
結論として、自分のキャッチコピーは①自分の強み・長所を明確にする②応募企業の求める人物像を確認する③15文字以内でイメージしやすい表現にまとめるの3点を押さえれば、採用担当者の印象に残るキャッチコピーが作れます。
この記事では、キャッチコピーが必要な理由・作り方4STEP・7タイプ別の例文50選・面白い例の作り方・NG例まで、就活のキャッチコピーに関するすべてを解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
私たちは累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。自分を一言で表すキャッチコピーは、多くの学生の中で印象を残す有効な武器です。大切なのは奇抜さより、自分の強みが正確に伝わること。自己分析で見つけた強みを15〜30字に凝縮し、それを裏付ける具体的なエピソードとセットで語れるよう準備しましょう。
目次

就活で採用担当者がキャッチコピーをたずねるのは、どの程度自己分析をできているか、自分の強みや魅力を伝える能力があるかを判断するためです。自分のキャッチコピーを考えることは、就活生側にもメリットがあります。
キャッチコピーとは、製品・サービスの強みや魅力を表現した短いフレーズのことです。数文字から長くても15文字ほどが理想とされています。短い文章であるため印象に残りやすく、就活においても面接やESの限られた時間・文字数の中で自分の強みや魅力を簡潔に伝え、採用担当者にアピールできます。
特に集団面接の場合は人数が多い分、就活生1人あたりの回答時間が短くなりがちです。キャッチコピーでしっかりとアピールできれば、回答時間が短くても採用担当者の記憶に残りやすくなるでしょう。
採用活動中、採用担当者は膨大な枚数のESに目を通し、数多くの就活生と面談します。そのため他の就活生と似たり寄ったりで特徴がないと、どうしても記憶に残りません。オリジナリティが高いキャッチコピーを目にすれば強く印象に残るため、その後の選考でプラスに働く可能性があります。

キャッチコピーの必要性は理解できたものの、どうやって作ったら良いのかわからない方もいるでしょう。以下の4つのステップで作成してみましょう。
採用担当者に刺さるキャッチコピーを考えるには、短いフレーズに自分の強みや魅力を詰め込む必要があります。自分の強みや長所を洗い出し、特にアピールしたい点を整理しましょう。
自己分析は自分を理解するために行うものなので、弱みやネガティブな面にも目を向けて、自分を客観的に見てみましょう。
応募先の企業がどんな人材を求めているのかを調査しましょう。どれだけ良いキャッチコピーであっても、その内容が企業が求めるものとズレていては、なかなか採用には至りません。自分の伝えたいことと企業が求める人物像がフィットするような言葉を選びましょう。
抽象的な表現では、キャッチコピーの内容の信憑性が薄れたり、理解しづらくなったりしてしまいます。「毎日5分」「石のように硬く」のように、具体的な数値を示したりモノに置き換えたりして、イメージしやすい表現を考えてみましょう。
キャッチコピーに限らず、就活でやりがちなミスとして、自分の強みや長所だけをアピールするというものがあります。採用担当者が知りたいのは「その人物を雇うことで企業にどのようなベネフィット(利益・恩恵)がもたらされるのか」です。キャッチコピーにも企業が得られるベネフィットを盛り込むことを意識しましょう。

ここでは就活のキャッチコピーに使える例文を、目的別に紹介します。キャッチコピー作りに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
向上心をアピールしたい場合は、何事もポジティブに挑戦していけること・成長意欲が強いことなどが伝わるキャッチコピーを考えましょう。企業は自ら学び、成長していける向上心のある人材を求めるものです。目標や課題にどのような姿勢で向き合っているのかを、できるだけ具体的に伝えましょう。
自分の強みが積極性だという場合は、能動的に動けること・失敗をおそれずにチャレンジできることなどが伝わる内容を盛り込みましょう。指示待ち人間よりも、自分で積極的に動ける人材のほうが魅力的に映るものです。「チャンスは自分で掴む」のように、積極的な性格をイメージしやすい表現を考えましょう。
継続力をアピールしたいときは、地味な仕事もいとわず遂行できること・コツコツと粘り強く取り組めることなどを伝えましょう。継続力をアピールするキャッチコピーでは、続けてきたことの内容だけでなく、どうやって続けてきたのか・心がけていることや工夫したことなどを盛り込みましょう。
協調性という強みをアピールしたい場合は、人と人との間に入って調整する能力や、チームワークを大切にしていることなどが伝わるキャッチコピーを考えましょう。「潤滑油」などの言葉は、他の就活生と被る可能性があります。採用担当者の記憶に残るためにも、オリジナリティのあるフレーズを考えましょう。
リーダーシップが強みだという場合は、マネジメントスキルがあること・先頭に立って動けることなどを盛り込むと良いでしょう。リーダーシップというとメンバーを引っ張っていくイメージをもつ方が多いですが、下から支えるタイプのリーダーシップもあります。自分のタイプに合う表現を考えてみましょう。
真面目さがアピールポイントの方は、派手さはなくとも堅実に着実に結果を出すこと・何事も手を抜かずに取り組むことなどが伝わる内容にしましょう。真面目さは継続力にもつながるため、両方をアピールできるキャッチコピーを考えるのもおすすめです。
コミュニケーション能力をアピールしたいときは、傾聴力や発信力があること・人に寄り添ったり話を聞いたりするのが好きであることなどを盛り込むと良いでしょう。
「他の就活生と差別化したい」「印象に残るキャッチコピーにしたい」という方は、「ユニークな表現」「意外性」「具体性」の3つを意識すると面白いキャッチコピーが作れます。

キャッチコピーを作るときは、ネガティブな表現を避けましょう。短いフレーズで情報を伝えるキャッチコピーは記憶に残りやすいため、「ネガティブな人」と強く印象付けてしまうリスクがあります。謙遜も「自信がない人」と受け取られる可能性が高いので、自分の強みや魅力を堂々と伝える内容にすることが大切です。
キャッチコピーは、一目で興味を引いたり魅力が伝わったりするものでなくてはなりません。難解な言葉や特定の方だけが用いる単語など、説明がないと意味が伝わらない言葉や表現を使わず、誰でもすぐに理解できる内容にしましょう。
キャッチコピーは今の自分の魅力を表すものであり、「将来こうなりたい」と決意を表明するものではありません。今の等身大の自分を表現するものを考えましょう。また、印象に残るキャッチコピーにしたいからといって、性格やスキル、保有している資格などについて誇張したり嘘をついたりするのもNGです。
Q1. 就活でキャッチコピーはなぜ必要?
自分を一言で印象づけ、記憶に残すためです。多くの学生の中で埋もれないよう、自分の強みを端的に表現することで、面接官の興味を引き、その後の話につなげやすくなります。
Q2. キャッチコピーはどうやって作る?
自己分析→強みの抽出→一言に凝縮の手順です。まず自分の経験や長所を洗い出し、最も伝えたい強みを選び、それを具体的かつ印象的な言葉に落とし込みます。
Q3. キャッチコピーの長さの目安は?
15〜30字程度が目安です。長すぎると印象に残らず、短すぎると内容が伝わりません。一息で言える長さにまとめ、その後に具体的なエピソードで裏付けると効果的です。
Q4. 例文をそのまま使ってもいい?
参考にとどめ、自分の経験に置き換えましょう。借り物の言葉は深掘りされると答えに詰まります。例文の「型」を参考にしつつ、中身は自分の実体験で埋めることが大切です。
Q5. 面白いキャッチコピーにすべき?
奇をてらうより、伝わりやすさを優先しましょう。ユニークさは印象に残りますが、内容が伴わなければ逆効果です。自分の強みが正確に伝わることを第一に考えます。
Q6. キャッチコピーを聞かれたらどう答える?
コピー→根拠となるエピソード→活かし方の順で話しましょう。一言で終わらせず、なぜそう言えるのかを具体例で示すと、説得力が格段に増します。
Q7. 複数のキャッチコピーを用意すべき?
企業や職種に応じて使い分けると効果的です。強みは一つとは限りません。応募先が求める人物像に合わせて、最も響く強みを前面に出せるよう、いくつか準備しておくと安心です。
Q8. キャッチコピーが思いつかないときは?
他者に自分の印象を聞くのが有効です。友人や家族、キャリアセンターに「自分らしさ」を尋ねると、自分では気づかない強みが見つかります。自己分析の客観性が高まります。
Q9. やってはいけないキャッチコピーは?
抽象的すぎる・誇張しすぎ・根拠がないものです。「誰よりも頑張る人間」などは具体性に欠けます。エピソードで裏付けられない大げさな表現も、深掘りで矛盾が露呈します。
Q10. キャッチコピーは選考で本当に効果ある?
使い方次第で大きな武器になります。それ単体で合否が決まるわけではありませんが、自己PRや志望動機と一貫させることで、あなたの人物像を強く印象づける効果があります。
キャッチコピーは自分の魅力を端的にアピールするのに役立ちます。また、キャッチコピーの内容から自己分析ができているか・表現力はあるかといった点が評価される場合もあります。何の準備もなくその場でキャッチコピーを考えるのは非常に難しいため、今回紹介した内容を参考に、自分の魅力をアピールできるキャッチコピーを考えておきましょう。