
「OB訪問のお礼メール、いつ・何を書けばいい?」「テンプレをそのまま使っても大丈夫?」——お礼メールで迷う就活生は多いものです。
結論として、お礼メールは訪問当日中(遅くとも24時間以内)に、自分の言葉で具体的に送るのが鉄則です。定型文の丸写しは、かえって印象を下げます。
累計3,625社以上を審査し650社以上を認定してきた当機構の視点で、お礼メールのタイミング・基本構成・テンプレ5選・印象に残すコツ・NG例を解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。お礼メールで差がつくのは「具体的に何が心に残ったか」を自分の言葉で書けるかです。定型文のコピペは見抜かれます。「○○というお話が印象的でした」と具体的なエピソードに触れることで、真剣に話を聞いていたことが伝わります。スピード(24時間以内)と具体性——この2つを押さえれば、相手の記憶に良い形で残ります。
📋 この記事でわかること
目次
⏰ お礼メールのタイミング
⭐ ベスト:当日中(24時間以内)
理想は訪問後1時間以内〜その日のうち。記憶が新しいうちに送ると具体的に書ける
遅くとも翌日中
遅れる場合も「お礼が遅くなり申し訳ございません」と一言添える
▼ お礼メールのタイミングと送り方
| 項目 | 目安・ポイント |
|---|---|
| 送るタイミング | 訪問当日中・遅くとも24時間以内 |
| 送信時間帯 | 深夜を避け、日中〜夜21時頃まで |
| 件名 | OB訪問のお礼(大学名・氏名) |
| 文量 | スマホで読みやすい短め(画面1〜2スクロール) |
お礼メールを早く送るほど、訪問が印象的だったことが伝わります。理想は帰宅後すぐ、その日の感動が残っているうちに書くことです。記憶が新しいほど、具体的で熱量のあるメールになります。
📧 お礼メールの5要素
① 件名:「OB訪問の御礼(大学名・氏名)」
② 宛名・自己紹介:会社名・氏名+自分の所属
③ 感謝の言葉:時間をいただいたことへのお礼
④ 具体的な学び:印象に残った話・気づき
⑤ 今後の抱負・結び:学びを活かす意志+署名
▼ お礼メールの基本構成
▼
① 件名・宛名
要件と名前を明記
② お礼・感想
具体的に何が学びか
③ 結び
今後の抱負と挨拶
「具体的に何が心に残ったか」を自分の言葉で書くのが差をつけるコツ
基本構成を守れば、特別な文章力は必要ありません。大切なのは形式よりも、訪問で何を感じたかを自分の言葉で正直に書くことです。
📧 テンプレ① 基本形
【件名】OB訪問の御礼(○○大学・高橋太郎)
株式会社△△ 企画開発部
○○ ○○ 様
お世話になっております。○○大学の高橋太郎です。本日はご多用のところOB訪問の機会をいただき誠にありがとうございました。
なかでも「新規事業は立ち上げて終わりではなく走らせ続ける力が問われる」というお話が大変印象に残っております。今後の企業研究・自己分析にさらに力を入れてまいります。
改めまして、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
高橋太郎/○○大学 3年
📧 5つのテンプレのポイント
①基本形:感謝+印象に残った話+抱負
②志望度が高い場合:志望意欲を具体的に表明
③紹介者がいる場合:紹介者への感謝も添える
④オンライン訪問の場合:オンライン対応への感謝
⑤追加質問がある場合:簡潔に1〜2問+負担への配慮
📧 テンプレ② 志望度が高い場合
○○様
本日はOB訪問の機会をいただき誠にありがとうございました。○○大学の○○です。
○○様のお話を伺い、御社で働きたいという思いがより一層強くなりました。特に△△というお話から、御社の□□という姿勢に深く共感いたしました。
今後の選考にも全力で臨んでまいります。本日は誠にありがとうございました。
○○/○○大学 3年
以下のテンプレ5選は、訪問のシーンごとに使えるよう構成しています。ただし、そのまま送るのではなく、必ず自分が聞いた具体的な内容を一文加えてください。それだけで印象が大きく変わります。
テンプレはあくまで骨組みです。日付・お名前・具体的な感想の3点を自分のものに置き換えるだけで、丸写し感のない自然なお礼メールになります。
⭐ 印象に残る3つのコツ
① 具体的なエピソードに触れる
「○○というお話が印象的でした」と具体的な言葉を引用
② 自分の言葉で書く
定型文のコピペは見抜かれる。自分の感想・気づきを入れる
③ 今後どう活かすかを書く
「○○に活かします」と前向きな意志を示す
印象に残るお礼メールの最大のコツは「具体性」です。「貴重なお話をありがとうございました」だけでは誰にでも送れる定型文ですが、「○○という働き方のお話が心に残りました」と書けば、あなただけのお礼になります。
また、相手の発言を引用すると「ちゃんと聞いていた」ことが伝わります。「『失敗を恐れず挑戦してほしい』という言葉が印象的でした」のように、具体的なフレーズを盛り込みましょう。
⚠ お礼メールのNG例
①送らない・送り忘れる(最大のNG)
②定型文のコピペで具体性がない
③送るのが遅い(数日後)
④誤字脱字・宛名の間違い
⑤長すぎる・自分の話ばかり
💬 返信が来たら
基本は返信不要のことも
「ご丁寧にありがとうございます」程度の返信が来たら、やり取りを終えてOK
質問への回答が来たら
必ず感謝の返信を。やり取りは自分で締めるのが礼儀
💡 ポイント:お礼メールへの返信が来た場合、最後は自分が締めるのがマナー。簡潔な感謝の返信で気持ちよくやり取りを終えましょう。
返信が来たら、長々と返す必要はありません。「ご丁寧にありがとうございます」と簡潔に一往復で締めるのが、相手の負担にならず好印象です。何度も往復させようとしないのがマナーです。
お礼メールは件名や送信のマナーで印象が変わります。具体例で押さえましょう。
▶ 件名の書き方例
▶ 送信時の注意点
お礼メールは訪問当日〜翌日中に送るのが基本です。誤字脱字や宛名の間違いは失礼にあたるため、送信前に必ず読み返しましょう。「返信は不要です」と添えると、相手の負担に配慮した丁寧な印象になります。
お礼メールは、形式的な挨拶ではなく、訪問で印象に残った話に具体的に触れることで、誠実さと熱意が伝わります。忙しい中で時間を割いてくれた相手への感謝を、自分の言葉で丁寧に伝えることを心がけましょう。
なお、お礼メールを送った後に返信が来た場合は、簡潔に再度の感謝を伝える返信をすると、丁寧な印象で締めくくることができます。
訪問の状況によって、お礼メールで触れる内容を変えると、より心のこもった印象になります。
▶ シーン別のポイント
「○○というお話が特に心に残り、△△だと感じました」と、具体的な内容に触れることで、定型文との差が生まれます。
どのシーンでも共通するのは、感謝に加えて「次の行動」を示すことです。「教えていただいた○○を、さっそく取り入れます」と書けば、相手も助言が役立ったと感じ、良い印象が残ります。
お礼メールは、その後の関係を築く第一歩にもなります。
丁寧なお礼を送っておくと、追加の質問をしたいときや、選考が進んだときに再度連絡しやすくなります。一度きりで終わらせず、節目で近況を報告すると、良い関係が続きます。ただし、過度に頻繁な連絡は負担になるため、相手の状況への配慮を忘れないようにしましょう。
ただし、選考に直接関係ない相手への過度な連絡は避けましょう。あくまで相手の好意で時間をいただいた立場であることを忘れず、節度ある関係を保つことが大切です。
せっかくのお礼メールも、書き方を誤ると逆効果です。次のNGに注意しましょう。
✕ NG例
お礼メールは、訪問の締めくくりであり、あなたの印象を決める最後の一手です。誠実さと具体性を大切にしましょう。
Q1. お礼メールはいつ送る?
訪問後24時間以内、理想は1時間以内〜その日のうち。
記憶が新しいうちに送ると具体的に書けます。遅くとも翌日中には送りましょう。
Q2. お礼メールに何を書く?
件名・宛名/自己紹介・感謝・具体的な学び・今後の抱負/署名の5要素。
特に「印象に残った具体的な話」を書くのが重要です。
Q3. 定型文をそのまま使ってもいい?
コピペはNG。
テンプレを土台に、具体的なエピソードや自分の感想を必ず入れる。定型文だけだと見抜かれ、印象に残りません。
Q4. 印象に残るお礼メールのコツは?
①具体的なエピソードに触れる ②自分の言葉で書く ③今後どう活かすか書くの3点。
「○○というお話が印象的でした」と具体的に書きましょう。
Q5. お礼メールを送り忘れたら?
気づいた時点ですぐに送る。
「お礼が遅くなり大変申し訳ございません」と一言お詫びを添えます。送らないより遅れても送る方が良いです。
Q6. お礼メールの長さは?
簡潔に・スマホで一画面程度。
長すぎると読む負担になります。感謝と具体的な学びを中心に、要点をまとめましょう。
Q7. 追加質問をお礼メールに書いてもいい?
1〜2問程度ならOK。
「もしお時間がございましたら」と相手の負担に配慮して添えます。質問が多すぎるのは避けましょう。
Q8. 志望度が高い場合の書き方は?
「御社で働きたい思いが強くなった」と意欲を具体的に表明。
どの話から何に共感したかを書くと説得力が増します。
Q9. 紹介者がいる場合は?
紹介者にも別途お礼を伝えるのがマナー。
OB訪問の相手へのお礼メールに加え、紹介してくれた人にも感謝を伝えましょう。
Q10. オンライン訪問でもお礼は必要?
必要です。
対面と同じく24時間以内にお礼メールを。「オンラインにもかかわらずお時間をいただき」と一言添えると丁寧です。
Q11. お礼メールに返信が来たら?
最後は自分が締めるのがマナー。
簡潔な感謝の返信でやり取りを終えます。質問への回答が来た場合は必ず返信しましょう。
Q12. お礼は手紙の方がいい?
メールで十分です。
スピードが重要なのでメールが基本。特別お世話になった場合は、メール後に手紙を送るとより丁寧な印象になります。
Q13. お礼メールで最も大切なことは?
「スピード(24時間以内)と具体性」です。
具体的に何が心に残ったかを自分の言葉で書くことで、真剣に話を聞いていたことが伝わります。OB訪問全体はOB訪問とはを参照。
📌 この記事のまとめ