面接で「そうですね」「んーっと」——こういった口癖、自分では気づいていない人が実は多いです。
話し方の印象は、面接の合否に直接影響します。どれだけ良い内容を話していても、言葉遣いや口癖で印象を損なってしまうのはもったいないです。この記事では、面接で好印象を与える話し方のコツ4つと、面接官の印象を下げてしまうNG表現を解説します。
キャリアアドバイザーコメント
日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔
「そうですね」は日常会話では自然な相槌ですが、面接で質問への返答の冒頭に使うと「準備不足」「同意しているだけ」という印象を与えます。口癖は自分では気づきにくいため、録音して聞き返す習慣が最も効果的な改善策です。一拍置いてから答えるだけで印象は大きく変わります。
◆ この記事でわかること
- 面接で「そうですね」を使うとなぜ印象が下がるのか
- 好印象を与える話し方の4つのコツ
- 面接官の印象を下げるNG表現・口癖3つ
- 口癖を直す具体的な練習方法
1. 面接で「そうですね」を使うのはなぜNGなのか
面接で質問された瞬間、無意識に「そうですね。私の志望動機は……」と話し始めていませんか?「そうですね」は日常会話では自然な相槌ですが、面接の場では違和感を与えやすい言葉です。面接官の質問に対して「そうですね」で返すと、まるで問われたことに同意しているような印象を与えてしまいます。
また「そうですね」を話し始めに使う癖があると、準備不足・考えが整理できていないという印象にもつながりかねません。
! 「そうですね」の代わりに使える表現
- 「はい、私が考えますのは……」
- 「ご質問ありがとうございます。私は……」
- 「はい、(一拍おいて)私の志望動機は……」
- すぐに答えられない場合は「少々考えをまとめさせてください」と一言添えてもOK
一拍置いてから答えることは、むしろ「落ち着いている人」という好印象につながります。焦って「そうですね」を挟むより、黙って考えてから答える方がずっと好評価です。
2. 面接官に好印象を与える話し方のコツ4つ
◆ 好印象な話し方 4つのコツ
- 1. 結論から話す
- 2. ゆっくり話すことを意識する
- 3. 話し方に抑揚をつける
- 4. 語尾までしっかり発音する
1. 結論から話す
面接では時間が限られています。まず結論を述べてから、理由・具体例・まとめという流れで話すのが基本です。
★ PREP法を意識しよう
P(結論)→ R(理由)→ E(具体例)→ P(まとめ)の順番で話すと、短時間で伝わりやすい回答になります。例:「私の強みはリーダーシップです(P)。なぜなら……(R)。例えば……(E)。だからこそ、御社でも……(P)。」
2. ゆっくり話すことを意識する
緊張すると、無意識のうちに早口になります。早口は「聞き取りづらい」「落ち着きがない」という印象を与えてしまいます。「自分が思っている以上にゆっくり」を意識するのがコツです。
★ 練習方法
スマートフォンの録音機能で回答を録音し、後から聞き返すのが効果的です。自分の話すスピードを客観的に確認できます。
3. 話し方に抑揚をつける
抑揚のない話し方は棒読みに聞こえ、感情や熱意が伝わりにくくなります。強調したい言葉は少し声を大きく・高くする、大事なポイントの前に一拍置くといった工夫を意識しましょう。
4. 語尾までしっかり発音する
「です……」「ます……」と語尾が消えていく話し方は、自信のなさ・頼りなさを印象づけます。「です」「ます」の最後まで気を抜かず、はっきりと発音しましょう。
3. 面接官の印象を下げるNG表現・口癖3つ
NG① 語尾の崩れた言葉遣い
「~ですぅ」「~なんですよ」など、語尾が崩れた話し方は面接の場では不適切に映ります。面接はビジネスの場です。普段の会話との切り替えを意識しましょう。
! NG表現と言い換え例
- 「~ですぅ」→「~でございます」「~です」
- 「~なんですよ」→「~でございます」「~となっております」
- 「そうなんですね」→「おっしゃる通りです」「はい、承知しました」
NG② 相槌が単調・バリエーションがない
「はい」「はい」「はい」と単調に繰り返すだけでは「本当に聞いているのか」と疑われてしまいます。「はい」「おっしゃる通りです」「承知しました」など、バリエーションをつけながら相手の目を見て相槌を打ちましょう。
NG③ 話し始めの口癖(「そうですね」「えー」「んーっと」)
「そうですね」「えー」「んーっと」——これらは話し始めの口癖として非常によく見られます。本人が気づいていないケースがほとんどです。
◆ 口癖を直す方法
- ◎ 家族・友人と面接練習をして口癖を指摘してもらう
- ◎ 回答をスマートフォンで録音して聞き返す
- ◎ 鏡の前で話す練習をして、自分の話し方を客観視する
- ◎ 話す前に一拍置く習慣をつけ、口癖が出るタイミングを減らす
4. 話し方は練習すれば必ず上達する
毎回の面接後に「どんな話し方をしたか」を振り返る習慣をつけましょう。
◆ 面接後の振り返りチェックリスト
- 「そうですね」「えー」などの口癖は出なかったか
- 結論から話せていたか
- 語尾まではっきり発音できていたか
- 抑揚をつけて話せていたか
- 早口になっていなかったか
◆ この記事のまとめ
- 面接で「そうですね」は準備不足・自信のなさを印象づけるためNG。一拍置いて答えるのが正解
- 好印象な話し方のコツは「結論から・ゆっくり・抑揚あり・語尾明確」の4点
- NG表現は「語尾の崩れ」「単調な相槌」「話し始めの口癖」の3つ
- 口癖を直すには録音・第三者からの指摘が最も効果的
- 話し方は意識して練習すれば必ず上達する