
「OB・OG訪問って本当に必要?」「何をどう進めればいいの?」——就活で耳にするものの、やり方が分からず一歩踏み出せない人は多いものです。
結論として、OB・OG訪問は、ネットや説明会では得られない「働く人のリアルな声」を聞ける貴重な機会です。正しく準備して臨めば、企業選びの精度と志望動機の説得力が大きく高まります。
累計3,625社以上を審査し650社以上を認定してきた当機構の視点で、OB・OG訪問の意味・メリット・探し方・準備・進め方・質問・マナー・注意点を総合的に解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。OB・OG訪問は「やった方がいい」というレベルではなく、ホワイト企業への就職を目指すなら積極的に活用すべき手段です。現場の声を聞くことで志望動機の説得力が格段に上がり、入社後のギャップも防げます。準備不足で臨むと貴重な時間を無駄にしてしまうため、この記事を参考に万全の準備で臨んでください。
📋 この記事でわかること
目次
OB・OG訪問とは、自分が興味を持っている業界や企業で実際に働いている先輩社員に話を聞くことです。就活中の学生が、現場でどのような業務が行われているのか・職場の雰囲気はどのようなものかといった実情を知ることができます。
OB・OGとは、自分の出身大学の卒業生で、企業で働く先輩を指します。必ずしも同じ大学である必要はなく、広く「その企業で働く社会人」に話を聞く活動全般を指す場合もあります。
🎁 OB・OG訪問の4つのメリット
① 実際に働く方の生の声が聞ける
業界動向・仕事内容・職種特性を実体験から。入社後のギャップを未然に防げる
② 選考に良い影響が出ることも
好印象なら人事に伝わり内定に直結するケースも。詳細は選考に与える影響
③ ES・面接の内容を考えるのに役立つ
得た情報でリアリティのある志望動機・自己PRを作成できる
④ 面接の練習になる
社会人と一対一で話す経験が実践的な面接練習になる
▼ OB・OG訪問で得られること・活用先
| 得られること | 就活での活用先 |
|---|---|
| 仕事内容のリアル | 志望動機・職種理解 |
| 社風・働き方の実態 | 企業選び・ホワイト企業の見極め |
| 選考のアドバイス | ES・面接対策 |
| 社員の人柄・雰囲気 | 入社後のミスマッチ防止 |
たとえば「社風が合うか」は求人票では分かりませんが、実際に働く先輩に聞けば、残業の実態や上司との関係など生の情報が得られます。これがミスマッチ防止に直結します。
🔍 OB・OGを探す5つの方法
① 大学の先輩
ゼミ・サークルの先輩。本音ベースの情報が聞きやすい
② 大学のキャリアセンター
OB・OG名簿を管理・紹介してもらえる場合も
③ 企業説明会・イベント
現役社員と直接話せる・名刺交換から訪問を相談
④ 企業の人事
人事部に直接問い合わせ・OB/OGを紹介してくれることも
⑤ マッチングサービス
OB訪問特化アプリ・受け入れ意思のある社員と出会える
📎 各方法の詳細手順はOB訪問の探し方完全ガイドを参照
探し方は人によって使えるルートが異なります。大学のキャリアセンターやゼミ・サークルのつながりが王道ですが、つながりがない場合はOB訪問アプリやSNSも有効です。詳しい手順は探し方の専門記事で解説しています。
📝 事前準備の2ポイント
① 業界・企業の分析を行う
HP・ニュース・採用情報を読み込み「この企業ならでは」の特徴を把握。理解不足は失礼な印象に
② 質問を考える
何を知りたいか明確に。調べればわかる内容はNG。詳細は聞くべき質問30選
事前準備で最も大切なのは質問リストの用意です。企業HPやニュースで調べられることは事前に把握し、「働く人にしか聞けないこと」に質問を絞ると、限られた時間を有効に使えます。
アポイントを取る
メールが基本。丁寧で誠実な文面を。詳細はアポメール例文10選
質問リスト・リマインドを送る
1週間〜数日前に質問リスト、前日にリマインドメール
訪問する
対面は10分前、オンラインは5分前に。質問リストに沿ってメモを取る
お礼の連絡をする
1時間以内にお礼メール。詳細はお礼メール完全マニュアル
▼ OB・OG訪問の進め方4ステップ
▼
① 探す・依頼
大学/アプリ/SNS
② 準備
質問を用意
③ 訪問・お礼
当日〜24時間以内
各ステップに専用記事があるので、深掘りしたい段階から読めます
当日は約束の時間の5〜10分前に到着し、訪問先がカフェなら飲み物代は自分が出すのが基本です。終了後は、その場でお礼を伝えたうえで、改めてお礼メールを送ります。
💬 おすすめ質問の例
①入社を決めた理由 ②就活中の体験談 ③入社後に必要なスキル ④仕事のやりがい ⑤仕事上の苦労 ⑥社内風土・雰囲気 ⑦会社の今後の方向性
📎 業界別・職種別を含む聞くべき質問30選で詳しく解説
📋 訪問時のマナー5つ
✅ 服装はスーツが好ましい・清潔感を意識
✅ 時間厳守・余裕をもって行動
✅ 挨拶をしっかり・明るくはきはきと
✅ 名刺を正しく受け取る・両手で丁寧に
✅ メモを取る・「メモをよろしいですか」と一言
⚠ 注意:HPや求人サイトで調べればわかることは聞かない。限られた時間で、実際に働く人にしかわからないことを中心に。質問の優先順位も決めておきましょう。
質問は「はい・いいえ」で終わらない開かれた形にすると、話が広がります。たとえば「残業はありますか」より「繁忙期はどのように働かれていますか」と聞くほうが、具体的な実態を引き出せます。
OB・OG訪問は、いつ行うかで得られる効果が変わります。早すぎても質問が浅くなり、遅すぎると選考に間に合いません。
▶ 時期別の活用法
特に志望度の高い企業は、早い時期と選考直前の2回訪問できると理想的です。1回目で全体像を、2回目で具体的な選考対策を聞けます。
なお、サマーインターン前(大学3年の春〜初夏)に訪問すると、インターン選考の参考にもなります。早く動くほど、得た情報を活かせる場面が増えます。
近年はオンラインでのOB・OG訪問も一般的になりました。移動の負担がなく、遠方の社会人にも話を聞けるメリットがあります。
▶ オンライン訪問の注意点
オンラインでも、相手の時間を頂いていることに変わりはありません。対面と同じ礼儀と準備で臨みましょう。
オンラインでは、対面より相手の反応が読み取りにくいため、相づちやお礼をはっきり言葉で伝えることが大切です。録画や録音をしたい場合は、必ず事前に許可を取りましょう。
OB・OG訪問は、訪問して終わりではありません。訪問後の振り返りと活用までが一連の流れです。
▶ 訪問後のアクション
訪問で得たリアルな情報をES・面接に活かすことで、「なぜこの企業か」という志望動機に説得力が生まれます。
訪問で印象的だった話や、自分の価値観と重なった点はメモに残しておきましょう。面接で「OB訪問で○○さんから伺った話に共感し…」と具体的に語れると、志望度の高さが伝わります。
せっかくの機会を無駄にしないため、次の失敗は避けましょう。いずれも相手の時間への配慮を欠く行為です。
✕ やりがちなNG
OB・OGは貴重な時間を割いてくれています。事前準備と感謝の姿勢が、有意義な訪問の土台です。
Q1. OB・OG訪問とは?
興味のある業界・企業で働く先輩社員に直接話を聞くことです。
公式情報では分からない職場の雰囲気や仕事の実態を知ることができます。
Q2. OB・OG訪問はやるべき?
やるべきです。
志望動機の説得力が上がり、入社後のギャップも防げます。ホワイト企業を目指すなら積極的に活用したい手段です。
Q3. OB・OGはどう探す?
①大学の先輩 ②キャリアセンター ③説明会 ④企業の人事 ⑤マッチングサービスの5つ。
詳細は探し方完全ガイドを参照ください。
Q4. OB・OG訪問は選考に影響する?
影響することがあります。
好印象なら人事に伝わり内定に直結するケースも。詳細は選考に与える影響(本音)を参照ください。
Q5. アポメールはどう書く?
件名・本文ともにわかりやすく丁寧に。
自己紹介・訪問の目的・希望日時を明記します。詳細はアポメール例文10選を参照ください。
Q6. どんな質問をすればいい?
入社理由・やりがい・苦労・社風・必要スキルなど、働く人にしか分からないことを。
詳細は聞くべき質問30選を参照ください。
Q7. お礼メールはいつ送る?
訪問後1時間以内が目安。
感謝+印象に残った話・学びを書き添えると丁寧です。詳細はお礼メール完全マニュアルを参照。
Q8. 服装はスーツ?
スーツが好ましいです。
第一印象が会話の雰囲気に影響するため、清潔感のあるすっきりした装いを心がけましょう。
Q9. 何分前に到着すべき?
対面は10分前、オンラインは5分前。
電車遅延や道迷いも想定し、余裕をもって行動しましょう。
Q10. 調べればわかることを聞いてもいい?
避けましょう。
HPや求人サイトで分かることを聞くと、準備不足の印象に。限られた時間は働く人にしか分からないことに使いましょう。
Q11. オンラインのOB訪問でも大丈夫?
問題ありません。
5分前に入室し、通信環境を整えておくのがマナー。対面と同じくスーツ着用・メモ取りを心がけましょう。
Q12. OB・OG訪問は何社くらいすべき?
決まりはありませんが志望度の高い企業を中心に複数社が理想。
同じ企業でも複数人に話を聞くと、より立体的に企業を理解できます。
Q13. OB・OG訪問で最も大切なことは?
事前準備(業界・企業分析+質問整理)を万全にすること。
準備不足だと貴重な時間を無駄にします。各テーマの詳細記事で深掘りしましょう。
📌 この記事のまとめ