ESの書き方に悩んでいる方や、「とりあえず完成したものの、十分な内容になっているかわからない」と困っている方は、ES添削サービスを活用しましょう。ES添削サービスなら、客観的な視点で公平に内容を評価してくれます。
今回は、おすすめのES添削サービス10種類について、特徴別にまとめて紹介します。
目次
エージェント型ES添削サービスの特徴は、プロの就活エージェントによるES添削を受けられることです。エージェント型ES添削サービスを利用すると、自分が志望する業界や企業を前提としたアドバイスをもらえます。
業界や企業に対してどのような方向性でのアプローチが効果的なのか、就活エージェントがアドバイザーとしてプロの目線で指導してくれます。
志望する業界・企業に適したエピソードや強みを一緒に考えてくれるので、ESの完成度を上げたい方はもちろん、まだ方向性すら決められていない方にも最適なサービスです。ESの書き方を教えてくれたり、時間をかけて細かな部分まで添削してくれたりします。
本選考まで長期的にサポートしてくれるところもあり、面接との一貫性もしっかりもたせられるのが魅力です。
ここでは、おすすめのエージェント型ES添削サービスを紹介します。
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する、年間1万人をサポートしている就活サポートサービスです。専門のアドバイザーが1on1で対面形式で詳しくES(エントリーシート)を添削してくれます。
https://jobspring.jp/lp/05/192
HRクラウド株式会社が運営するエージェント型の就活サービス、「JobSpring」は、就職活動において貴重なサポートを提供しています。
JobSpringでは、キャリアアドバイザーとの個別のカウンセリングを通じて、これまでの人生を振り返り、あなた自身の本質や価値観を明確にし、就職活動における方向性を探求します。このプロセスを通じて、あなたの強みや志向性を最大限に引き出し、ESを添削してくれます。
ホワイト企業認定の運営事務局「株式会社ソビア」が提供する人材紹介サービス「ホワイトマッチ」。
登録は、LINEの友達登録をしてメッセージを送るだけで、ホワイト企業認定を取得している優良企業の紹介やESの添削など、就職活動を一貫したサポートを受けることができます。
https://job.rikunabi.com/agent/
新卒の就職活動から社会人の転職まで、幅広くサポートしている大手企業リクルートのサービスです。専任アドバイザーが一人ひとりと向き合い、納得がいくまで手伝ってくれます。非公開求人も豊富です。
ES添削のみならず、面接の指導や履歴書のアドバイスももらえるので、就職活動を全面的にバックアップしてほしい方にぴったりです。履歴書1枚で複数の企業に応募できる点も、大手ならではの画期的なサービスと言えます。
ツール型ES添削サービスは、専用アプリやサービスで手軽にES内容をチェックしてもらえる方法です。サービスを利用するときは事前にアプリをインストールするか、Webサイトにアクセスして、ESを写真またはテキストで送付します。
添削方法や結果に関するアドバイスは、サービスによってさまざまです。AIが自動で添削する場合もあれば、チャット形式で担当者と添削内容についてやり取りできるサービスもあります。
ツール型ES添削サービスのメリットは、手軽で比較的スピーディーに添削結果を受け取れることです。企業への提出まで時間がない方や、第三者に最終チェックしてもらいたい方に適しています。
ここでは、おすすめのツール型ES添削サービスを紹介します。
https://doda-student.jp/app/es.html
大手求人サイトdodaの就活生向けサービス「doda新卒エージェント」による、アプリタイプのES添削ツールです。スマートフォンでESを撮影して、アプリにアップロードするだけの手軽さが魅力で、すでに1万ダウンロードを突破しています。
アップロードされたESはプロが個別に添削して、アプリ上で返却される仕組みです。1つの課題に対して1回のみの制限があるものの、誰でも無料でプロ目線のフィードバックをもらえます。観点別評価を取り入れており、強み・弱みが瞬時にわかるところも魅力です。
AIが、自動でESの文章構成や内容の適切さを評価してくれるツールです。LINEアプリユーザーなら、友だち追加でいつでも無料で利用できます。アプリを新たにインストールする必要がありません。
内定くんのメリットは、添削にAIを活用しているためフィードバックを即座に受け取れることです。3分で内定レベルのES作成ができることを売りとしており、志望業界に特化した評価やアドバイスでサポートしてくれます。
AIを活用した、就活全般のサポートツールです。ES添削のみならず、作成や自己分析、逆質問の準備などもサポートしてくれます。
就活AIのメリットは、会員登録が不要で気軽に活用できることです。個人情報の入力は避けたい方や、アプリをインストールしたくない方に向いています。添削してもらえるのは志望動機、ガクチカ、自己PRの3つに限られるものの、短時間でフィードバックを得られます。
OB・OG訪問のサービスは、先輩や社会人にESを添削してもらえます。ES作成や修正を繰り返し、内定を勝ち取った実務経験者からのアドバイスを得られる安心感が魅力です。
志望する業界や職種のOB・OGに添削依頼ができるので、経験に基づいた具体的なフィードバックを受け取れます。タイミングが合えば、同じ大学出身の先輩とマッチングできる場合もあり、リラックスした状態で相談できます。
また、就活経験者の立場から、ES以外に対策しておきたいことや準備しておくべきことについて教えてもらえることも、OB・OG訪問のサービスならではのメリットです。
マッチング相手の経験やスキルに左右される部分もあるものの、プロ目線やAIとは異なる視点でアドバイスもらえる機会は、貴重と言えます。
ここでは、OB・OGに依頼できるサービスを紹介します。
社会人が就活相談に応じてくれるOB・OG訪問サービスです。無料かつ自分で相談相手を選んで直接応募するので、気軽に利用できます。マッチングの参考となる、レビュー評価もあります。
サイトのコンセプトは「社会人のお願いを叶える代わりに就活相談ができる」ですが、難しいことは言われません。「今月中に面接練習しませんか?」「オンラインで相談しませんか?」など、就活生のサポートに徹した要望を提示している社会人がほとんどです。
ES添削はもちろん、就職活動全般を相談できます。実践的なアドバイスを得たい方に向いています。
オンラインで大学のOB・OG訪問ができるサービスです。大手企業に就職したOB・OGの参加も多く、ESの作成方法を含めた就職活動全般について相談できます。
注意点は、利用できるのは一部の大学に限られていることです。自分の大学が登録可能な対象に含まれているかどうか、事前に確認しましょう。また、原則として同じ大学の先輩とマッチングされるシステムです。他大学の方とはマッチングできません。
全国のOB・OGと、チャット形式で相談できるサービスです。無料会員登録した後、専用サイトで条件を入力して検索し、気になる人がいればトークを申し込みます。聞きたい話題を選ぶだけでトーク画面に移動できるので、面倒な訪問手続きを避けたい方におすすめです。
利用した学生からOB・OGに対するコメントが公開されており、どのような人なのか事前に評判をチェックできます。幅広い話題に対応しているため、業界研究や面接対策にも適しています。
サービスを利用するほかにも、ES添削を依頼できる場は複数あります。
大学のキャリアセンターには、専門のアドバイザーが在籍しています。ESの添削や就職相談を随時行っており、学生や卒業生は無料で利用できます。
ESは添削のみならず、ゼロからの作成にも付き合ってくれます。マンツーマンでアドバイスを受けたい方や、面接対策や企業研究のサポートも受けたい方に向いています。
大学には、就活を経験した先輩が多く在籍しています。先輩が卒業するまでの残り時間は、実際に内定をもらった経験者から、選考で役立つアドバイスをもらえるチャンスです。
同じ業界や企業を志望していた先輩なら、具体的なフィードバックや当時の失敗に基づいた学びを教えてもらえます。
家族や友人からのES添削も、効果的です。誤字脱字やわかりにくい表現はないか、ダブルチェックしてもらえます。
身内の気軽さで何度も添削を依頼しやすい上、本音を言ってもらいやすいこともメリットです。プロではなくとも、自分では気付かないような視点からのフィードバックを得られます。自分のことをよく理解してくれている相手なら、自己分析や自己PRに効果的なアドバイスをしてくれるでしょう。
ESは一度作成して終わりではなく、何度も添削してもらい、完成度を高めることが大切です。
第三者にESを添削してもらうと、次のメリットが期待できます。
第三者視点で内容が意図した通りに伝わっているか、わかりにくいところはないかチェックしてもらえます。自分ではわかりやすく書いたつもりでも、他者にとってはイメージしにくい表現になっていることもあります。
志望動機や自分の長所を知ってもらうためには、きちんと伝える文章力や構成力が必要です。添削を受けて少しずつ改善すれば、簡潔でわかりやすい文章に仕上げられます。
経験者やプロによる添削を受けると、どのように展開するべきか、最初の一文で何を伝えるべきかなど、より具体的な指摘をもらえます。
ESを含めた就職活動に用いる書類は、誤字脱字に注意しなくてはなりません。誤字脱字が多い提出書類は、企業に対して「雑な人」「自社の志望の優先度が低い」といったマイナスの印象を与える原因となります。
第三者によるチェックは、内容のみならず誤字脱字の発見にも効果的です。本人は作成時に同じ内容を繰り返し読んだり書き直したりするため、セルフチェックのみでは見落とす場合があります。
日本語表現におかしいところはないかを確認してもらう意味でも、第三者にESを読んでもらうことは大切です。
ESを第三者に見てもらう最大のメリットは、客観的な意見をもらえることです。自分ひとりで考えると視野が狭くなり、アピールすべき長所を見落としかねません。
プロでなくとも、家族や友人など周囲の人にESを読んでもらえば、主観では気付かない自身の長所や内容の改善点を洗い出せます。読んだ人がどのような感想をもつのか、他者の視点から確認してもらうことで、説得力のあるESに仕上げられます。
関連コンテンツ
ES添削サービスの利用には、いくつかの注意点があります。ここでは、代表的な3つの注意点を解説します。
プロによる添削でも、内容が必ずしも100%正しいとは限りません。利用者や業界への理解度が低い担当者もおり、誤ったアドバイスや前回と矛盾した内容を言うこともあります。
添削結果をすべて真正面から受け止めるのではなく、自分が志望する業界・企業に合った内容かどうかを見極めたうえで活用することが大切です。あくまで着眼点の参考としつつ、自分でも考えながらアドバイスを反映させましょう。
どのES添削サービスを利用するかによって、受けるアドバイスは大きく異なる場合があります。アドバイスに違いが出る理由は、下記の通りです。
・サービスごとに評価基準や添削方針が異なる
・AIを利用している場合もある
ES添削サービスは、プロが自社のノウハウをもとにアドバイスしています。サービスの提供会社ごとに蓄積しているノウハウは異なり、評価基準や添削方針にも違いが出ます。
また、利用したES添削サービスが生身の人間による評価を採用しているのか、AIを活用しているのかの違いも、アドバイスが異なる理由のひとつです。AIを活用した添削は簡易的なものが多く、生身の人間によるプロのアドバイスとは、切り口やボリュームが異なります。
複数のサービスを活用して、共通するアドバイス部分を中心に改善しましょう。自分の強みをしっかりとアピールできるアドバイスを選び、ブレがあるフィードバック部分は必要に応じて柔軟に取り入れることが大切です。
ES添削は、利用するタイミングやサービスによってフィードバック内容が異なります。添削に頼りすぎると、画一的な表現になったり自分の強みを生かしきれない内容になったりします。企業は独自性のあるESを評価する傾向にあるため、型にはまりすぎないように注意が必要です。
ESは全体の完成度を上げるのみならず、自分の強みや個性を表現できているかどうかも大切です。添削結果を意識しすぎるあまり、自分らしさを失うことがないようにしましょう。
個性を残しつつ、伝わりやすい文章を心がけると、採用担当者の目にとまりやすいESに仕上げられます。
就職活動において、ESの添削は不可欠です。第三者による評価を参考に、志望する業界・企業に合ったESに仕上げる必要があります。
最近はプロのアドバイザーがサポートしてくれるES添削サービスや、気軽に利用できるAI活用のツールも登場しています。ESの完成度を高めるためにも、積極的に活用しましょう。
ただし、アドバイスに従いすぎないことも大切です。あくまで参考としつつ、自分らしさをアピールできる内容に仕上げることも意識してください。
関連コンテンツ