面接での話し方のコツ10選|抑揚のつけ方・棒読み対策・立ち振る舞いまで解説

「企業研究も自己分析もバッチリなのに、いざ面接になると上手く話せない…」

こんな経験がある就活生は多いはずです。面接は「何を話すか」と同じくらい、「どう話すか」が合否を左右します。

この記事では、面接での話し方のコツ・抑揚のつけ方・棒読みにならない方法・立ち振る舞いまで、実践的なポイントを10項目で解説します。面接を控えている方はぜひ参考にしてください。

◆ この記事でわかること

  • 面接で好印象を与える話し方の6つのコツ
  • 抑揚のつけ方・棒読みにならない方法
  • 面接での立ち振る舞い4つのポイント
  • 面接官が話し方から何を判断しているのか

面接での話し方のコツ6選

① 結論から伝える

面接での話し方の基本は、結論から伝えることです。採用担当者は多くの候補者と話すため、「結局何が言いたいのか」がすぐわかる話し方をする人に好印象を持ちます。

◆ 結論から話す構成(PREP法)

  • Point(結論):「それは◯◯です」「はい(いいえ)」と端的に答える
  • Reason(理由):「なぜなら△△だからです」「理由は2つあります」と説明する
  • Example(具体例):エピソードや数字を交えて説明する
  • Point(結論):「だから私は◯◯だと思います」と締める

この話し方を意識するだけで、論理的思考能力が高いと判断してもらいやすくなります。

面接での話し方イメージ

② 語尾まではっきり発音する

話すときは語尾まではっきり発音することが大切です。語尾が小さくなったりボソボソと話すと、面接官が聞き取れないだけでなく「自信がなさそう」「嘘をついていそう」という印象を与えてしまいます。

! やりがちなNG例
語尾が「〜だと思います…(消える)」「〜なんですけど…(消える)」のように尻すぼみになる話し方は、自信のなさに直結します。文末まで声量を保つことを意識しましょう。

③ 棒読みにならないよう抑揚をつける

面接で棒読みにならないよう、抑揚をつけた自然な話し方を意識しましょう。

棒読みになる主な原因は、事前に用意した回答を一言一句そのまま話そうとするからです。原稿を読んでいるような話し方では感情が伝わりにくく、熱意も伝わりません。

◆ 面接で抑揚をつけるための具体的な方法

  • 「、(読点)」を意識して適度に文章を区切る
  • 強調したい言葉は少し声を大きく・ゆっくり話す
  • 一言一句の丸暗記ではなく、構成と要点だけを覚えておく
  • 「今ここで話している」という意識を持ち、会話のように話す
  • 練習時から鏡や動画撮影で自分の話し方を確認する

④ 一人称は「わたし」「わたくし」を使う

面接での一人称は「わたし」か「わたくし」が基本です。「僕」「自分」「俺」はビジネスシーンでは稚拙な印象を与えるため避けましょう。

◎ 一人称の使い分け

  • 「わたし」:一般的な面接・説明会での標準的な表現
  • 「わたくし」:よりフォーマルな場・目上の方への敬意を示したい場合

⑤ 面接官の名前を意識的に呼ぶ

面接官から自己紹介があり名前がわかっている場合は、「◯◯様がおっしゃる通り〜」などと面接官の名前を意識的に呼ぶのも効果的です。

名前を呼ぶことで心理的な距離が縮まり、好感を持ってもらいやすくなります。自分自身の緊張もほぐれ、より自然に話せるようになる効果もあります。

面接での名前の呼び方イメージ

⑥ 話す長さを意識する(長すぎず・短すぎず)

面接での回答は、1つの質問に対して1〜2分が目安です。長すぎると「要点をまとめられない人」という印象を与え、短すぎると「準備不足」と思われます。

◆ 回答時間の目安

  • 一般的な質問(志望動機・自己PRなど):1〜2分
  • Yes/Noで答えられる質問:まず結論を述べ、補足を30秒〜1分
  • 目安:400〜500文字程度の内容を自然に話せる練習をしておく

面接での立ち振る舞い4つのポイント

話の内容だけでなく、面接での振る舞い・態度も評価対象です。以下の4点を意識しましょう。

① 背筋を伸ばして良い姿勢を保つ

面接中は背筋を伸ばし、良い姿勢を心がけましょう。背筋が伸びると胸が開き、声が出やすくなります。自信のある印象にもつながります。

! 姿勢のNG例
足を組む・猫背・椅子に深く座りすぎる・腕を組む——これらはすべて印象を悪くします。特に足を組む行為は、無意識にやりがちなので注意しましょう。

② 適度に身振り手振り(ジェスチャー)を使う

話している内容に合わせて適度にジェスチャーを使うと、話に説得力が生まれ、自然な抑揚もつきやすくなります。

ただし、常に手をモゾモゾ動かす・髪を触る・ペンをクルクル回すといった落ち着かない動作はNGです。意識していなくてもやってしまうことがあるため、練習時に動画で確認しておきましょう。

③ 面接官の目を見て話す

面接中は、面接官と視線を合わせることを意識しましょう。伏し目がちだったり、目が泳いでいたりすると「自信がなさそう」「何か隠しているのか」という印象を与えてしまいます。

目が合わせにくい場合のコツ:相手の目ではなく、眉間〜鼻の付け根あたりを見ると自然なアイコンタクトに見えます。面接官が複数いる場合は、話しかけられた人を中心に視線を向けましょう。

面接でのアイコンタクトイメージ

④ 適度に相槌を打つ

面接官が話しているときは、適度に相槌を打つことで「話に興味を持っている」「理解している」という姿勢が伝わり、好印象につながります。

ただし、過剰な相槌や必要以上にうなずき続けるのは逆効果。「はい」「そうですね」などを自然なタイミングで一度入れる程度が適切です。

面接官は話し方から何を判断しているのか

面接官は応募者の話し方・立ち振る舞いから、主に以下の3点を判断しています。

◆ 面接官が話し方から見ていること

  • 論理的思考能力:結論→理由→具体例の順で話せているか
  • コミュニケーション能力:相手を尊重した双方向のやり取りができているか
  • 自信・誠実さ:声量・視線・姿勢から自信と誠実さが伝わるか

特に顧客とのやり取りが多い職種や、メンバーをマネジメントする役職への応募では、話し方が合否に与える影響はより大きくなります。「何を話すか」と同じくらい「どう話すか」を意識して準備しましょう。

面接まとめイメージ

まとめ

面接での話し方は、準備と練習で必ず改善できます。今回紹介した10のポイントを意識して、本番前に繰り返し練習しておきましょう。

◆ 面接での話し方・立ち振る舞い10のコツ

  • ① 結論から伝える(PREP法を活用)
  • ② 語尾まではっきり発音する
  • ③ 抑揚をつけて棒読みにならないようにする
  • ④ 一人称は「わたし」「わたくし」を使う
  • ⑤ 面接官の名前を意識的に呼ぶ
  • ⑥ 話す長さは1〜2分を目安にする
  • ⑦ 背筋を伸ばして良い姿勢を保つ
  • ⑧ 適度に身振り手振りを使う
  • ⑨ 面接官の目を見て話す
  • ⑩ 適度に相槌を打つ

「何を話すか」だけでなく「どう話すか」を同じくらい大切にすることが、面接突破への近道です。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。