就職か、好きなことで生きるか|「就職+好き」の両立戦略を認定機関が解説

「就活してるけど、本当はYouTuberや配信者として好きなことで生きていきたい」「インフルエンサーで稼いでる人を見ると、自分も挑戦したくなる」「でも親は就職を勧めるし、現実的にどうすればいいんだろう」——多くの就活生が抱える本音の悩みです。

結論として、「就職」か「好きなことで生きる」かの二択ではなく、「就職+副業で始める」のが現実的かつ夢を諦めずに済む選択肢です。本記事では、累計3,625社を審査した認定機関が、YouTuber・配信者・インフルエンサーで生きる現実、就職の本当の価値、そして両立を実現するロードマップを実務的に解説します。親への説明の仕方まで含めて、具体的に紹介します。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきた中で見えてきたのは、「就職=夢を諦める」という発想自体が古いということです。むしろ、成功しているクリエイターや起業家の多くは、最初に会社員として土台を作り、副業から本業化していった人たちです。安定収入があるからこそ、長く挑戦を続けられる。これが新時代の現実です。

📋 この記事でわかること

  • 「好きなことで生きる」の良さと現実
  • YouTuber・配信者・インフルエンサーで稼ぐ実態
  • 「就職」が持つ本当の価値
  • 第3の選択肢:就職+副業で始める戦略
  • 副業OK企業の選び方
  • 親への説明の仕方
  • 副業から本業化した成功事例
  • Q&A 13問

📎 全体ガイド:新時代の就活完全ガイド

📎 個別解説:副業OK企業の選び方 / AI時代の就活

1. 「好きなことで生きる」への憧れは、自然な気持ち

就活中に「YouTuberになりたい」「配信で生きていきたい」「インフルエンサーとして自由に働きたい」と憧れるのは、至って自然なことです。SNSやメディアで成功者の姿を見て、自分も挑戦したいと思うのは健全な感覚です。

大切なのは、その気持ちを「夢か就職かの二択」で考えないこと。両方を実現する方法を一緒に考えていきましょう。

2. 「好きなことで生きる」の現実(YouTuber・配信者・インフルエンサー)

まずは「好きなことで生きる」道のリアルな現実を、夢を否定するためではなく、「正しく挑戦するため」に確認しておきましょう。

YouTubeで稼ぐ現実

夢のある世界
登録者100万人超のチャンネルは年収数千万〜億単位も可能

現実の数字
登録者1万人以上のチャンネルは全体の約3%。月10万円以上稼ぐ層も同程度

継続の難しさ
始めた人の80%以上が1年以内に投稿停止。月1本ペースでも続く人は少ない

魅力
自分の好きなジャンルで発信できる・成功すれば時間と場所の自由・大きな影響力

TikTokライブ・配信で稼ぐ現実

夢のある世界
人気配信者は月収50〜100万円超。投げ銭やギフトで生計を立てる人も実在

現実の数字
顔出し+毎日2〜4時間配信が前提。月10万以上稼ぐ層は配信者の約5%

継続の難しさ
視聴者との関係構築に時間がかかる・体力勝負・トレンド変化が早い

魅力
リアルタイムでファンと交流できる・自分の個性を発信できる

インフルエンサー・SNS収益化の現実

夢のある世界
フォロワー10万人超なら案件単価10〜30万円。月収100万円超も可能

現実の数字
フォロワー1万人到達は約2年。10万人到達は約5%程度のインフルエンサー

継続の難しさ
毎日の投稿・トレンド追跡・アルゴリズム変動への対応が必要

魅力
得意分野で発信できる・自由なライフスタイル・ブランド構築

その他のクリエイター・配信系の現実

YouTube・TikTok・Instagram以外にも、ゲーム配信(Twitch)、AI画像販売、Kindle出版、note有料記事、ハンドメイド販売など多様な道があります。どの道も「成功者は存在するが、安定収入を得るには時間と継続が必要」という共通点があります。

3. 「就職」が持つ本当の価値

「就職=夢を諦める」というイメージを持つ人も多いですが、就職には夢を追う上でも大きな価値があります。

◆ 就職することの本当の価値

  • 安定収入:月20〜30万円の基盤があれば、副業を焦らず続けられる
  • 社会保険・年金:健康保険・厚生年金は個人事業主より圧倒的有利
  • 社会的信用:クレジットカード・住宅ローン審査で会社員は通りやすい
  • 人脈と知識:会社で得る経験・人脈は副業や独立にも活きる
  • スキルアップ:ビジネスマナー・営業力・コミュニケーション力
  • 挑戦のリスクヘッジ:本業があれば、夢への挑戦で失敗しても生活は守れる

特に重要なのは「精神的余裕」。安定収入があるからこそ、焦らず長く夢を追える。フリーランス・配信者として収入だけで生活している人ほど、「次の月の家賃が心配」というプレッシャーで創作活動に支障が出るケースも多いのです。

4. 第3の選択肢:就職+副業で始める戦略 ★ 結論

「就職」か「夢」かの二択ではなく、「就職して安定基盤を作りながら、副業として好きなことを始める」のが、現代のもっとも現実的なキャリア戦略です。

なぜ「就職+副業」が最適解なのか

★ 5つのメリット

  • ①リスクが低い:本業の収入があるから、副業で失敗しても生活は守れる
  • ②長く続けられる:急いで結果を出す必要がなく、コツコツ積み上げられる
  • ③成長機会が増える:本業のスキルと副業のスキルが相乗効果を生む
  • ④親が安心する:「就職している」だけで親世代の不安が大きく減る
  • ⑤副業が伸びたら独立も可能:成果が出てから本業化のタイミングを選べる

「就職+副業」のロードマップ

★ 就職+副業の4ステップ

Step1:副業OKの会社を選んで就職
就業規則で副業可と明文化されている企業を選ぶ

Step2:仕事に慣れる(入社1年目)
まずは本業をしっかり覚える。副業は土日に少しずつ準備

Step3:副業を本格スタート(入社2年目以降)
YouTube・配信・SNS・ブログなど、好きなことを月10時間程度から

Step4:成果を見て判断(3〜5年後)
副業収入が本業を超えたら独立・本業化を検討

5. 副業OK企業の選び方

「就職+副業」を実現するには、副業を認めている会社を選ぶことが第一条件です。

◆ 副業OK企業を見極めるチェックポイント

  • 就業規則に「副業可」が明記:口頭ではなく書面で確認
  • 残業が月20時間以下:副業の時間を確保できる
  • 有給取得率70%以上:プライベートの時間が取れる
  • リモート・フレックス制度:時間と場所の自由がある
  • 第三者認定取得:ホワイト企業認定等は柔軟な働き方の証

詳しい会社選びの基準は副業OK企業の選び方で解説しています。

6. 親への説明の仕方

「YouTuberになりたい」「配信で生きたい」と親に伝えたら、ほぼ確実に反対されます。これは親世代が育った時代背景を考えると自然なことです。「夢を諦める」ではなく「夢に近づくための戦略」として説明するのが効果的です。

親への説明の3ステップ

Step1:就職する意思を伝える
「ちゃんと就職する。安定した会社で社会人として基礎を作る」

Step2:副業として夢を追うことを伝える
「副業OKの会社で、空いた時間に好きなことを始めてみたい」

Step3:具体的な計画を伝える
「3年でこれくらいの収入になったら独立も検討、それまでは本業優先」

「リスクを取りに行く」のではなく「リスクを管理しながら挑戦する」という伝え方で、親の不安を大幅に減らすことができます。

7. 副業から本業化した実例パターン

実際に「就職+副業」から成功した例を見ると、共通するパターンがあります。

★ 成功パターンの共通点

  • 会社員時代に2〜5年かけてコツコツ発信
  • 本業のスキル・経験を発信内容に活かす
  • 本業の収入があるから焦らず長期戦できる
  • 副業収入が本業を超えてから独立
  • 独立後も本業時代の人脈を活用

「いきなり一本でいく」のは確かに目立つルートですが、「会社員として基盤を作ってから独立した人」のほうが圧倒的に多く、成功率も高いのが現実です。

就職と夢の両立に関するQ&A(13問)

Q1. 「就職せずに夢を追う」のはダメ?

ダメではありません。ただし、いきなり一本でいく場合、生活費の不安が創作活動に影響することが多いです。安定収入があった方が、長期的には夢に集中できることが多いです。

Q2. 副業はいつから始めればいい?

入社1年目は本業に集中、2年目から少しずつが現実的。仕事のリズムを掴んでから始めるほうが、両立しやすくなります。

Q3. 副業で月いくら稼げば独立できる?

本業の月収を6ヶ月連続で超えた時が判断のタイミング。一時的な収入ではなく、安定的に超えるかが重要です。

Q4. 副業禁止の会社に就職したらどうなる?

副業がバレると懲戒対象になることも。最初から副業OKの会社を選ぶか、就職後に転職を検討するのが現実的です。

Q5. YouTubeで稼ぐ確率は本当に低い?

月10万円以上稼ぐ層は約3%。ただし、副業として始めれば失うものは少ないので、挑戦する価値は十分あります。

Q6. インフルエンサーや配信で稼ぐ人を見て焦る

焦らなくて大丈夫。SNSに出てくるのは成功者だけ。実際には多くの人が3年5年と地道に積み上げています。

Q7. 親が「YouTuberは仕事じゃない」と言う

就職することを最初に伝える。「ちゃんと就職する。その上で副業として挑戦したい」と伝えれば、親の心配は大きく和らぎます。

Q8. 本業と副業のバランスはどう取る?

本業を最優先に。副業のために本業を疎かにしないこと。残業の少ない会社を選ぶことが大前提です。

Q9. 「好きなこと」が見つからない

焦らなくて大丈夫。社会人になってから興味分野が広がる人も多い。まずは就職して、興味を持てるものを少しずつ試すのが現実的です。

Q10. 副業がバレるリスクは?

住民税の天引きでバレることが多い。副業OKの会社ならバレても問題ありませんが、副業禁止の会社では「住民税は自分で納付」を選択するのも一つの方法。

Q11. 学生時代から副業を始めるべき?

早めに始めるメリットは大きい。学生時代から発信を始めれば、就職後の副業移行がスムーズ。ただし学業が最優先です。

Q12. 副業から本業化するタイミングの目安は?

副業収入が本業の1.5倍を6ヶ月続けてから検討。安定的に超えてからのほうが、独立後の生活が安定します。

Q13. 結局、どう選択すれば後悔しない?

「選択肢を残せる道」を選ぶ。就職+副業なら、夢の道も会社員の道も両方残せる。後で「やっぱり本業に集中したい」と思った時に戻れるのが大きなメリットです。

まとめ

📌 この記事のまとめ

  • 「就職か、好きなことで生きるか」は二択ではない
  • YouTuber・配信者・インフルエンサーには夢があるが、安定収入を得る確率は約3〜5%
  • 就職には「精神的余裕で夢を追える」という大きな価値がある
  • 第3の選択肢「就職+副業」が現代の最適解
  • 副業OK・残業少・有給取りやすい会社を選ぶ
  • 親への説明は「諦める」じゃなく「両立戦略」と伝える
  • 成功者の多くは「副業から本業化」のパターン
  • 選択肢を残せる道を選ぶことが、結果的に後悔しない

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運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。

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