会社説明会の質問例6選とマナー6つ|NGな質問・印象に残る聞き方を解説

会社説明会の質問タイムは、企業への理解を深めるだけでなく、採用担当者に印象づけられる大切な機会です。

この記事では、会社説明会で聞いておきたい質問例6選・質問するときのマナー6つ・避けるべきNG質問3つをまとめて解説します。

岩元翔

キャリアアドバイザーコメント

日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔

会社説明会の質問タイムは採用担当者に名前・顔を覚えてもらえる貴重な機会です。「企業HPに書いてある基本情報を聞く」「条件面だけを聞く」質問は準備不足の印象を与えます。事前に企業を徹底研究した上で、「その企業だから聞ける」深掘りの質問を最低3つ準備して臨みましょう。

◆ この記事でわかること

  • 会社説明会で質問することが重要な2つの理由
  • 聞いておきたい質問例6選(会社概要・仕事内容・社風・働き方・キャリア・選考)
  • 質問するときのマナー6つ
  • 避けるべきNGな質問3つ

会社説明会で質問が重要な理由

◆ 質問が重要な2つの理由

理由1:業界・企業への理解を深められる
コーポレートサイトや求人サイトでは得られない情報を入手できます。従業員の1日のスケジュール・業務内容・社風など、疑問を放置せず質問することが入社後のミスマッチ防止につながります。

理由2:採用担当者の印象に残れる
会社説明会は採用担当者に顔・名前を覚えてもらえる場でもあります。事前に企業をしっかり調べていることをアピールしながら積極的に質問することで、志望度の高さを示せます。

会社説明会で聞いておきたい質問例6選

質問1:会社概要・事業内容に関する質問

基本情報はすでに公開されているため、内容を踏まえた深掘りの質問が求められます。事前に調べた上で疑問に思ったことを質問することで、入念に準備してきたことが伝わります。

■ 質問例(会社概要・事業内容)

  • 「競合他社が〇〇方向に戦略を打ち出している中、御社が△△の方針を選んだ理由を教えてください」
  • 「御社の〇〇事業に興味をもっております。新入社員や若手が〇〇の事業に携わった実績はありますか?」
  • 「御社は昨年、海外進出をされましたが、〇〇の地域を中心に展開している理由について教えてください」

質問2:仕事内容に関する質問

実際に働いている先輩従業員が参加している会社説明会では、新入社員時代の仕事内容も聞いておきましょう。入社直後のミスマッチ防止につながります。

■ 質問例(仕事内容)

  • 「1日のスケジュールについて、仕事の流れを大まかに教えてください」
  • 「新入社員のときに、力を入れて取り組んでおいて良かったことは何ですか?」
  • 「これまでの業務の中で、もっとも困難だったことは何でしょうか。乗り越えた方法も教えていただきたいです」

質問3:社風に関する質問

社風はインターネットだけではわかりません。従業員が職場でどのようなことを感じているかを聞くと、自分が理想とする職場とのマッチ度が確認できます。

■ 質問例(社風)

  • 「御社の社風について、入社後にギャップを感じた部分はありますか?」
  • 「従業員の方は、どのようなタイプの方が多いのでしょうか。年齢や男女比とともに教えていただきたいです」
  • 「他部署との交流はありますか?」

質問4:働き方に関する質問

条件のみを聞きすぎると「企業ではなくメリットで選んでいる」と誤解されます。企業や仕事への関心から質問していることが伝わるような言い回しを意識しましょう。

■ 質問例(働き方)

  • 「御社は男性従業員の育児休暇取得に積極的だとうかがいました。実際の取得率を教えてください」
  • 「御社の独自の福利厚生の中で、○○さんが特に嬉しいと感じているものは何でしょうか」
  • 「御社の繁忙期・閑散期について教えてください」

質問5:入社後のキャリアパスに関する質問

求人サイトのキャリアパスはあくまで標準的な情報です。実際に従業員がたどっているキャリアパスを確認しておくことで、入社後のミスマッチを避けられます。

■ 質問例(キャリアパス)

  • 「御社の〇〇職種に興味があります。どのようなキャリアパスがあるのか教えてください」
  • 「将来的には〇〇のポジションを目指しております。キャリアパスの事例を教えてください」
  • 「御社のキャリアアップ支援は、どのようなものがありますか?」

質問6:選考に関する質問

企業が求める人物像を把握しておくことで、面接での自己PRに活かせるだけでなく、入社後のミスマッチも防げます。

■ 質問例(選考・求める人物像)

  • 「若手社員には今後どのように成長してほしいと思っていますか?」
  • 「御社で特に活躍している方々には、共通点はありますか?」
  • 「○○さんが一緒に働きたい、仕事を任せたいと思う人物像を教えてください」

質問するときのマナー6つ

◆ 質問時のマナー6つ

マナー1:最初に大学名と名前を伝える
「○○大学△△学部の□□と申します」と大学名・氏名を名乗ってから質問しましょう。名乗ることで採用担当者の印象に残りやすくなります。学部・学科名が長い場合は大学名・氏名のみでもOKです。

マナー2:質問は簡潔にまとめる
結論から話し、具体的に何が聞きたいのかを明確にしましょう。冗長な質問は意図が伝わらず、担当者・他の就活生の時間を無駄にします。質問は事前にメモして準備しておきましょう。

マナー3:複数質問する場合は先に伝える
「2点質問があるのですが、よろしいでしょうか」と先に確認することで、担当者が時間配分しやすくなり、優先順位の高い質問も確実に聞けます。複数質問する場合も2点程度に留めましょう。

マナー4:回答後にお礼を言う
回答をもらった後は必ずお礼を伝えましょう。「ご丁寧に回答いただき、ありがとうございます」と伝えると、礼儀正しさが際立ちます。

マナー5:回答を聞く姿勢に気を付ける
背筋を伸ばし、相手の目を見て話を聞きましょう。スマートフォンを見ること・よそ見は厳禁です。他の就活生が質問している間も聞く姿勢を保つことが大切です。

マナー6:相槌やリアクションを意識する
適度な相槌・頷きは「集中している・理解しようとしている」という姿勢を伝えます。オンライン説明会ではカメラ越しで表情が伝わりにくいため、特に意識しましょう。

避けるべきNGな質問3つ

! 避けるべきNG質問3つ

NG1:調べればわかる質問
事業内容・勤務地・福利厚生・前年度売上など、コーポレートサイトや求人サイトで公開されている基本情報の質問は「事前準備を怠っている」と受け取られます。公開情報を踏まえた深掘りの質問にしましょう。

NG2:他の学生と同じ内容の質問
他の学生がすでに質問した内容を繰り返すと、周囲の話を聞いていなかったと思われます。他の学生の質問・回答にも耳を傾け、重複しないよう配慮しましょう。

NG3:企業が回答しにくい質問
離職率・人事評価の詳細・企業の不祥事・従業員のプライベート・配属先・転勤の有無など、直接聞くのは失礼になる質問は避けましょう。どうしても聞きたい場合は言い回しを工夫する(例:離職率 → 定着率、不祥事 → 「その後のイメージアップ戦略について」など)ことがポイントです。

まとめ

◆ この記事のまとめ

  • 会社説明会の質問は「企業理解の深化」と「採用担当者への印象づけ」の2つの目的がある
  • 聞いておきたい質問は会社概要・仕事内容・社風・働き方・キャリアパス・選考の6カテゴリ
  • 質問マナーは「名乗る・簡潔にまとめる・複数なら先に伝える・お礼を言う・聞く姿勢・リアクション」の6つ
  • NGな質問は「調べればわかること・他の学生と同じ内容・企業が回答しにくいこと」の3つ

会社説明会は、企業情報を深く知りながら採用担当者に爪痕を残せる貴重な場です。
この記事の質問例を参考に、事前にしっかり準備して臨みましょう。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。