将来の自分がイメージできない就活生へ|逆算・積み上げ・OB訪問で将来像を見つける方法

「将来の自分像がイメージできない」「面接で将来の自分について聞かれてうまく答えられなかった」。就活を進めるなかで、このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

まだ働き始めてもいないのに3年後・5年後・10年後の自分をイメージするのは難しいものです。この記事では、将来の自分像がイメージできない人向けに、「将来の自分」の考え方や見つけ方をご紹介します。

岩元翔

キャリアアドバイザーコメント

日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔

「将来の自分がイメージできない」という悩みは、就活生に非常に多い悩みです。まだ社会に出ていない段階で将来像を明確にするのは難しくて当然です。まずは「どんな人になりたいか」という漠然としたイメージでも大丈夫。そこから逆算・積み上げ・他者からの気づきを組み合わせることで、自分だけの将来像が少しずつ見えてきます。

◆ この記事でわかること

  • 将来の自分を考える3つのアプローチ(逆算・積み上げ・OB訪問)
  • イメージできないときの対処法2つ(過去の経験・反面教師)
  • 面接で将来像を聞かれたときの注意点

将来の自分の考え方

将来の自分像の考え方

将来の自分について考えるためには、まず自分自身のことを客観的に理解する必要があります。自分にはどんな強み・弱みがあり、仕事で何を実現したいかを把握することが大切です。以下のポイントに沿って考えてみましょう。

アプローチ1:10年後・20年後など遠い将来から逆算して考える

10年後・20年後などの遠い将来から逆算して考える方法がおすすめです。近い将来から考えると「今現在の自分にできること」にとらわれがちなのに対し、遠い将来から逆算すれば、固定観念なしでさまざまな可能性をイメージできます。

まずは「なんとなくこうなりたい」という漠然としたイメージでも構いません。そこから具体的な自分像へとつなげていきましょう。

■ 逆算して考える一例

  • 「いつか英語を使う仕事をしてみたい」→ 「常に学ぶ姿勢を持ち続ける人」
  • 「人材育成に携わりたい」→ 「周囲から信頼される人」
  • 「話題になるようなヒット商品を開発したい」→ 「目標を持って働ける人」

アプローチ2:1年後など近い将来から積み上げて考える

遠い将来だとイメージしにくい場合は、近い将来から段階的にどうなっていきたいかを考えてみましょう。1年後・3年後・5年後といった段階を踏んで考えていくと目標が明確になり、将来の自分像もイメージしやすくなります。

積み上げで考えた場合は、最終的に行き着いた10年後・20年後の目標にワクワクするかどうかを最後に確認してください。

■ 段階的に考える例

  • 1年後:仕事を早く覚える
  • 3年後:新しい知識やスキルを身につける
  • 5年後:周囲の人をサポートできる余裕をもつ
  • 10年後:周囲から信頼される人になる

アプローチ3:OB・OG訪問でロールモデルを作る

いずれの方法でも将来の自分像をイメージするのが難しければ、OB・OG訪問で自分の理想像を探すのも1つの手です。実際に働いた人にしかわからない生の声を聞き、「自分もこうなりたい」という将来像を固めていきます。

OB・OG訪問で「この人の仕事に対するポリシーはかっこいいな」「この人みたいな社会人になりたい」と感じたら、なぜそう感じるのかを深掘りしてみましょう。そうすれば、おのずと自分がなりたい社会人像が見えてくるはずです。

将来の自分像が想像できないときの対処方法

「考えてはみたけど、やっぱり将来像をイメージできない」と悩む人も多いと思います。上記の3つの方法を試してもイメージできない人向けに、おすすめの対処方法を紹介します。

対処法1:自分の過去の経験から考える

学生時代にやりがいを感じたことや、幸せに感じたことからでも将来像をイメージできます。過去の経験の中で自分がどんな行動を取り・どんな考えをもったのかを振り返り、大切にしている価値観から将来像をイメージしていきましょう。

過去の経験から考える際は、自分史を作成して分析する方法がおすすめです。自分史とは自分の過去の出来事を時系列で書き出したもので、その出来事を経験したときの自分の考えや感情・取った行動・学んだことなどを振り返っていけば、将来像をイメージするヒントになります。

対処法2:反面教師から考える

「なりたい姿」を考えるうえで、「なりたくない姿」を考えてみるのは有効な手段です。これまでに出会った反面教師を起点に考えると、自分のなりたい姿が見つかる場合があります。

■ 反面教師から考える例

  • 「言い訳が多い人にはなりたくない」→「自分のミスを素直に認められる人になりたい」
  • 「頑固な人にはなりたくない」→「柔軟な考えをもった人になりたい」
  • 「感情の起伏が激しい人にはなりたくない」→「嫌なことがあっても冷静に対応できる人になりたい」

まとめ

将来の自分像まとめ

将来像のイメージが明確だと、自分が今後進んでいくべき道がわかりやすくなるのは確かですが、就活の段階ではまだイメージできていなくても問題ありません。社会人として経験を積んでいくうえで、実現したいことやなりたい社会人像を見つけていきましょう。

また、面接で将来の自分について聞かれたときに注意したいのは、まだ将来像がイメージできていないのに取り繕った回答をしてしまうことです。将来像が明確でない学生が多いことは面接官も重々承知しているので、その際は正直に答えることをおすすめします。

◆ この記事のまとめ

  • 将来像は「遠い将来から逆算」「近い将来から積み上げ」「OB訪問でロールモデル探し」の3つで考える
  • イメージできない場合は「過去の経験から考える」「反面教師から考える」の2つの対処法を試す
  • 逆算の場合は最終目標にワクワクするか・積み上げの場合は今だけにとらわれていないかを確認
  • 面接でイメージできていない場合は、取り繕わず正直に答えることも選択肢のひとつ
   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。