就活の面接やESで「今後チャレンジしたいこと」を聞かれたとき、何をどう答えればいいか悩む就活生は多いです。
この質問は単なる理想や夢を語る場ではなく、「この人と一緒に働けるか」を見極めるための重要な判断材料です。
この記事では、質問の意図・5ステップの組み立て方・職種別例文5選・NGポイントをまとめて解説します。
◆ この記事でわかること
- 「今後チャレンジしたいこと」を聞かれる理由
- 面接・ESでの5ステップの組み立て方
- 職種別・例文5選(技術・営業・事務・マーケティング・社会人向け)
- 避けるべきNGポイント
「今後チャレンジしたいこと」が面接で問われる理由
企業がこの質問をする理由は主に3つあります。
◆ 企業が質問する3つの意図
- 価値観・将来ビジョンの確認:入社後にどう成長し、会社の方針と合っているかを見ている
- 自己理解・目標設定力の確認:ビジネスパーソンとしての資質・主体性を見極めている
- 志望度・長期活躍可能性の確認:企業のビジョンと重なる内容であれば、長期的な活躍が期待できる
つまり、「何を達成したいか」だけでなく「なぜそれに挑戦したいのか」「どう達成するのか」まで伝える必要があります。
1. 「今後チャレンジしたいこと」の組み立て方5ステップ
「チャレンジしたいこと」だけを答えても、面接官には説得力が伝わりません。
以下の5ステップで順序立てて話すことで、納得感のある回答になります。
◆ 5ステップの構成
STEP 1:現在の状況・経験の説明
専攻・インターンシップ・ボランティアなど、考えの基盤となる経験を序盤で説明する。
STEP 2:挑戦したい分野の選択
何に興味があるか、会社・社会の一員として何を成し遂げたいかをもとに分野を確定させる。
STEP 3:目標の設定
自分がどうなりたいかを具体的に述べる。
数値目標(「3年以内に◯◯を達成する」など)や期間を示せるとさらに説得力が増す。
STEP 4:挑戦の意義・社会への貢献
自分だけの利益ではなく、その挑戦が企業・社会・顧客にどんな価値をもたらすかを伝える。
「独りよがりな目標」にならないよう意識する。
STEP 5:まとめ(結論)
「だからこそ、私は〇〇に挑戦します」と結論で締めることで説得力が増す。
2. 「今後チャレンジしたいこと」例文5選
以下の例文はあくまで参考です。
自分の経験・志望企業・価値観に合わせてカスタマイズして使いましょう。
例文1:技術・開発職の場合
■ 例文(技術・開発職)
入社後は、ユーザーの利便性を向上させるソフトウェア開発に挑戦したいと考えています。
大学では情報工学を専攻し、個人でアプリ開発を行う中で、年齢層や使用環境によって操作性の感じ方が大きく異なることを実感しました。
御社が注力されているUI/UX改善の領域において、幅広いユーザーが「使いやすい」と感じるプロダクト開発に貢献したいと思っています。入社3年以内にはプロジェクトリーダーとして開発チームをまとめる役割を担うことを目標にしています。
ユーザーに寄り添ったプロダクトを届けることが、社会全体のデジタル活用推進につながると考えており、そのための技術・知識を入社後も積極的に学び続けます。
例文2:営業職の場合
■ 例文(営業職)
入社後は、お客様から「まずあなたに相談したい」と思っていただける営業職を目指したいです。
学生時代はテーマパークで案内スタッフとしてアルバイトをし、言葉が通じない外国人のお客様にも笑顔で対応する中で、相手の潜在的なニーズを引き出すことの大切さを学びました。
御社のルート営業では、長期的な信頼関係の構築が成果に直結します。入社後は丁寧なヒアリングを積み重ねて顧客理解を深め、5年以内には担当顧客からの売上を〇〇%向上させることを目標にしています。
営業を通じてお客様の課題を解決することが、御社の業績向上と社会への貢献にも直結すると考えており、そのために全力で取り組みます。
例文3:マーケティング職の場合
■ 例文(マーケティング職)
入社後は、データを活用した戦略的なマーケティング施策の立案に挑戦したいと考えています。
学生時代のインターンシップで市場調査に携わり、消費者の行動データが施策の方向性を大きく左右することを実感しました。御社が展開するデジタルマーケティング領域において、データドリブンな発想で施策を改善し続けることで貢献したいと思っています。
入社3年以内に担当ブランドの認知度向上を数値で示せる施策を主導することを目標としています。マーケティングを通じて消費者と企業をつなぐことが、社会全体の豊かさにつながると確信しています。
例文4:事務・バックオフィス職の場合
■ 例文(事務・バックオフィス職)
入社後は、業務効率化の仕組みづくりを通じて、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。
大学では陸上部のマネージャーとして、選手一人ひとりのデータを整理・分析して練習計画に反映させる仕組みを作りました。この経験から、組織を裏側から支える仕事のやりがいを強く感じています。
入社後は事務処理の正確さと効率性を磨きながら、5年以内には業務フローの改善提案ができるポジションを目指します。バックオフィスの強化が企業全体の競争力向上につながると考えており、そのために日々の業務に真摯に取り組みます。
例文5:社会人・転職希望者の場合
■ 例文(社会人・転職希望者)
入社後は、前職で培った◯◯の経験を活かし、より大きなスケールで課題解決に挑戦したいと考えています。
前職では◯◯業務を〇年担当し、◯◯の改善に取り組んできました。しかし、より広い顧客・市場に対して影響を与えるには、御社のような◯◯事業のリソースが必要だと感じ、転職を決意しました。
入社後3年以内に◯◯の分野でプロジェクトをリードできる存在になることを目標としています。前職の経験と御社のリソースを組み合わせることで、お客様にとってより価値の高い◯◯を提供できると確信しています。
3. 「今後チャレンジしたいこと」のNGポイント
回答で評価を下げないために、以下のNGポイントを確認しておきましょう。
! 避けるべきNGポイント
- ! 「○○したいです」だけで終わる(理由・根拠・プロセスがない)
- ! どの会社でも言える汎用的な内容(志望企業固有の事業と絡めていない)
- ! 独りよがりな目標(企業・社会への貢献が見えない)
- ! 非現実的すぎる目標(「入社1年で社長になる」など)
- ! 短期的すぎる目標(「ビジネスマナーを覚える」など)
- ! ネガティブな表現(「まだ力不足ですが」など謙遜しすぎる言い方)
★ 回答をより良くするコツ
- 志望企業が注力している事業・強みと自分の目標を必ず接続させる
- 「3年後・5年後」など期間を示すと具体性が増す
- 過去の経験を根拠として示すことで説得力が上がる
- 企業・社会への貢献をセットで伝えることで独りよがり感が消える
まとめ
◆ この記事のまとめ
- 企業が「今後チャレンジしたいこと」を聞く理由は「価値観・ビジョンの確認」「自己理解力の確認」「志望度の確認」の3つ
- 回答は「現在の状況→分野選択→目標設定→意義・貢献→まとめ」の5ステップで構成する
- 例文は職種別にカスタマイズし、自分のエピソードと志望企業の事業を必ず接続させる
- NGは「理由なし」「汎用的」「独りよがり」「短期すぎ」「ネガティブ表現」の5つ
- 就活初期に「自分軸」と「企業軸」の両方から目標をメモしておくと、各社向けにカスタマイズしやすい
将来自分が何を成し遂げたいかは、志望する会社によって表現を変えることが大切です。
就活初期の段階から「自分軸でやりたいこと」と「企業軸でやりたいこと」を整理してメモしておき、各社に合わせてカスタマイズしていきましょう。