重要だと理解しておきましょう。
特に顧客とのやり取りが多い職種や、メンバーをマネジメントするような役職に応募する場合は、話し方が合否に与える影響はより大きくなるので意識してください。
皆様の就職活動が納得のいく形で進まれることを願っております。
最後までに読んでいただき、ありがとうございました。