自分のキャッチコピーはどう決める?作り方のコツと文例を紹介

2025.07.14

結論として、自分のキャッチコピーは①自分の強み・長所を明確にする②応募企業の求める人物像を確認する③15文字以内でイメージしやすい表現にまとめるの3点を押さえれば、採用担当者の印象に残るキャッチコピーが作れます。

この記事では、キャッチコピーが必要な理由・作り方4STEP・7タイプ別の例文50選・面白い例の作り方・NG例まで、就活のキャッチコピーに関するすべてを解説します。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

自分のキャッチコピーを作る際に最も必要なのは自己分析です。自分がどういう人間なのか、何が強みで、どんな特徴があるのかを、しっかり言語化できなければキャッチコピーは作れません。まずは深く自己分析を行い、自分の特徴・価値観・強みなどを言語化し、それを端的に表すキャッチコピーを考えるようにしましょう。

◆ この記事でわかること

  • 就活でキャッチコピーが必要な2つの理由
  • 自分のキャッチコピーの作り方(4STEP)
  • タイプ別のキャッチコピー例文50選
  • 面白いキャッチコピーを作るコツ
  • キャッチコピーを考える際の3つの注意点

就活でキャッチコピーが必要な理由

就活でキャッチコピーが必要な理由

就活で採用担当者がキャッチコピーをたずねるのは、どの程度自己分析をできているか、自分の強みや魅力を伝える能力があるかを判断するためです。自分のキャッチコピーを考えることは、就活生側にもメリットがあります。

自分を簡潔にアピールするため

キャッチコピーとは、製品・サービスの強みや魅力を表現した短いフレーズのことです。数文字から長くても15文字ほどが理想とされています。短い文章であるため印象に残りやすく、就活においても面接やESの限られた時間・文字数の中で自分の強みや魅力を簡潔に伝え、採用担当者にアピールできます。

特に集団面接の場合は人数が多い分、就活生1人あたりの回答時間が短くなりがちです。キャッチコピーでしっかりとアピールできれば、回答時間が短くても採用担当者の記憶に残りやすくなるでしょう。

他の学生と差別化を図るため

採用活動中、採用担当者は膨大な枚数のESに目を通し、数多くの就活生と面談します。そのため他の就活生と似たり寄ったりで特徴がないと、どうしても記憶に残りません。オリジナリティが高いキャッチコピーを目にすれば強く印象に残るため、その後の選考でプラスに働く可能性があります。

【STEPごとに解説】自分のキャッチコピーの作り方

キャッチコピーの作り方4STEP

キャッチコピーの必要性は理解できたものの、どうやって作ったら良いのかわからない方もいるでしょう。以下の4つのステップで作成してみましょう。

  • STEP1:自分の強み・長所を見つける
  • STEP2:企業の求める人物像を確認する
  • STEP3:強み・長所を具体化する
  • STEP4:企業のベネフィットを考える

STEP1|自分の強み・長所を見つける

採用担当者に刺さるキャッチコピーを考えるには、短いフレーズに自分の強みや魅力を詰め込む必要があります。自分の強みや長所を洗い出し、特にアピールしたい点を整理しましょう。

★ 自分の強み・長所を洗い出す方法

  • 小学校から大学まで、印象的な出来事を時系列で書き出す
  • 好きなことや得意なこと、不得意なことを書き出す
  • 時間を忘れて没頭できることは何かを考える
  • これまでの人生で起きた出来事を、できる限り書き出す

自己分析は自分を理解するために行うものなので、弱みやネガティブな面にも目を向けて、自分を客観的に見てみましょう。

STEP2|企業の求める人物像を確認する

応募先の企業がどんな人材を求めているのかを調査しましょう。どれだけ良いキャッチコピーであっても、その内容が企業が求めるものとズレていては、なかなか採用には至りません。自分の伝えたいことと企業が求める人物像がフィットするような言葉を選びましょう。

STEP3|強み・長所を具体化する

抽象的な表現では、キャッチコピーの内容の信憑性が薄れたり、理解しづらくなったりしてしまいます。「毎日5分」「石のように硬く」のように、具体的な数値を示したりモノに置き換えたりして、イメージしやすい表現を考えてみましょう。

STEP4|企業のベネフィットを考える

キャッチコピーに限らず、就活でやりがちなミスとして、自分の強みや長所だけをアピールするというものがあります。採用担当者が知りたいのは「その人物を雇うことで企業にどのようなベネフィット(利益・恩恵)がもたらされるのか」です。キャッチコピーにも企業が得られるベネフィットを盛り込むことを意識しましょう。

就活のキャッチコピーに使える例文50選

就活キャッチコピーの例文集

ここでは就活のキャッチコピーに使える例文を、目的別に紹介します。キャッチコピー作りに悩んでいる方は、参考にしてみてください。

向上心をアピールしたい場合

向上心をアピールしたい場合は、何事もポジティブに挑戦していけること・成長意欲が強いことなどが伝わるキャッチコピーを考えましょう。企業は自ら学び、成長していける向上心のある人材を求めるものです。目標や課題にどのような姿勢で向き合っているのかを、できるだけ具体的に伝えましょう。

■ キャッチコピーの例文

  • 挑戦を楽しみ成長を追求
  • 失敗をおそれず常に前進
  • 限界を超えて成長し続ける
  • 昨日の自分を超え続ける
  • 学び続けることが私の原動力
  • 今日より明日、もっと成長を

積極性をアピールしたい場合

自分の強みが積極性だという場合は、能動的に動けること・失敗をおそれずにチャレンジできることなどが伝わる内容を盛り込みましょう。指示待ち人間よりも、自分で積極的に動ける人材のほうが魅力的に映るものです。「チャンスは自分で掴む」のように、積極的な性格をイメージしやすい表現を考えましょう。

■ キャッチコピーの例文

  • 自ら動き結果を生む
  • どんなときも前向きに取り組む
  • 積極的に行動し結果を出す
  • まず動く、そして考える
  • チャンスは自分で掴みに行く
  • 待つより動く、それが私流

継続力をアピールしたい場合

継続力をアピールしたいときは、地味な仕事もいとわず遂行できること・コツコツと粘り強く取り組めることなどを伝えましょう。継続力をアピールするキャッチコピーでは、続けてきたことの内容だけでなく、どうやって続けてきたのか・心がけていることや工夫したことなどを盛り込みましょう。

■ キャッチコピーの例文

  • 途中で諦めずにやり抜く力
  • 粘り強く最後まで走り抜ける
  • 小さな努力を積み重ねて成功へ
  • 小さな積み重ねが力になる
  • やり続ける力で夢を叶える
  • 千里の道も一歩から実践中

協調性をアピールしたい場合

協調性という強みをアピールしたい場合は、人と人との間に入って調整する能力や、チームワークを大切にしていることなどが伝わるキャッチコピーを考えましょう。「潤滑油」などの言葉は、他の就活生と被る可能性があります。採用担当者の記憶に残るためにも、オリジナリティのあるフレーズを考えましょう。

■ キャッチコピーの例文

  • チームの力でともに成長
  • みんなで協力し目標達成
  • 仲間を大切にともに歩む
  • みんなでつくる、最高の結果
  • チームの輪を大切にする人
  • 一人じゃできないことを皆で

リーダーシップをアピールしたい場合

リーダーシップが強みだという場合は、マネジメントスキルがあること・先頭に立って動けることなどを盛り込むと良いでしょう。リーダーシップというとメンバーを引っ張っていくイメージをもつ方が多いですが、下から支えるタイプのリーダーシップもあります。自分のタイプに合う表現を考えてみましょう。

■ キャッチコピーの例文

  • 引っ張り、支え合う力を発揮
  • 皆でつくる勝利のチーム
  • 前を見据えてチームを導く
  • 先頭に立って道を作る
  • 背中で語るリーダーシップ
  • みんなを引っ張る存在に

真面目さをアピールしたい場合

真面目さがアピールポイントの方は、派手さはなくとも堅実に着実に結果を出すこと・何事も手を抜かずに取り組むことなどが伝わる内容にしましょう。真面目さは継続力にもつながるため、両方をアピールできるキャッチコピーを考えるのもおすすめです。

■ キャッチコピーの例文

  • 「丁寧に・誠実に」を大切に取り組む
  • 真摯な姿勢で、責任を果たす
  • どんなことも真剣に取り組む
  • コツコツが一番の近道
  • 手を抜かない、それが信条
  • 地道な努力で信頼を築く

コミュニケーション能力をアピールしたい場合

コミュニケーション能力をアピールしたいときは、傾聴力や発信力があること・人に寄り添ったり話を聞いたりするのが好きであることなどを盛り込むと良いでしょう。

■ キャッチコピーの例文

  • 柔軟に相手を理解する力
  • 聞く力、伝える力を大切に
  • 人との関わりを楽しんでいる
  • 聞く力で人とつながる
  • 相手の気持ちに寄り添う力
  • 話して分かり合う喜びを

面白いキャッチコピーを作るコツ

「他の就活生と差別化したい」「印象に残るキャッチコピーにしたい」という方は、「ユニークな表現」「意外性」「具体性」の3つを意識すると面白いキャッチコピーが作れます。

★ 面白いキャッチコピーの作り方3つのコツ

  • ①モノや動物に例える:「スポンジのような吸収力」「カメレオン型適応力」など具体的なイメージで印象化
  • ②数字を入れる:「毎日5分の積み重ね」「3年間皆勤の継続力」など数字で具体性を出す
  • ③意外性を出す:「おせっかい営業」「歩く質問箱」など予想を裏切るワードで記憶に残す

■ 面白いキャッチコピーの例

  • スポンジのような吸収力で成長中
  • 歩く質問箱、疑問を解決する人
  • カメレオン型、どんな環境でも色を合わせる
  • 3年間皆勤、止まらない継続力
  • おせっかい営業、困りごとを見つけて動く
  • 毎日5分の積み重ね、それが私のモットー
  • ブルドーザー級の突破力
  • 言わないでもやる、気づきの達人

就活のキャッチコピーを考える際の注意点

就活キャッチコピーの注意点

ネガティブな表現をしていないか

キャッチコピーを作るときは、ネガティブな表現を避けましょう。短いフレーズで情報を伝えるキャッチコピーは記憶に残りやすいため、「ネガティブな人」と強く印象付けてしまうリスクがあります。謙遜も「自信がない人」と受け取られる可能性が高いので、自分の強みや魅力を堂々と伝える内容にすることが大切です。

誰もが理解できる表現になっているか

キャッチコピーは、一目で興味を引いたり魅力が伝わったりするものでなくてはなりません。難解な言葉や特定の方だけが用いる単語など、説明がないと意味が伝わらない言葉や表現を使わず、誰でもすぐに理解できる内容にしましょう。

等身大の自分をアピールしているか

キャッチコピーは今の自分の魅力を表すものであり、「将来こうなりたい」と決意を表明するものではありません。今の等身大の自分を表現するものを考えましょう。また、印象に残るキャッチコピーにしたいからといって、性格やスキル、保有している資格などについて誇張したり嘘をついたりするのもNGです。

自分のキャッチコピーに関するよくある質問

Q1. キャッチコピーは何文字くらいがベスト?

理想は10〜15文字以内です。短いほど印象に残りやすく、一瞬で強みが伝わります。長くても20文字以内に収めましょう。ESで文字数指定がある場合はそれに合わせて調整してください。

Q2. キャッチコピーと自己PRの違いは?

キャッチコピーは「自分を一言で表す短いフレーズ」、自己PRは「強みを根拠とともに伝える文章」です。キャッチコピーは自己PRの冒頭で使うと、印象に残りやすくなります。「私は〇〇(キャッチコピー)です。理由は〜」という構成がおすすめです。

Q3. キャッチコピーに数字を入れたほうがいい?

入れると具体性と説得力が増します。「3年連続」「毎日5分」「100人を巻き込んだ」など、具体的な数字があることで「本当にやっている人」という印象を与えます。

Q4. キャッチコピーが思いつかない場合はどうする?

まずは自己分析の徹底をおすすめします。自分の強み・価値観・エピソードを書き出した後に、「これを一言で言うと?」と考えると出やすくなります。家族や友人に「私ってどんな人?」と聞くのも効果的です。

Q5. 面白いキャッチコピーとふざけたキャッチコピーの違いは?

面白いキャッチコピーは「根拠となるエピソードがあり、強みが伝わる」もの。ふざけたキャッチコピーは「笑いを取ろうとして中身がない」ものです。キャッチコピーで興味を引いた後、具体的なエピソードで裏付けできるかが境界線です。

まとめ

キャッチコピーは自分の魅力を端的にアピールするのに役立ちます。また、キャッチコピーの内容から自己分析ができているか・表現力はあるかといった点が評価される場合もあります。何の準備もなくその場でキャッチコピーを考えるのは非常に難しいため、今回紹介した内容を参考に、自分の魅力をアピールできるキャッチコピーを考えておきましょう。

◆ この記事のまとめ

  • 採用担当者がキャッチコピーを聞く理由は自己分析力・表現力・自社とのマッチ確認
  • 作り方は①強み発見→②企業の求める人物像確認→③具体化→④ベネフィットを考えるの4STEP
  • タイプ別例文(向上心・積極性・継続力・協調性・リーダーシップ・真面目さ・コミュニケーション)を参考にアレンジする
  • 面白いキャッチコピーは「モノに例える・数字を入れる・意外性を出す」の3つのコツで作れる
  • 注意点はネガティブ表現を避ける・誰でも理解できる言葉を使う・等身大の自分を表現すること
   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。